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荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「男はつらいよ 寅次郎真実一路」の撮影現場ー3

2025年07月28日 | 散文

前回の続きです。日本橋に居ます。

後になって分かる事ですが、時代の変遷を語る映像です。東京銀行は三菱銀行と合併して、その東京三菱銀行もやがて「三菱UFJ銀行」になって現在に至ります。ここに映っている銀行の殆どが無くなりました。映画から数年後、バブルが弾けました。こんなことになるなんて想像だにしていませんでした。東京に住んで、いや違う勤めていたら、最低月に1度は六本木に行かなければならない、と思っていました。

<現在>金融業が集まっていた「宝町」です。かすかに名残りがあります。

課長さんは証券会社に勤務していました。今の「兜町」交差点です。

当時はバブル経済真っ盛りで、栄養ドリンクを飲んで24時間戦うサラリーマンが普通でした。同僚は「リゲイン」より「ユンケル」が効く、と言っていました。そのとおり、現在リゲインはとんと聞きませんが、ユンケルはイチローさんがCMしていますよね。

業務は辛かったですが、日本人がエンパイヤステートビルを買うなど、先行きに夢がありました。冬のボーナスで3万円のタラバガニを食べて、実家と家内の実家と、なぜか家内の親戚にもお歳暮していました。安月給でも、来年になればまた給料が上がる、と思っていました。今に日本人はイエローストーン公園も買うんじゃないか、なんて思っていました。今の中国人の「日本買い」みたいなものですね。

激務に耐えられず精神に支障を来した課長さんが失踪します。寅次郎は課長さんの奥さん(マドンナ)と鹿児島へ探しに行きます。捜索の旅の途中で寅次郎は、「己の心の醜さ」に気付きます。・・・この「東亜国内航空」もバブル崩壊と共に無くなりましたね。

マドンナが子供を連れてとら屋に来ます。

<現在>

<現在>

源公が、「アニキの彼女が来た!」と触れ回ります。

<現在>

この話続きます。マドンナがとら屋に来ると、物語はエンディンに向かいます。


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