手術を終えて通常の暮らしを取り戻しつつあります。夕立ちというか、ゲリラ豪雨というか、通り雨というか、天気が不安定な日が続きます。やって来た根津神社で、千本鳥居に射す雲間の日光が気になりました。
久しぶりに潜ってみました。
陽が射すと強烈なので、影が濃いです。
あまり知られていないのですが、途中に六代将軍家宣の「胞衣塚」が有ります。「胎盤など」を祀ったものです。
千本鳥居の先は「乙女稲荷」です。
先客が居ました。外国人に人気がある神社です。艶やかさが好まれるのでしょうね。
振り返る、潜ってきた千本鳥居です。
乙女稲荷に陽が射します。一瞬で天気が変わります。
お詣りします。太古、神を祀るのに朱色を使いました。緑が豊富な古代日本の風景に朱色はよく映えます。ここがそのサンプルです。朱色の左右の明り取りを緑に塗るだけでなく、祭壇の上の明り取りを素通しにして、背景の風景の緑を取り入れて、朱色とのコントラストを構成しています。
陽が陰ってもこのコントラストは、特に色彩に乏しい古代においては、正に「有り難い」情景を作ります。
そして、唐門から楼門を見ます。
色彩効果をふんだんに使って、崇拝心を誘発させる仕組みだと思います。