映像:『高岡の森弘前藩歴史館』に展示されている津軽信政の愛刀鞘
津軽(弘前)藩中興の祖ともいわれる津軽信政を祀る高照神社境内に
弘前市が「高岡の森弘前藩歴史館」を建築して2018年4月にオープン
した。紆余曲折の結果漸く津軽藩の宝物を整理保存する施設が出来た。
記録:歴史館には約5千点の宝物、津軽藩所縁の品々が保管されてる。
開館記念展示ではその内、59点{津軽信政着用鎧(複製)、
所用脇差(大小)、馬具甲冑、弓矢、馬印など}が展示された。
参照:高照神社(青森県弘前市)
小国郷(南小国町)は鎌倉時代北条氏の所領で、鎮西奉行北条時定が
創建したとされる。国重要文化財の北条時宗像(伝)がある。この寺
を中心に発展したのが満願寺温泉。中世から見られる『寺湯』である。
宗派:高野山真言宗 本尊:地蔵菩薩 開祖(建立):北条時定
感想:阿蘇山辺境の地にあって山門は天井(頭上)に鐘楼を備えるもの
で風格のある立派なものだ。(九州三十三観音霊場 第十六番)
2018年夜桜見物のクライマックスは、やはり桜のトンネルを有する西堀逍遥。
ここで川面にボートを浮かべて涼んでも良し。頭上の桜を愛でながら腕を組
んで歩いても良し。気ままなスタイルで、この観桜会を楽しもうではないか。
参照:晴天の満開濠の様子・西の郭西濠ボート乗り場
(2018年4月24日 弘前さくらまつり鑑賞 完)
映像:ホテル『地の涯』の内湯の奥にある露天風呂「巨木くり抜き湯」
嬉しい話題だ。2018年6月9日に世界遺産知床半島にある貴重な温泉宿が復活した。
(過去の記録:2006年9月27日)
知床半島オホーツク海岸側の温泉、羅臼岳を眺めながらの露天風呂は格別だ。今日
は生憎見えないが羅臼岳を思いながら入浴!露天風呂といい、内風呂といい自然遺産
の源泉が溢れていた。カムイワッカの強酸泉を洗い流し知床五湖トレッキングで疲
れた筋肉を癒す。又旅への活力が甦る。この宿の名が凄い!ホテル『地の涯(はて) 。
【Data】 含土類ー食塩泉 62.4 pH6.4 源泉:岩尾別温泉46ℓ/m(自然湧出)
≪速報:美味三昧 中泊メバル膳(青森県津軽半島中泊町) 2018.6.6 ≫
かねて気になっていた食:中泊メバル膳を漸く口にした。ニッコウキスゲが
美しい時期ベンセ沼、高山稲荷を訪ねて丁度昼時。奥津軽一押しがこの中泊
メバル膳。東京築地市場では高級魚として名高い食材がご当地グルメで登場。
記録:デビュー一年半で3万5千食を達成。因みに一食1400円(ピュアレストラン)
構成:①メバル刺身姿盛、②メバル熱々煮付け③イカ刺しごはん④シジミ汁
食感:珍味メバル刺身はヒラメとマグロと鯛を合わせたような食味であった。
参照#中泊でもっとも人気の温泉民宿(夏季限定)「竜泊温泉」
参照:新ご当地グルメネットワークあおもり(S-1)の田子ガーリックステーキごはん
夜桜見物や出店漁りをしてふと空を見上げれば、半欠けお月さんが空の上から
弘前城の桜を見降ろしていた。人は見上げ月は見降ろす。さくらは上下どちら
からでも鑑賞できるのだ。地上の喧騒とは掛け離れた、桜と宵待ち月のコラボ。
三の丸を隔てて中堀があり内北之郭を守る様に二の丸にあるのが丑寅櫓。
三の丸、四の丸に睨みを聞かせる位置。この櫓は余り目立たないが、四
の丸から上がってくると立ちはだかる様に姿を現す。桜と堀に華やぐ姿。
参考:江戸期に四の丸は北の郭と称し通り口の賀田橋を渡りクランクに
賀田門があった。観光物産販売所(プレハブ)手前二の丸は堀で防御。
参照#弘前城(津軽藩)探訪紀行
弘前城で白日の桜を堪能した後。目指すはライトアップされた夜桜鑑賞。
今日は長~い一日。しかし今の桜は今しか鑑賞できない。一日万歩の思
いで夜桜見学に。先ずは西の郭越しに、赤く染まる桜と岩木山を眺望す。
参照:弘前市役所屋上展望台から眺望した『岩木山桜濠(さくらまつり29)』
速報:日本温泉地域学会黒川温泉大会(熊本県) 2018.5.28
熊本県南小国町の黒川温泉で日本温泉地域学会研究発表会が開催された。
開催温泉地は今、日本で一番人気の黒川温泉。会場は南小国町大会議室。
その総会で、石川会長から会長挨拶としての発言があったので紹介する。
それは全国の温泉地で進行している原燃資金などを見込んだ公的温泉浴
場建て替え問題である。特に学会誌30号に寄稿された青森県下風呂温泉
の共同浴場建て替え問題に触れ、温泉地の在り方について警鐘を発した。
参照#下風呂温泉共同浴場建て替え問題に関する「温泉地域研究」
映像:「黒川温泉の過去・現在・未来を考える(東海大学准教授 能津和雄)」講演風景
熊本県南小国町黒川温泉で日本温泉地域学会2018年理事会・総会が開催された。
大会会場は熊本県南小国町役場大会議場。六題の研究発表と二題の講演がなさ
れた。途中、昼をはさんで理事会・総会が開催され、筆者は理事に選任された。
記録:日本温泉地域学会黒川温泉大会(理事会・総会・研究発表)が開催された。
開催地:熊本県黒川温泉郷 南小国町役場大会議室
時 間:平成30年5月27日 9:10 ~ 13:50 後、解散。
〇 自由論題:座長・・・布山 裕一 氏(流通経済大学) 9:10~10:40
♨ 国民保養温泉地・梅ヶ島温泉の形成過程 ・・・ 赤池 勇治(静岡県庁)
♨ 温泉旅館の集客現場から、今日的な『期待』のつくりかた
・・・ 細江 英明(中小企業診断士)
♨ 孔子は温泉に入ったか?論語温泉考・・・ 浜田 眞之(国際温泉研究院)
・ 鈴木 昌 (別府大学)
〇 自由論題:座長・・・長島 秀行(国際温泉研究院) 10:50~11:30
♨ 温泉を嫌う人々の声ー”温泉嫌い”の理由と特徴を探るー
・・・ 関谷 大輝(東京成徳大学)
♨ 中世の試料に見る有馬温泉の『湯女』について
・・・ 石川 理夫(温 泉 評 論 家)
♨ 古地図を活用した温泉ガイドの展望と課題~別府温泉郷を例として~
・・・ 中山 昭則( 別 府 大 学 )
〇 講演(公開) 13:00~13:50
♨ 黒川温泉の過去・現在・未来を考える・・・ 能津 和雄( 東 海 大 学 )
♨ 黒川温泉の形成機構 ・・・ 田口 幸洋( 福 岡 大 学 )
参照# 日本温泉地域学会 大会記録集
日本温泉地域学会2018年春季大会は黒川温泉で開催され、黒川温泉は大きなホテル
がないので総勢50名の宿泊は厳しい。又超人気温泉地で宿泊客も途切れないなどで
今回15軒ぐらいある温泉旅館に学会員が分宿する事となり筆者はやまびこ旅館宿泊。
映像:純愛と博愛の作家有島武郎の評論が収められた新潮社文庫本(現在青空文庫参照可)
「惜しみなく愛は奪う」この衝撃的なフレーズが大正時代に綴られたことに驚きを覚える。
人を愛するということは、相手のすべてを奪って自己のものにすること・・・という評論は
国家主義時代の背景下にあって、個人主義を論じ、なによりも強い愛情表現は先進だろう。
原文:評論の一文を下記に抜粋
『・・・人は愛人を見出すことに誤謬(ごびょう)なきことが出来る。そして個性の全的要
求は容易に愛を異性に対して動かさせないだろう。その代り一度見出した愛人に
対しては、愛はその根柢から揺ゆらぎ動くだろう。かくてこそその愛は強い。そ
して尊い。愛に対する本能の覚醒(かくせい)なしには、縦令男女交際にいかなる制限
を加うるとも、いかなる修正を施すとも、その努力は徒労に終るばかりであろう』