先日ここでかき氷を食べました。その時気になっていたかき氷のメニューが有りました。それ以来ずっと気になっているので再訪しました。
イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイに並んで「スイ」が有ります。私は「スイ」を知りません。 質問します。「『スイ』ってなんですか?」 店の息子が答えます。「『スイ』ってその、『みぞれ』のことです。一番オーソドックスな、透明の」 「ああ、『みぞれ』なら知ってる。じゃあ『ミルクスイ』を下さい」
息子が戸惑います。「えっ!? ミルクスイですか?」 「そう、メニューには無いけど、『ミルクいちご』のように、スイにミルクを加えて、」 氷を作るのは彼じゃなくて両親の役目らしいです。ラーメン等の他の料理もそのようです。
奥の父親に向かって言います。「ミルクスイだって。スイにミルクを入れて・・・」と、私の説明を復唱します。ゴソゴソとおやじが出てきて、「ミルクスイ?」とか言いながら作ってくれました。父親が私の前に置いたのがこれです。「どうぞ、ミルクとスイが入っています」
上から見ます。先日食べた「ミルクいちご」と違って、コンデンスミルクが上にたっぷり乗っています。乗せ方は西日本風です。初めて作ったので戸惑って手順を忘れたのでしょうか? まあ良い。いつものように慎重にスプーンを抜きますが、いつもどおり少し氷をこぼして食べました。期待どおりの味です。これに小豆餡を入れたら「ミルクあずきスイ」又は、西日本風に言うと「みぞれミルク金時」かな? どうしようもなく甘いだろうなあ・・・。
食べながら見る店内です。一般的な下町の店です。大きな熊手が目立ちます。「熊手って、店が繁盛するように毎年大きくするんですよね。それで、買うときは値切るんですよね。言い値から値切って買って、『これはご祝儀だよ』って、値切った分も合わせて支払うのが江戸っ子の粋なんですよね」 なんて、四国生まれの人間が江戸っ子にウンチクを垂れながら食べました。
話題が途切れた後、客は放ったらかして奥に引っ込みました。この無警戒感、下町は素敵です。
「スイ」を知りませんでした。
「ただの砂糖水をかけたものだけど、氷の味が一番よくわかる。」
と書かれていましたが、
いまだに「スイ」に出逢ったことがありません。(?_?)
今日も訪問して、オヤジさんと息子と「スイ」の話になりました。
オヤジさん曰く、「東京では『スイ』ですよ」
息子は、「そういえば、この界隈以外では聞いた事ないなあ・・・」
美味しんぼで「スイ」が登場した舞台は何処か気になります。
「美味しんぼ」に「スイ」が登場した場所は、
東京近郊の海水浴場の海の家でしたよ。
さて、東京近郊の海水浴ですか?
・・・「スイ」の呼称は狭い範囲みたいなので、該当する海岸が思い当たりません。
見に行こうと思ったけど、残念!!