荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

東京六大学野球を見に行く

2014年10月04日 | 散文
東京六大学野球を時々見に行く。
そもそものきっかけは、11年前のドラフトの目玉であったW大のT谷選手が我がTガースに入団してくれる(自由獲得枠でOKした)と聞いて見に行ったのである。
もっとも、あれからも春と秋のシーズン夫々1~2回見に行くだけであるが・・・。
従って、面白い試合を選んで行く事にしている。
つまり、弱いT大の試合が無い日を選んで行く。
ところが、先週と再来週の都合が付かず、今日T大の試合を見に行く事になった。

そして、行って良かったと思う事が二つあった。


その1。
エラー絡みで11点取られた弱いT大が、大差を付けられながらも、8回・9回に粘りを見せて合計5点取った。
合計13安打も放った。

その粘りもさることながら、ショートとレフトの守備が代表する彼らの姿が心に残った。
彼らは他の大学の選手と比べて野球が上手くない。
彼らは野球をする為に大学に入った訳じゃないから当然である。
その守備で彼らは強烈な打球を後に逸らさないように胸に当てて前に落とした。
負けているT大生が、それでも体を張る姿に感動してしまった。


その2。
W大の応援団のリーダーが女性だった。
学ランを着て、髪をショートカットにして、応援団の前に立っていた。
7回の攻撃前に校歌を歌う。
シンと静まりかえった球場に、応援団をリードする彼女の声が凛と響いた。

彼女は卒業したら何をするのだろう。
もし機会があったら、例えば政治家とかを志したりしたら、応援したいと思ってしまった。
真剣な生き様に接すると、凡人は応援するしかない。
彼らに幸あれ。
コメント
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