W杯欧州予選プレーオフ第2戦。スロベニア×ロシアの一戦は、ホームのスロベニアが前半にあげた1点を守りきり、1-0の勝利。2試合合計で2-2となったが、アウェーゴール規定により、スロベニアがW杯の切符を手にした
試合は、序盤からホームのスロベニアペースで進み、FWのノバコビッチが何度かGKと1対1の場面を作るが、決められず。ロシアは、この試合0-0の引き分けでもいいものの、ほとんど自分たちの形をつくれず、、、
そして、前半終了間際、チャンスを作っていたスロベニアが均衡を破る。ビルサの右からのクロスをデディッチがDFと競り合いながらも足を伸ばしシュート。これがネットを揺らし、待望の先制点を挙げる。
1点を取らなければいけなかったスロベニアがゴールを決めたことで、両チームの立場が逆転。今度はロシアが是が非でも1点をとらなければならない状況に。
これを受けて、ヒディングは後半開始早々から2枚のカードを切る。パブリチェンコに代えてケルジャコフ、左SBのヤンバコフに代えて中盤のセマクを投入。中盤左サイドのジルコフをSBに下げて攻撃的に出る。
しかし、それでもスロベニアは機を見てカウンターを繰り出し、ロシアに主導権を渡さない戦いを見せる。すると、66分、ケルジャコフがGKと交錯した際に蹴りを入れてしまい一発退場。ロシアは10人での戦いを余儀なくされる。ここからロシアは開き直ってスロベニアゴールに迫るが、終盤にもジルコフが退場になるなど最後まで噛み合わず試合終了。
ロシアは、ホームでの第1戦を2-1と勝利していたけど、そのアドバンテージを生かせず。逆にスロベニアは第1戦のアウェーゴールを生かした形となったね
それにしても、このスロベニア×ロシア、地味なチーム同士だけど、W杯出場をかけた重要な一戦だけあって、TVからでも1点の重みを感じさせる緊迫したモノがあったね。
オフサイドを除いたファール数が両チーム合わせて40弱、退場者2人、警告者もけっこういてたということを見てもこの一戦が両チームにとってどれだけ重要だったかを窺い知ることができるよね。
試合前はロシアが有利かなぁと思っていたけど、緊迫感をチカラに変えて勝利を手にしたスロベニアが勝利するにふさわしいチームだったね。ロシアはまさにプレッシャーに押し潰された感じ。今回ばかりはヒディングマジックも寒さに凍結といったトコロか?
他のW杯欧州予選プレーオフでは、試合は見てないけど延長戦の末にアイルランドがフランスに破れてW杯出場を逃してしまう残念な結果に、、、
コチラは、W杯予選史上に残る疑惑の判定(アンリのハンドが見逃された)とかで内容と結果が伴わないコトに、、、ただ、アイルランドもプレーオフ1,2戦を通じて攻めながら決定機を外しまくっているワケで、そういう詰めの甘さがあったことも否めないんだよねただ、ダメネクがダメネクなりにダメダメな内容でも生き延びたことが残念でならないよね、、、
ま、なにはともあれ、これでW杯に出場する32ヶ国が決定
次の興味はグループリーグの組み合わせ。どういう展開になるか楽しみだねぇ
それにしても、グループ3の組み合わせを見た段階でスロヴァキアとスロヴェニアが本大会に行く(チェコとポーランドが脱落する)なんて予想ができた人は何人いたんでしょうか。
でも、この試合は見事でしたね
チェコの敗退はやっぱり残念ですが、、、