弘前藩歴史館は津軽藩の賢君ともいわれる津軽信政公(第四代)が使用した武具など
を中心に凡そ5千の宝物歴史料が収蔵されている。その信政公を窺がい知るのがこの
肖像画。石田三成の娘(辰子)と津軽為信の三男(信枚)の間に生まれた信義の子供。
考察:津軽信政公は堅君として名高いが、その血は戦国時代の知将石田三成から引き
継いだものに相違ない。大阪から逃れた石田三成の娘辰子は津軽信建の手引き
で名前を変え、曽野として二代目信枚の正室(徳川の姫の輿入れで後に側室)
となり、信政公の父上信義の生母(後に家康養女満天姫が輿入後満天姫が継母)。
参照:信政公の曽祖父津軽為信の銅像(弘前文化センタ∸前庭)
(2018春/さくら~ 弘前城物語 完)