千住へ行くと必ずタカラ湯を覗きます。猛暑の光が眩しい午後なのに、玄関が開いていて誰か居ます。
いつものこの時間は準備中なのに・・・?
変です!? 「ぬ」板なのに暖簾が出ています(暖簾が清々しい柄に変わりました。夏用ですね)。
「ぬ」板なのに、ガヤガヤと誰かが出てくる気配です。
老人が沢山出て来て、三々五々車に乗り合わせたり、徒歩で帰って行きました。
出て来たお婆ちゃんの一人が私を捕まえていきなり話し始めました。「今日はお風呂の日なのよ」「えっ!? 何?」「朝10時からやっててね。カラオケしたり、お芝居見たり楽しいわよ! お弁当食べて遊んでね。看護師さんも来ていて血圧なんかも計ってくれるのよ」 私はキョトンとしながらも、「そうですか!」とか、「うんうん」とか、「楽しそうですね」と相槌を打ちます。
「ちょっと待ってって、チラシをあげるから」と言ってタカラ湯へ戻って行きました。中で何か説明している声が聞こえます。やがてタカラ湯の人らしい方がこれを持って来ました。お婆ちゃんがチラシの説明をしてくれます。せっかく一所懸命説明してくれるのでついつい私も質問します。「入場200円で朝から昼過ぎまで遊べるんですか?」 「そうよお、安くて楽しいわよお」 「お弁当は500円で用意してくれるんですか?」 「お弁当なんて家にあるものを適当に詰めて持って来れば良いのよ。それが面倒ならコンビニで好きなもの持って来れば良いのよ」
2枚目が(当初は表裏1枚のチラシだったようです)これです。週に5日このようなイベントが行われているようです。彼女の説明が続きます。「こうしてね、足立区のお風呂屋さんが持ち回りでサービスしてくれてるのよ」 「足立区が主催で?」 「そうよ、年寄りの閉じこもりを防いで元気になる為にね。あんた歳は幾つ?」 「えっ、、前期高齢者です」 「じゃあ問題なし! あんたヒマなんでしょう?」「は、はい」「ほら、タカラ湯は木曜日ね。来週はお盆で休みだから、いらっしゃいよ次の木曜日に」 「はあ、」 「待ってるからね!」と去って行きました。
新垣結衣や石原さとみが訪れた店内に興味はありますが、彼女の勢いに押されて大事な事を言いそびれてしまいました。私、足立区の住人じゃないんです・・・
4台設置に見合う売上があるはずです。
タカラ湯の敷地だから、タカラ湯に手数料を払っているはずだし。
1、2台ならともかく、4台とは驚きです。
この自販機の料金設定は高いです。タカラ湯の手前の自販機も高いです。今、価格破壊が起こっているのか自販機の飲料が安くなっていますが、ここは130円のままです。
ちょっと離れると110円で売っています。風呂上がりの需要があるんだと思います。
自転車で散策しているとよく自販機を利用します。私には20円の差は大きいので気になるところです。