荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

下津池の棚田ー2

2016年08月30日 | 散文
一番上の家の下にはきれいな棚田が続いています。


もうすぐ収穫です。


一方、こちら側はもう田んぼではありません。
畠になっていますが、作物がありません。

眼下には国道が見えます。

畠の下にコンクリート製のタンクがありました。
生活用水だと思います。

時代が下って、情報が豊富になって他所の生活を知ると、このような生活はしたくないと思考し始めます。
若者は軽労働と文化的生活に憧れます。
こんなに国道が近いと尚更です。

棚田の地域に戻ります。


田んぼが続きます(上部に偶然トンボが写っていました)。


美しい棚田ではあります。






通り過ぎるとまた、田んぼでなくなった地域に来てしまいました。

つまり、棚田は集落の中心部にしか残っていません。

こちらも荒れています。


そのまま通り過ぎると、


小さなお地蔵さんがありました。


お参りして、お地蔵さんの裏から見上げます。

棚田を維持するのは大変のようです。
農村そのものを維持する事自体大変です。
ここや千町のように目に見える所に道路ができると、若者は流出します。
そして、こんなしんどい所には、二度と戻って来ません。
今、多くの棚田はボランティア活動に支えられて維持できています。
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下津池の棚田ー1

2016年08月30日 | 散文
千町の棚田を出て、更に山奥に向かって走ります。


道路脇の看板です。
高知が近いです。


トンネルを抜けます。


正面右手の丘に神社があります。
神社手前の道は笹ケ峰への登山道です。

後で、左に上がる小さな道を行きます。

先ず、神社の境内から棚田を観ます。


先程の小路を上がって行きます。


お墓だと思います。


少ない水を大切に扱っています。


棚田が見えて来ました。


更にこの石段を上がって行きます。


あの民家に至る道です。

猪避けの扉でしょうか?
夜には閉鎖するのでしょう。

更に上がって行きます。


たんぼの中にもお墓があります。

狭い土地の極限まで米を作る想いが伝わります。

一番上の家の前から集落を望みます。


農道を歩きます。


全ての棚田が生きている訳ではありません。


畠に転換したものの、作物を作っていません。


ここでも棚田及び村の維持が困難になっています。


ここにもお墓がありますが、荒れています。

この一族は離村したのでしょうか?

次回に続きます。
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