閉館情報:2019年10月31日閉館。筆者が訪湯した時点で施設は老朽化していたので
しかたない。上の湯温泉パシフィックホテル清龍園の姉妹施設という情報
(過去の記録:2009年)
北海道上陸!今回は当てが無いにしても「知床半島」という課題があり、上陸後、只管
北を目指。大沼温泉、森町とやや疲れた頃に濁川温泉の看板が見えてくる。此処は一
汗休湯?国道5号線を左に折れて暫く走るとトンネル。抜けると、其処は濁川温泉郷。
この地は小さなカルデラ盆地山並みに湯気が吹きあがりかなりの高温泉と理解できる。
先ずは、手頃な『カルデラ温泉保養センターふれあいの里』で一風呂あびる事とした。
この温泉施設は、湯量が豊富で掛け流しの熱い湯がどんどん流れ、浴槽浴種類も豊富。
【Data】①内風呂:単純温泉 69.5℃ PH7.6 源泉:濁川温泉(ふれあいの里)
Na46.22㎎、Ca32.69㎎ー炭酸水素イオン488.9㎎普通の単純温泉だがやや
鉱物臭があり、独特の湯の花が舞う名湯である。温泉とは五感で感じる好例。
② 露天風呂:食塩泉 59.3℃ PH6.8 源泉:濁川温泉( 長寿の湯)
映像:登別温泉は十一種の泉質が味わえる日本最高峰の温泉地。窓の外は地獄谷
筆者が体験した限りでは湯船から温泉地獄が見えるのはこの施設が唯一だ。
今回の温泉探査の最終目的地登別温泉にやってきた。毎回この登別の湯が北海
道温泉探査の最終目的地。今回は、第一滝本館の極上の七つの泉質を紹介する。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 49.6℃ Ph6.3 源泉:20・21号混合泉
湯の成分が皮膚の表面を覆い、毛穴をふさぎ血行を良くし、湯冷
めしにくい「熱の湯」「温だまりの湯」。
記録:登別温泉で味わえる11の泉質
①硫黄泉 ②食塩泉 ③明礬泉 ④ラジウム泉 ⑤緑礬泉 ⑥芒硝泉
⑦酸性泉 ⑧石膏泉 ⑨苦味泉 ⑩鉄泉 ⑪重曹泉
※第一滝本館の自家源泉
源泉:1号甲泉 (含芒硝)食塩泉{酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)}
PH2.2 96.5℃
源泉:1号乙泉 酸性硫化水素泉{酸性・含硫黄-(ナトリウム)-硫酸塩泉(硫化水素型)}
PH2.3 72.5℃
源泉:7号泉(含土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉}
PH7.4 50.8℃
源泉:14号泉 酸性緑礬泉{線酸性・含硫黄・鉄-硫酸塩泉(硫化水素型)} PH2.7 59.3℃
源泉:19号泉(含塩化土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム-塩化物泉} PH6.8 56.4℃
源泉:20・21号混合泉(含塩化土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム-塩化物泉}
PH6.3 49.6℃
源泉:22号泉(含塩化土類)食塩泉{ナトリウム・カルシウム-塩化物泉} PH6.8 65.2℃
参考:本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫著)‐6位登別温泉
学術:日本温泉地域自然資産No.1-登別温泉地獄谷(日本温泉地域学会編)