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お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

富士見の湯(旭温泉)

2009年10月17日 |  ♨ 北海道 推奨湯..

映像:筆者の足は湯面下では見えない。これまでの経験では一番の黒湯。東京都蒲田
   温泉、青森県東北温泉、北海道十勝川温泉を凌ぐ、ひょっとしたら日本一かも

遠別町の富士見地区で湧出したものを運んで使用。実色は濃い褐色で、10~20cm
の透明度とされるが実際は5㎝にも満たない。肌触りは、重曹泉らしく強いヌルツル
感があり美肌の湯。この『黒』湯は『癒し』と『安らぎ』の湯と判定した次第である。

【Data】含食塩ー重曹泉 17.2℃ pH8.0 源泉遠別温泉(もち肌の湯)

 浴感:加温が必要だが、温泉と同時に天然ガスも湧出し、環境を破壊していない

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旭の湯(旭温泉)

2009年10月16日 | 💛北海道 名湯巡里.

映像:旭温泉の和式浴室の旭の湯、鮮やかな赤系色に感動する。左黒い湯、右赤い湯

北辺からさらに南下、道北では豊富温泉に次ぐ名湯:旭温泉に寄る。2種類の泉質を
保有する内の「旭の湯」は赤茶色の湯色で、もう一つの黒い湯「富士見の湯」と併せ
て『赤と黒』の温泉だ。スタンダールの名著『赤と黒』を思い起こす。この赤い湯は、
北国の『情熱』と『栄光』の湯だ。ここでも温泉の素晴らしさを体感!したのだった。

【Data】食塩泉 22.4℃ pH7.5  源泉名旭温泉(E-1,E-3,E-6,E-7の混合泉)自噴、
        黄褐色混濁、強カン味、無臭、成分17.23g/kg 加温 掛け流し

解説:二種類以上の温泉併設は全国に多数ある。規模こそ違うが『金』と『銀』の
   有馬温泉と並ぶ『赤』&『黒』の併設湯は全国でも珍しい。筆者の体験では
   この鮮やかな対色湯は此処だけだ。

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天塩川 ( 天塩郡 手塩町 )

2009年10月15日 |  🚙道央・道北紀行

   映像:天塩川中央に白い風車群が確認できる。

   いよいよ北海道を南下、途中大きな川に出会う。北北海道最大の川だ。
   河岸には風力発電所の風車が28基一列に規則正しく並んでいる。直線
   に並んでいる風車群では日本一だそうだ。天塩川:天塩岳に源を発し、
   名寄盆地を北へ流れ天塩平野に出て天塩郡天塩町と幌延町の境界を西
   へ流れ、天塩町で日本海に注ぐ。一級河川長さ256kmは日本で4番目。

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異邦人(稚咲内園地)

2009年10月13日 |  🚙道央・道北紀行
旅をしていると出逢いもある。利尻富士の撮影に夢中になっていると、自転車の青年が近づいてきた。人懐っこくグーサインで挨拶。この若者も利尻富士の雄姿に感動したらしい。沖縄生まれ、日本人と米国人のハーフ。自転車で日本一周中、各地で温かい人との交流があったとか。この旅が終わったら、故郷の沖縄へ帰るそうだ。
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大間崎灯台(下北半島ジオパーク)

2009年10月11日 |  🐵下北半島物語 .

大間崎灯台は本州最北端の灯台。普通、岬や丘の上に立つ白亜の搭を思い起すのだが
この灯台は大間崎沖合にある小さな弁天島上にチョコンと建つ可愛い灯台だ。しかし
津軽海峡を守る道標の役割は大きい。この灯台と対になる竜飛岬とで津軽海峡を守る

記録:実効光度12万カンデラ、光達距離17海里(31K)、搭高25.4ⅿ、灯火標高36ⅿ
指定:日本の灯台50選、周辺下北半島国定公園

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クサレダマ(サロベツ原野)

2009年10月10日 |  🌷樹花.庭園探訪.

 サロベツ原野はすっかり秋の佇まいだ。その中で夏の色の仲間クサレダマ
 暖色系の草花を見つけるとホットする。アキノキリンソウに次いで2種目。

 クサレダマ:別名イオウソウ(硫黄草)サクラソウ科の多年草。高さ1m50cm
       花期は夏。硫黄色の五弁の花。北海道、本州、九州の湿地帯

 分類:キク類・ツツジ目・サクラソウ科・オカトラノオ属・セイヨウクサレダマ種
 漢字:草連玉  花言葉:純情

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ノハナショウブ(サロベツ原野)

2009年10月10日 |  🌷樹花.庭園探訪.

映像:目を凝らすと花下部に蛾が止まっているのを観察。恐らく蜜を吸っている。

夏の名残りの一本だけ見つけた長沼近辺。湿地帯でも比較的水気
がある場所に可憐に咲き残る。ともすれば見逃しそうな原野に精
いっぱい咲いてる。今日の私の観察に間に合う様に頑張っていた。

野花菖蒲:ハナショウブの原種。山野の湿地や草地に群生し、茎
   は高さ0.5-1.2mになる多年草。アヤメ、カキツバタとの大
   きな違いは外花被片の基部に黄色の筋が入る。花期:6-7月

和歌:「万葉集」(巻4・675)に記載

  『おみなえし  咲沢に生ふる  花かつみ  かつみる人に恋やわたらん』(中臣女郎)

説明:中臣女郎が大伴家持に贈った歌。「花かつみ」が野花菖蒲を示しているとされ
   れるが当時アヤメも杜若も菖蒲も区別がされていない時代では詳細不明なり。

花言葉:嬉しい知らせ、優しさ、伝言、心意気、優しい心、優雅、貴方を信じる

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モウセンゴケ(サロベツ原野)

2009年10月09日 |  ✿.山野草花鑑賞

幼児期、懐かしの学び舎の裏山の額程の湿原に不思議な草木を見つけた。
アリなど小さな虫が食べられる様は不思議でしようがなかった。それが
モウセンゴケだ。もう裏山の湿地はなくなり、生活空間からこのような
植物は失せた。今日は、少年時代に還ったような植物観察の日となった。

分類:ナデシコ目・モウセンゴケ(科・属・種)   漢字:毛氈苔
効能:ナフトキノン類は抗菌作用、鎮痙作用があり、咳や喘息を抑制
   百日咳、気管支喘息などの治療や呼吸器官の筋肉を弛緩し呼吸
   を楽にしタイム(芳香植物) を混ぜたシロップは小児の咳止め使用。
花言不誠実、無神経、詐欺、セレナーデ、あなたに捧げる恋の歌
特徴:食中植物

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パンケ沼(サロベツ原野)

2009年10月09日 | 💖感動‼北海道紀行

 下サロベツ自然観察路を長沼からパンケ沼に至る。上サロベツに比べ湖沼の生物が目立つ。
 国立公園29の中で一番北の『利尻・礼文・サロベツ国立公園』。その中で比較的簡単に楽
 しめる園地。初秋に自然の恵みを感じる。何気ない水辺の景観に、ありし日の情景を想う。

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サワギキョウ(サロベツ原野)

2009年10月08日 |  ✿.山野草花鑑賞

    映像:パンケ沼周辺で見つけた『沢桔梗』…毒花にも蜜があるのか蜜蜂がとまった。
    この時期、サロベツ原野で一番目につく花が『サワギキョウ』、初秋を代表する花。

    サワギキョウ:沢桔梗 キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。茎の高さは50cmから
       100cm、美しい山野草。有毒植物としても知られる。似た毒草にトリカブト

    分類:キク亜綱・キキョウ(目・科)・ミゾカクシ属・サワギキョウ種  漢字:沢桔梗
    有毒:有毒なアルカロイドのロベリンを含有。 下痢、呼吸困難・麻痺、心臓麻痺
       を引きおこし、死亡に至ることもある。一方で、麻酔などにも利用された。
    花言:高貴、乙女の魅力、悪意、特異な才能、敵意

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イソツツジ(サロベツ原野)

2009年10月07日 |  ✿.山野草花鑑賞

イソツツジは6月~7月の草木だが、夏を惜み咲き残っていた。
別名エゾツツジ高山植物、花嫁のブーケの様な清楚な様相だ。

イソツツジ: 草丈 50~150 cm、和名由来はもともとエゾ
   ツツジと呼ぶべきところを誤ってイソツツジと呼ばれたら
   しい。低~高山の湿原、礫地、火山灰地などの常緑小低木。

分類:ビワモドキ亜綱・ツツジ(目・科)・イソツツジ(属・種)
漢字:磯躑躅  花言葉初恋

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ワレモコウ(サロベツ原野)

2009年10月07日 |  ✿.高山植物鑑賞

サロベツ原野の吾木香は白い。名前も『ナガボシノシロワレモコウ』と長~い。
上サロベツ原野での観察。8月~9月の草花だが寂しい佇まいは秋を感じさせる。

分類:バラ(目・科・亜科)・ワレモコウ(属・種) 和名:吾木香
薬草(薬効):根にタンニンサポニンが多く、止血・火傷・湿疹・うがい薬。

花言葉: 物思い、愛して慕う、感謝、変化、移ろいゆく日々

歌趣:若山牧水が「吾木香」を詠んだ歌が趣き深い。
 
     「吾木香 すすきかるかや  秋草の  さびしききはみ 君におくらむ」 

解釈:ここでの吾木香は恐らく『紅』だろう、歌は詠んだ人の境地を憶測でしか
   理解できないが、秋の季語『すすき』は人生、生活、恋心の終末・疲れを
   思わせ、一方、『紅』は血の色…生命、情熱を現す。褪せない思い、尽き
   ない希望を愛する人々へ注ぐ ~ その様に思うのは筆者だけだろうか

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アキノキリンソウ(サロベツ原野)

2009年10月06日 |  ✿.高山植物鑑賞

映像:上サロベツ原野で見つけた花、夏を惜しむかのような明るい色だ。

   サロベツ原野の初秋は花の数も量も初夏より
   少ない。ほとんどの草花は冬の準備に向かう。
   そんな中目を凝らすと秋の花々が見えてくる。

種類:キキョウ類・キク(目・科・亜科)・アキノキリンソウ(属・種) 
漢字:秋の麒麟草
薬効:健胃、利尿、膀胱炎、頭痛、喉の腫れ・痛み、腫れ物

花言葉警戒、警告、要注意、用心、予防、安心、症例、幸せな人生

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ウメバチソウ(サロベツ原野)

2009年10月05日 |  ✿.高山植物鑑賞

サロベツ原生花園はすっかり秋の気配。ウメバチソウを見つ
けた!  数少ない固体だ。可憐な花弁に朝露が吸い込まれる。
因みに、この花が高山に咲くと「コウメバチソウ」と呼ばれる。

ウメバチソウ:学名:Parnassia palustris)多年草。高さ10・
    ~40cm、花茎に葉が1枚と花を1個つける。8~10月
分類:マメ類・ニシキギ(目・科)・ウメバチソウ(属・種)
漢字:梅鉢草    薬効:痰を鎮めたり、利尿効果がある 
花言葉:いじらしさ 家紋菅原道真公、加賀前田藩の家紋

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サロベツへの道(豊富温泉)

2009年10月04日 |  🚙道央・道北紀行

映像:サロベツ原野付近は朝霧が濃く垂れ込めていた。左中央部にサロベツ原生花園ビジターセンターが微かに見える

豊富温泉での一夜は熟睡だった。目が覚めると一面の霧。朝霧の濃い日は…摩周湖でもそうだったが後に快晴となる。霧が晴れると視界が開けるのだ。前日雨曇りで観察できなかった利尻富士に期待を寄せ、取り敢えずサロベツ原野を目指す。

サロベツ:アイヌ語の「サルオペツ」(アシの生える川)の転化語。泥炭性の低湿地、上サロベツ原野と下サロベツ原野に分かれ、後者は利尻礼文サロベツ国立公園の特別保護地区でペンケ沼、パンケ沼など沼地が点在。

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