荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

大使館を訪ねてー36(アラブ首長国連邦、マレイシア、モンゴル)

2016年08月18日 | 散文
「アラブ首長国連邦大使館」
南平台の高級住宅地に国旗が見えます。


アラブ首長国連邦共和国大使館です。
中東の産油国として知られています。


略称UAE(英: United Arab Emirates)でも知られている西アジア・中東の国です。
アラビア半島のペルシア湾(アラビア語圏ではアラビア湾と呼ぶ)に面した地域に位置する7つの首長国からなる連邦国家で、首都はアブダビです。

東部ではオマーンと、南部および西部ではサウジアラビアと隣接しています。
カタールとは国境を接していないものの、カタールとの間のサウジアラビアの一部地域の領有権をめぐり論争があります。

1971年にアブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラの各首長国が集合して、連邦を建国しました。

翌1972年、イランとの領土問題で他首長国と関係がこじれていたラアス・アル=ハイマが加入して、現在の7首長国による連邦の体制を確立しています。
(ウキィペディアより)


「マレイシア大使館」
南平台の旧山手通りの坂の途中にある立派な建物です。


高級住宅地の中でも、この白い建物が映えます。

東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主制国家で、イギリス連邦加盟国です。
タイ、インドネシア、ブルネイと陸上の国境線で接しており、シンガポール、フィリピンと海を隔てて近接しています。
ASEANの一員です。

日本語では多くの場合「マレーシア」と表記しますが、ここでは大使館玄関での日本語表記の「マレイシア」とします。


マレイシアとは「『ムラユ (Melayu)』の国」の意味ですが、この「ムラユ」という言葉自体は、サンスクリット語で「山脈のある土地」を意味する「マラヤドヴィパ (Malayadvipa)」を語源としています。
古代インドの時代には、交易商たちがマレー半島を指すときに使う言葉でした。

その後、7世紀の唐の僧侶の義浄による記録に現れるスマトラ島に存在したシュリーヴィジャヤ王国(3世紀 - 14世紀)の他称『ムラユ王国(英語版)』として継承され、近代に入ってからフランス人の探検家ジュール・デュモン・デュルヴィルによってマレイシアという言葉が生み出されました。

もっとも、当時は現在のマレイシアのみならず、東インド諸島全体を指し示していました。
そのため、現在のフィリピンが独立する際、国名をマレイシアとする案もあったとされますが、フィリピンよりも先にマラヤ連邦(現在のマレイシア)が先に自らをマレイシアと呼称するようになり、現在に至っています。
(ウキィペディアより)



「モンゴル国大使館」
旧山手通りを北上して山手通りに合流します。
東京大学駒場キャンパスの北西にある神山町に来ました。
住宅街にモンゴル国大使館があります。


東アジア北部に位置する国家です。
東と南を中華人民共和国(中国)・内モンゴル自治区と、西を中国・新疆ウイグル自治区と、北をロシア連邦とそれぞれ接する内陸国で、首都はウランバートルです。
モンゴル民族の居住地域であるモンゴル高原のうち、清国支配下において中国語で外蒙古と呼ばれたゴビ砂漠以北の一帯にほぼ該当する領域を国土としています。

これに対し、南部の一帯が内蒙古で、現在は中国領とされており、「蒙古族」(中国国籍のモンゴル人)のための「民族区域自治」単位として内モンゴル自治区等が置かれる事で実効支配されています。

モンゴルは、今でも民衆には反中感情があり、ダヤル・モンゴル運動等複数の極右団体が中国・韓国系の文化・住民の排斥を訴えています。
彼らの主張を支持する層は広範に存在し、例えば、彼らは広告や看板に漢字やハングルを使用させず、見つけた場合は看板を取り外し、店を破壊すると宣言しています。

かつてウランバートルには漢字やハングルが溢れていたが、今やほとんど存在しません。
店主たちは襲撃を避ける為に、看板を自主的に塗り替え、それが社会的に容認されています。

一方、モンゴルが産出する鉱物の半分以上が中国へ輸出されています。
また、カシミヤの原毛も中国へ輸出されています。
そのため輸出で中国に9割も依存しているモンゴルは中国の製造業の原料供給基地化しています。

もともと、清朝がモンゴルを支配していた20世紀初頭までは、漢民族の高利貸しがモンゴルに進出し、モンゴル人は借金漬けでした。
こうした歴史的背景と、鉱業の利権を盗まれているという意識から、一般のモンゴル人にとって中国は、モンゴルにおける悪しき事柄の源泉であるという認識が確立しています。
中国はモンゴルのナショナリズムを否定的な側面から鼓舞する最大の負のイメージです。
(ウキィペディアより)

一方、日本との外交関係は1972年2月24日に樹立され、2004年11月に在モンゴル日本国大使館が実施した世論調査では、「日本に親しみを感じる」と答えた回答が7割を超えたほか、「最も親しくすべき国」として第1位になるなど、現在のモンゴル国はきわめて良好な対日感情を有する国となっています。

何より、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜の直近の横綱4名に加え、高齢での幕内初優勝を達成した旭天鵬など多くの大相撲力士を輩出し、歴代外国人力士の最多輩出国となって「国技大相撲」を席捲しており、残念ながら今やモンゴル人抜きでは競技レベルの低下が著しく興業が成り立ちません。
そして何より、日本人のルーツであるモンゴロイドの国です。

次回に続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする