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Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

旧横須賀鎮守府司令長官官舎

2012年04月19日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

 

 

葉山滞在中に、母と鎌倉散策に出かけようと予定していたのですが、
あの台風並みの暴風雨になる日に当たってしまい、
結局実家でゴロゴロして過ごしてしまいました。

西宮へ帰る日に、母と横須賀の方へ出かけてきました。

重ねがさね・・・画像の色が悪くて、すみません。
本当にがっくりです 



あまりに、変な色合いに写っていたので、セピア色加工しました




1913年(T2)築。 

企画設計したのは、ロンドン大学で学び、
日本人初の、英国公認建築士の称号を得た、桜井小太郎です。 

帰国後、海軍技師となり、広島・呉の建築科長を経て、
この横須賀海軍建築科長を務めました。 

呉勤務時代の、1905年(M38)に、
「呉鎮守府司令長官官舎」を設計。
現在は「入船山記念館」として、国重文となっています。 

イギリス式の洋館と、和館をつなげているタイプです。 

現在の住宅のベランダの柵って、味気ないものが多いのですが、
明治時代や大正時代のものは、細部までデザインにこだわっていて、
素敵だなと思います。 

館内の数か所に使用されている、ステンドグラスは、
アメリカでステンドグラスの技法を習得した
小川三知氏です。
明治~大正期の洋館建築に多く作品を残しています。 

中へ入って見ます。
建物の基礎部分は、すべて、↓のような素敵な石張りになっています。

 

 

 

 

 

インテリアは、優雅と言うより、やはり、男性的です。
家具は、当時のものではないようです。
日本のカリモクです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋館のテラス部分です。
床は、四角の赤レンガ敷きですが、窓枠が、花頭窓のような
和風がミックスされています。 

洋館と和館の間に階段があります。 

庭園は広く、多くの種類の草木が植えられています。 

横須賀の海を見渡すことが出来ます。