荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

がんばれ!山響部屋

2020年09月24日 | 散文

荒川の土手に近い街です。こんな幟が出ていました。ちょっと驚きです。誰が出したのでしょう? 後援会か?地元民か?

 

幟の脇の八百屋では、地元民が座り込んで井戸端会議中です。

 

屋上にマワシを干している、あれが山響部屋です。北の湖部屋の部屋付き親方だった山響親方は北の湖理事長の逝去に共なって独立し、旧北の湖部屋の間借りからこの地に移転して部屋を構えました。彼は大恩ある北の湖が応援していた貴乃花の後を追って、彼の近くに移転したのです。彼は小部屋ですが、師匠北の湖の引きもあって、相撲協会の理事です。相撲協会の理事長選には貴乃花に投票していましたが、貴乃花最後の理事選には投票しませんでした。その直後貴乃花は引退しました。そんないきさつがあります。

 

山響部屋前から向かいの八百屋を見ます。井戸端会議の最中です。気になります。

 

部屋前に彼が居ました。「看板を撮らせてね」と断って、黙って背を向けた彼の背中と共に撮りました。本場所中のこの時間に居るのは十両未満の力士です。彼らの取り組みは7日間なので、今日彼は出番が無い日のようです。部屋には十両に北はり磨が居ます。この部屋初めての関取です。その他は幕下以下に14人の力士が居ます。

 

部屋の看板です。旧北の湖部屋間借り時代は横書きの看板でした。引っ越した時に、その看板が玄関先に投げ出されていたのを覚えています。たまたま今日のようにそこに居た力士に「捨てるの?」と聞いたら、ムッとした表情で「あげる先が有ります!」と答えていました。

 

窓が空いていて土俵が見えます。この部屋には、旧北の湖部屋の看板が土俵に掲げられていると聞いています。

 

金網越しの土俵です。北の湖部屋の看板はここから見えません。

 

斜め前には先程の八百屋です。まだ会議中です。道路を渡ります。

 

八百屋の脇の路地は下町の風景です。

 

振り返る山響部屋です。

 

気になります。この幟は誰が出したのでしょうか?

店舗が無くなっていって名ばかりの商店街ですが、彼らがこうして応援しているのでしょうか? こんなに応援している街はありません。ホントに頑張れ!

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