
≪ 鑑賞速報:散り椿(岡田潤一主演・葉室麟原作・東映制作)2018.9.29 ≫
久し振りのシネマ鑑賞。日曜日の昼、いつもの劇場のシートにリラックスして鑑賞。感想
はやはり岡田准一の演技力だけが目立つ傾向にあるような気がした。原作者の意図は殺陣
の見事さよりは武士社会の理不尽に翻弄されながらも抗う男女の心の機微だったのでは・・・。
出演:岡田准一、黒木華、西島秀俊、緒方直人、石橋蓮司、奥田瑛士、富司純子・・・・・・他
所感:監督は名画「八甲田山」を撮影した木村大作。しかし撮影が超一流だとしても、監督
も超一流とは限らない。映像と演技とストーリーが編み出すスクリーンの感動は?
この総合力では、最近では映画「柘榴坂の仇討」以来筆者はいまだ出遭っていない。
思い:近年、黒木華という女優が気になっている。そんな華やかな女優ではないが瓜実型
の古風な顔立ちから放つ「和」の女の印象が拭えない。秘められた芯の強さと滲み
出る優しさ。平成も去りつつある今、この様な古風な演技が光る女優は少なくなる。
記録:直木賞作家葉室麟の代表作「蜩の記」の映画作品では岡田准一が最優秀助演男優賞
を受賞した。また、黒木華はNHK大河「西郷どん」でも西郷の妻役を好演している。
参照:① 柘榴坂の仇討(松竹:TOHOシネマズ) ② 蜩の記(東宝:TOHOシネマズ)
③ 岡田潤一主演映画「永遠のゼロ」 ④ 椿の花(自宅庭2018 春)