アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

チャイコンのガラコン

2019年06月30日 | ピアノ
「チャイコフスキー・コンクールのガラ・コンサート」って書くと長いから縮めてみたw

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昨日は、人生初、囲碁の大会(というほどのものではないが)に参加したので、今日はその勢いでヒカ碁を一気読み…しながらの、チャイコンのガラコンかけっぱ。

たいへん優雅な休日でした。(ごはんは手抜き)

こうやってずっと聞いていると、当たり前ですがチャイコンはショパコンと違って、ピアノだけのものじゃないので、ホルンとかふだんはあんまり前面に出てこない楽器がライトを浴びていたり、オペラのアリアが出てきたり。

いろいろあって、おもしろいね!

コンクール本番の録画は、ピアノ(と、バイオリン少しだけ)しか見ていないけど。

チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を、フルートで吹いたものもあった。

そういう「編曲モノ」「違う楽器で演奏モノ」があるところも特徴かなぁ。(ショパコンに、編曲モノは出てこない)

でもチャイコン(チャイコフスキーのバイオリンコンチェルト)をフルートで吹くのはちょっと無理があるような気がした…息の長さの限界もあるし、細かい音をどのくらいどう並べられるかについても違いがあるし…

ま、でも、全体にやっぱり、コンクール本番より伸び伸び演奏しているのが聞ける、ってのがいいよね。あと、ひとりが短くて次々切り替わるところとか。

まさにいいとこどり。

真央くんはモーツァルト、チャイコン、
シシキンの喜びの島もよかった。

そういえばドゥムカ弾いてた人がいたけど、あれもいい演奏だったなぁ。
それで、コンクール期間中、何回もドゥムカ聞いてるだろうに、
最後のところでやっぱりフライング拍手する聴衆はなんなんだー!!

ところで、ガラコンの最後、カントロフがチャイコフスキーの像をもらっていたけれど、あれはピアノ部門一位だから当然にもらっていたのではなくて、全部の部門で一人しかもらえない「グランプリ」なのですね。それからグランプリではないけどあと二人呼ばれて握手してた(ひとりは真央くん)。ピアノ部門の存在感でかいね。
#でも何て言ってたのかわからなかった(^^;;

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二声のフーガ

2019年06月29日 | ピアノ
私がすっかりハマってリピ聞きしていたバッハ・カレイドスコープのCDの中で、特に心ひかれた曲、かつ、楽譜を既に持っているもの:

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←バッハ弾きたいなんて我ながら珍しい。

前奏曲とフーガ ホ短調 BWV855 (平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番)

を、試しに弾いてみたらなんだかこう…癖になるというか、ピアノ弾こうとしてめるちゃんの前に座るとついこれから弾いてしまう。

いや、来週末に弾く、

バーバー ノクターン
ガーシュウィン 三つの前奏曲より第一曲

のほうが間に合っとらんのだが。

バッハ弾いてるとなんだか「純粋に」楽しい。

「純粋に」という言葉で何を指すのかわかりにくいと思うけど、
ここでは、上手にきれいに弾けたから楽しいというようなことでなくて、
気持ちを表現できて楽しいというようなことでもなくて、
何か心の底のプリミティブなところで感じるおもしろさ。

上がる、下がる、じぐざぐの具合というか、
寄り添う動きだったり、
逆の動きだったり、
それが音の幅として調和したり妙な響きだったり。

はじめ、音がなかなか並ばなくて、
指使いが馴染まない、わけわからんとか
指が動かない、ものごっつゆっくりしか弾けないとか

そんな感じだったのが、ようやく並んでくるとこれはめっちゃ楽しい。

何を考えて弾けばいいのかよくわからないけど
(いったい、レッスン持っていくと何をいわれるのかわからないけど)
とりあえずおもしろい。

それでまぁ、弾ける弾けないを度外視してとりあえず8月の会にはこれを演目に入れちゃったけども。

私が弾く場合、グラナドスとかシベリウスとかメンデルスゾーンとか吉松とかならわりと「よさげ」に聞こえる可能性もあり、
一方、ベートーベンとシューベルトとバッハは「さいあく」だけど、
苦手なものでもやっぱりとりあえず人前では弾いてみるというのがこれからの長い(はずの)ピアノ人生の幅を広げる役に立つと思うので。


ところでこの曲、平均律では珍しく、フーガが二声なのだ。
コンクール課題曲とか、音大の試験曲なんかの場合、平均律指定だけどこの曲だけは除く、だったりするものらしい。

たまたま気に入った曲が、手のつけやすい二声でラッキー。
多声ネイティブでなくても十分楽しめます。


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寝て起きたらチャイコン終わってた

2019年06月28日 | ピアノ
今、真央くんのラフマを聞きながら書いてます♪

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←時差がこれだけあるとどうもね

昨晩、チャイコフスキーコンクールFinal Stageの真央くんだけライブで聞こうかという気もチラッとはよぎったのですが、結局眠くなって寝てしまいました。起きたらまずチャイコフスキー協奏曲第一番を聞きながら結果確認。

二位でしたね。

First Stageのときから注目していたシシキンと真央くんは両方二位。
ちなみに、この二人の私にとっての位置付けは違ってて、
真央くんは「わくわく、爽やか、幸せ」で
シシキンは「めちゃうま」と思ったんです。どっからでも安心して聞ける感じ。特に好きなわけではない。

一位が一人、二位が二人、三位が三人。そういうのあるんだ…

一位の人は、Alexandre Kantorowだって。ごめん聞いてなかった(写真であまりそそられなかったから後回しになってた)。これから聞きます。この人はチャイコフスキー協奏曲が第二番なんですね。マイナーなのを選んで優勝というのはスゴイかもしれない。どう考えても第一番のほうがパッと華やかですよね。

それにしても、二曲続けて重たいコンチェルト弾くとか、ほんと体力勝負ですね。
コンチェルトとコンチェルトの間には、舞台袖に引っ込んで飲み物のんだりはしているけど。
あ、真央くんは日本のお茶ペットボトル(丸書いて茶書いて)でしたね。わざわざ持ち込んだのかなぁ…

真央くんのチャイコフスキーはほんと聞いてて楽しい。ご本人も楽しそうですね。わくわくする(^^)
それに比べれば、ラフマは、まぁいいんだけど、特に「ほかの誰でもなく真央くんに弾いてほしい」というのとは違うかな。

弾く曲ってどの範囲で選ぶんだろう、と思って今更確認した:
Two concertos for piano and orchestra:

Concerto No. 1 or No. 2 by P.I. Tchaikovsky
A concerto of the performer’s choice.

え(o_o) チャイコのほかもう一曲はほんとになんでもよかったんだ。モーツァルトも聞いてみたい…ってチャイコン向きじゃないのかな。みなさんラフマかプロコとか重厚路線で来るからロシア指定かなと思ったんですが。

でも優勝の人はブラームスなんですね。ロシアものじゃなかった。

セミファイナルはほとんどなんでもいいけどロシア入れるのは指定なんですよね:
A solo program of 50 to 60 minutes in length featuring works chosen by the performer and including one or more works by one or more of the following Russian composers:

M. Balakirev, A. Glazunov, N. Medtner, M. Mussorgsky, N. Myaskovsky, S. Prokofiev, S. Rachmaninov, A. Scriabin, R. Shchedrin, D. Shostakovich, I. Stravinsky, and P.I. Tchaikovsky.

まぁなんにせよ、こうやって自由な時間と場所でコンクール鑑賞できるというのはたいへんありがたい。
ライブビューイングみたいな感じで、みんなで集まって聞くのもおもしろかったかもね
(みんなが退職して暇になったらそうやってコンクール鑑賞しよう!!)

コンクールを生で聞くのはね…いったいいつできるかわからない。出不精だし。

でも今度、生「真央くん」は聞くんです。ルネこだいらで10月。楽しみ~(^^)。夜毎屋さんに教えてもらってみたとき(First Stage直後)、「3回通し券」なら買えるという期間で、えー真央くんの回だけでいいのにとは思ったけど、残席見るとバラ売りが始まる前に売り切れそうだったし、3回合わせて3900円なのでまぁいいかなと。11月は金子三勇士さんで、そういえばこの人も「蜜蜂と遠雷」でピアノ弾くんですよね。映画も楽しみだな。

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弾き直しせずにはいられない理由

2019年06月27日 | ピアノ
大人ピアノ再開後すぐのころ、私の演奏を聞くと、よしぞうが
「いちいち弾き直ししないですぐ次に行っちゃえばいいのに」

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と気軽に言い放つのでイラッ(-_-# ムカッとしたものだ。

んなこと、できるもんならとっくにやってんだよっ!!
ピアノ弾かない奴が勝手なこと言ってんじゃねーよっ!!

そのころの弾き直し癖は今よりかなりひどかったのだが、別に好きでやってるわけではなく…

もちろん「弾き直して訂正したい」欲求みたいなものは元来あるんだけど(正しい音をよく確認する練習タイムはあってよいけど)、「演奏」をしている最中には、「訂正」することよりも、音楽の流れを止めないことのほうが大事。

そんなことはわかってたんだ。頭では。でもできなかった。

なぜ、間違った音をそのままに、先に行けないのか?

私の場合、「楽譜を読みとってそのとおり打鍵する」処理はそこそこ速くできるほうだけど、だからそれに頼っちゃって暗譜もしないし、まずは打鍵してみてその音を聞いて音楽の流れを理解しているという傾向があった(ある)と思う。

それを、手の感触というか、運動のおぼろげな記憶みたいので補助している感じ。

打鍵を間違えた場合、運動的記憶に頼るならば次の音もずれてしまうってことになるし、何より耳から違う音が聞こえるので音楽の流れが自分でもわからなくなってしまう。それで、正しい音を弾き直すことでようやく次に進める。

アンサンブルをしている場合は、自分が無音になるかまたは違う音を出していても、パートナーが音楽の流れを保っていてくれるので、そこに向かって合流していけばよく、弾き直しせず先に行けることは増える。

このように整理してみると、まず根本的な間違いは、頭の中に既に出来上がっている確固たる音楽の流れというものがないことだとわかる。

弾き直し癖がひどかったころから、多少マシになりつつある今へ、何が変わったのかといえば、ただの楽譜インタープリターから進化してちょっと音楽することを心がけるようになったことだろう。あらかじめ道筋が見えていなかったら、お客様を上手にご案内することもできないわけで。

ただ、この変化は「ちょっと」で、まだ不十分なんだと思う。本当はそれこそせっかく楽譜を置いているんだから、目は少し先の楽譜を見てこれからの成り行きを把握しつつ、現在の音楽の流れを導いていくべきだろう。私は現在でもほとんど今弾いているところを目で追っているようなのでそもそもこれがマズいんじゃないかと思う。

昨日、実験として、「少し先(次の小節とか)」を見ながら弾くよう心掛けてみたところ、間違えたときの回復については多少改善するような気がした。ただし大きな欠点として…余計間違うとか、あと致命的な欠陥として、現在の音楽がぎこちなくなるとか(爆) まぁ慣れてないんだからそうなる。

それにしても、ピアノ弾くのって「現在」を追うだけでも重層的でめちゃ忙しいのに、おまけに少し先のことまで併行して考えておかなきゃならないとすれば、ほんとどんだけ忙しいんだか…

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最初から最後まで集中を保つのは

2019年06月25日 | 生活
今日は書道でしたが、初めての「細字」。

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「細字」というのは、半紙一枚に小筆でこんなにどっちゃり字を書いていくの。


当然ですが、一枚にいつもよりずっと時間がかかります。ふだん、12枚書くところ、4枚で終了。
(それでもあまり悩まずさくさく書いたほうじゃないかと思います)

最初、何を考えて書けばいいのかわからずに一字一字全部直してもらって、そうかそんな細かいこと考えなあかんのか(細字だけに)…「ここをもう少し広く」とか「狭く」といっても、ほんとちょっとの違いで、それに小筆の扱いも不慣れなところ、細い太いのメリハリとか…

一枚目で直してもらったことを反映しようとして、余計混乱した二枚目は、作品とはいえない状態で、
三枚目にやっとなんとか書ききった感じ。それが上の写真です。

字を個々に見ていけば、気に入らない字があったり、
あと、一目瞭然ですが一行目の縦線が揃ってないとか、

いろいろあって、

まぁもう一枚やっぱりチャレンジしてみるか~の、四枚目。

この字はココに気を付けて書く…
ココはさっき失敗したから…

個々に注意を払うことがイケナイってわけではないが(というか、身についてないわけだから注意を払っていくしかないのだけど)、
なんかそうやって気張るとかえって失敗しちゃったりとか。

でも二行目の後半から突然ちょうどいい集中が入って、こんな感じ。



「欲把…のあたりから素晴らしいですね。一行目とは別人みたいです!!」
「二度出てくる『西』もきちんと変化があってよいです」
「最後の字もばっちり決まりましたね!!(さっきまで苦労してた字)」

でもバランス含めて総合点的には三枚目がベストか。ということで三枚目を取っておくことになりました。

これだけ長い(一枚を書く時間が)作品になると、最初から最後まで集中力をきらさず、小ミスしてもくよくよしないでよい流れで書ききることが大事ですが、難しいですね~全部がうまく決まるってのはなかなか起こるものではありません。

でも、細字おもしろかった。ピアノで大曲に取り組んだみたいな感じ。


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