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≪ 鑑賞速報:🎦パラサイト 半地下の家族(TOHOシネマズイオン下田) 2020.2.24 ≫
パラサイト(기생충)ということばを直訳すると「寄生虫」ということである。この映画
の命題がズバリ現わされている。しかし、寄生虫は寄生する宿主を付かず離れずで利用
するのだが ・・・ この映画の凄さである後半の展開で頼る寄生先の主人を殺害してしまう。
映感:華やかな IT長者と、その日暮しの家族。韓国の世相を鋭く風刺した映画は一見
ブラック・ユーモアとも受け止めれるのだが、居住空間の半地下、豪邸のシェル
ターは今も北朝鮮と有事の際の避難場所で現実的。そのシェルターを中心に展開。
後半の予想外の展開、緊迫したクライマックスは流石にアカデミー賞受賞作品だ。
解説:白人欧米が主のアカデミー賞がこの度アジア黄色人種に栄冠を与えたという快挙。
いまやアメリカは日本、韓国、中国、南米、アフリカ等の有色人種が深く根付い
ている。しかし如何に優れた作品でもハリウッド白人欧米社会のハードルは高い。
その意味で今回のアカデミー賞受賞は意味深い。逆に言えばそれだけ優れた作品。
受賞:本年度アカデミー賞 ® 作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞受賞
食文:本作品クライマックス場面で使われるインスタント麺素材のジャージャー・
即席麺チャパグリ料理は韓国で即席麺素材の食文化が存在する事を現わして
いる。筆者は韓国旅行でバスターミナル食堂の普通メニューなのには驚いた。
参照#①キムチ麺(韓流物語) #②2019年アカデミー賞受賞作品「グリーンブック」