荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「日の出湯」が閉店していた風景

2022年12月30日 | 散文

三ノ輪の路地を走っていたら、銭湯に遭遇しました。唐破風の玄関屋根を頂いた本格銭湯の風情です。

 

「日の出湯」との看板が有りました。銭湯はめでたい名前を付けます。日の出の勢いです。

 

コインランドリーが営業中です。誰も居ないけど、洗濯物は回っています。

 

木彫も立派です。波に鳳凰です。正に日の出の勢いです。

 

閉まっている玄関の隣に貼り紙が有りました。

 

嗚呼、閉店のお知らせです。

 

寂しくなって玄関前を見ます。鮮やかな看板が目を射ます。酒屋です。

 

好い風情です。

 

暖簾が年月を語ります。酒屋も少くなりました。

 

もう一度、日の出湯を眺めます。周囲は、高層マンションの建設工事中でしょうか?もう来ることは無いかも知れません。

 

今年は多くの銭湯の閉店に出逢いました。東日暮里の帝国湯、千住の大黒湯、千住柳原の松の湯、江東区大島の竹の湯、上落合の梅の湯等々。残して欲しい日本の文化ですが。。。


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