荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

天気が不安定な根津神社

2023年09月04日 | 散文

手術を終えて通常の暮らしを取り戻しつつあります。夕立ちというか、ゲリラ豪雨というか、通り雨というか、天気が不安定な日が続きます。やって来た根津神社で、千本鳥居に射す雲間の日光が気になりました。

 

久しぶりに潜ってみました。

 

陽が射すと強烈なので、影が濃いです。

 

あまり知られていないのですが、途中に六代将軍家宣の「胞衣塚」が有ります。「胎盤など」を祀ったものです。

 

千本鳥居の先は「乙女稲荷」です。

 

 

先客が居ました。外国人に人気がある神社です。艶やかさが好まれるのでしょうね。

 

振り返る、潜ってきた千本鳥居です。

 

乙女稲荷に陽が射します。一瞬で天気が変わります。

 

お詣りします。太古、神を祀るのに朱色を使いました。緑が豊富な古代日本の風景に朱色はよく映えます。ここがそのサンプルです。朱色の左右の明り取りを緑に塗るだけでなく、祭壇の上の明り取りを素通しにして、背景の風景の緑を取り入れて、朱色とのコントラストを構成しています。

 

陽が陰ってもこのコントラストは、特に色彩に乏しい古代においては、正に「有り難い」情景を作ります。

 

 

 

そして、唐門から楼門を見ます。

色彩効果をふんだんに使って、崇拝心を誘発させる仕組みだと思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 残暑の巣鴨新田停留場 | トップ | 「金子鉛筆製作所」車番の謎 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散文」カテゴリの最新記事