お湯の国 日本

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ワレモコウ(サロベツ原野)

2009年10月07日 |  ✿.高山植物鑑賞

サロベツ原野の吾木香は白い。名前も『ナガボシノシロワレモコウ』と長~い。
上サロベツ原野での観察。8月~9月の草花だが寂しい佇まいは秋を感じさせる。

分類:バラ(目・科・亜科)・ワレモコウ(属・種) 和名:吾木香
薬草(薬効):根にタンニンサポニンが多く、止血・火傷・湿疹・うがい薬。

花言葉: 物思い、愛して慕う、感謝、変化、移ろいゆく日々

歌趣:若山牧水が「吾木香」を詠んだ歌が趣き深い。
 
     「吾木香 すすきかるかや  秋草の  さびしききはみ 君におくらむ」 

解釈:ここでの吾木香は恐らく『紅』だろう、歌は詠んだ人の境地を憶測でしか
   理解できないが、秋の季語『すすき』は人生、生活、恋心の終末・疲れを
   思わせ、一方、『紅』は血の色…生命、情熱を現す。褪せない思い、尽き
   ない希望を愛する人々へ注ぐ ~ その様に思うのは筆者だけだろうか


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