アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「さばさば」したピアノ

2019年12月05日 | ピアノ
先日、駒場祭に行ったときに、将棋部の部誌を買って帰ったら、「学生女流名人優勝記」というのが載っていた。

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ちなみに、私は「学生女流名人」というのを取ったことがあるが、この「準」の一文字、そして時代の違いから、この二つにはべらぼうなレベル差がある。今の名人ならたぶん五段くらい、当時「準」名人を取ったときは初段あるかないかだった。

それはほんとに別世界といってもいいくらいの違いで、なにしろこの「学生女流名人優勝記」は

「私は、将棋が楽しくなかった。」という一文で始まっている(o_o) ナヌッ

将棋は好きだが、将棋を指していると苦しい、というのである。勝てないといって悩み、メンタルぼろぼろな中でも次に勝てるように努力する、しつづける。苦しい。
なんでそこまでするの? 趣味なのに??

いやすごいね真面目だね

ということを、こじろうにちょっと言ったら、彼は真顔で

「いやー、真面目とかいうより、そのほうがふつうでしょ。お母さんはサバサバしてるけど、そっちのほうがレア」
というのである。

サバサバって何のこと、と聞き返すと、
「趣味について、楽しい範囲に限って(割り切って)やっている」
ということらしい。

こじろうの説によれば、およそ趣味として、好きでやることといったら、
苦しいところまでやり込んでしまうほうが普通だというのである。

もちろん、趣味をちょちょっとやって、でもたいしてやらないで、やめちゃう人は多い。ピアノでも将棋でも。

でもそれはつまり、たいして好きではないってことで…

すごく好きで、工夫している、おもしろいと思っている、わくわくしている、そして長期間にわたって続いている場合、やっぱりとことん苦しいところまででもやりたくなっちゃうものだと。そこまでやらないとすれば、つまらない、飽きちゃう。

こじろうも、部活とか、今やってるサークルとか、「上を目指してやり込んでる」ときは「楽しいより苦しい」ものだそうだ。

「ピアノも、もっとこう弾きたいとか思えば、ハノンとかチェルニーとかやるもんでしょ? お母さんは、楽しい範囲、やりたいことしかやらない、上を目指さないのが徹底してて、でもそれと、とことん好きなのとが安定して両立しているところが、『さばさば』」

楽しい範囲におさまらなくてもやらないといけないのが会社の仕事なわけで(生活のためにしかたない)
それ以外(ピアノ、バイオリン、囲碁、将棋、書道)はみんな「さばさば」でいきたい。

そもそも、私は「さばさば」のほうが長い目で見ると上達すると思ってるんですけど(ピアノとかバイオリンの場合)。ただ、囲碁、将棋とかの勝負モノはさすがに別かな。


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