待ち合わせよりちょい早く駅についたときに時間つぶしで本屋さんに寄ると…
←芸術は、音楽だけじゃない。
こういうの危ないんだよね。はい、予定になく何の必要性もないものお買い上げ~
今回は
「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」(二宮敦人)
となりました。やっちまったぜ。
でもものすごくおもしろかったんで後悔はしてないよ。まだ読み切ってないけど。
私もそうだけどピアノ好きな人は、東京藝大の卒業生を何人か知っててもそれがみんな音楽の人だったりしませんか? けどあそこは音楽と美術が合わさっているところがミソで、そういう場って日本全国の中でもそんなに多いわけじゃないですよね…あぁでも私も藝大祭行ったとき、美術のエリアに入らずに帰ってきちゃった。
右側(音楽)キャンパスと左側(美術)キャンパスに入るのと、ぜんぜん雰囲気も違えば人種も違う。ちょっと考えるだけでも
金持ち度: 高い vs 低い
おしゃれ度: 高い vs 低い
浪人: 少ない vs 多い
DIY度: 低い vs 高い
セキュリティ: 高い vs 低い
どっちがどっちかは解説不要ですね。幼いころから親が本気でなければなかなかいけないのが音楽。途中から本人がなんだかそうなっちゃうのが美術。
この本の著者は、奥さんが藝大生(の美術のほう)で、そのびっくりな生態に触れるうちにこんな本を書きたくなってしまったらしいのだけど、そうすると「いい板もらった」→「テーブル作っちゃう」みたいな感じで。ちなみにタイトルに入れた「ガスマスク」ってのは、有毒ガスが出る樹脂系製作とかに欠かせない物品(しかも消耗品)なのでもちろん生協に売ってるというわけです。(指揮棒も消耗品?)
一方、ピアノの人は「洗い物はしたことがありません」とか「仕送りは月50万(!)」とかすげー
…もちろんそんな人ばっかりではないでしょうけどね。
藝大が、東大もまっつぁおな超難関大(たぶん日本一?)なのは言うまでもありませんが、そんなところなのに入ったからといって一生の職業が安泰なわけでもなんでもないところが。。ところで音楽と美術とどっちが経済的にヤバイんでしょうか。
入るのが難しいんで、美術のほうは何年も浪人してる人が珍しくないし、別の美大にいったん入る仮面浪人もあります。一方、音楽はそんなに浪人する人はいませんね。しても一年とか。音楽のほうは何年も浪人すれば入れるとも限らない(ほんとに実力ある人ならよほどの失敗がない限り初回で入れる)でしょう。美術のほうがもう少し運や経験にも左右され、何年も浪人する意味があるのかもしれません。
本の中には、入試の模様なんかも出てきて、「人を描きなさい。(時間: 二日間)」とか、そこには東大入試にはもちろん藝大の音楽入試にもない過酷な世界が(一方、5分の演奏で自分をアピールしなきゃいけないのも過酷か?)
著者の奥さんが美術系なのでそっちに偏った内容なのかと思ったらそうではなくて、かなりいろんな人のインタビューで構成されてます。
それを読んでるうちに、音楽と美術が違う人種なだけではなくて、その中にさらに細かく分かれて別世界が展開されていること、そしてそのうえで全体がゆるくつながって…変人の世界が構成されている…あいや…
税金投入してこんな魑魅魍魎の巣を維持している間は日本大丈夫なんとかなるんじゃね? って気がしました。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←芸術は、音楽だけじゃない。
こういうの危ないんだよね。はい、予定になく何の必要性もないものお買い上げ~
今回は
「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」(二宮敦人)
となりました。やっちまったぜ。
でもものすごくおもしろかったんで後悔はしてないよ。まだ読み切ってないけど。
私もそうだけどピアノ好きな人は、東京藝大の卒業生を何人か知っててもそれがみんな音楽の人だったりしませんか? けどあそこは音楽と美術が合わさっているところがミソで、そういう場って日本全国の中でもそんなに多いわけじゃないですよね…あぁでも私も藝大祭行ったとき、美術のエリアに入らずに帰ってきちゃった。
右側(音楽)キャンパスと左側(美術)キャンパスに入るのと、ぜんぜん雰囲気も違えば人種も違う。ちょっと考えるだけでも
金持ち度: 高い vs 低い
おしゃれ度: 高い vs 低い
浪人: 少ない vs 多い
DIY度: 低い vs 高い
セキュリティ: 高い vs 低い
どっちがどっちかは解説不要ですね。幼いころから親が本気でなければなかなかいけないのが音楽。途中から本人がなんだかそうなっちゃうのが美術。
この本の著者は、奥さんが藝大生(の美術のほう)で、そのびっくりな生態に触れるうちにこんな本を書きたくなってしまったらしいのだけど、そうすると「いい板もらった」→「テーブル作っちゃう」みたいな感じで。ちなみにタイトルに入れた「ガスマスク」ってのは、有毒ガスが出る樹脂系製作とかに欠かせない物品(しかも消耗品)なのでもちろん生協に売ってるというわけです。(指揮棒も消耗品?)
一方、ピアノの人は「洗い物はしたことがありません」とか「仕送りは月50万(!)」とかすげー
…もちろんそんな人ばっかりではないでしょうけどね。
藝大が、東大もまっつぁおな超難関大(たぶん日本一?)なのは言うまでもありませんが、そんなところなのに入ったからといって一生の職業が安泰なわけでもなんでもないところが。。ところで音楽と美術とどっちが経済的にヤバイんでしょうか。
入るのが難しいんで、美術のほうは何年も浪人してる人が珍しくないし、別の美大にいったん入る仮面浪人もあります。一方、音楽はそんなに浪人する人はいませんね。しても一年とか。音楽のほうは何年も浪人すれば入れるとも限らない(ほんとに実力ある人ならよほどの失敗がない限り初回で入れる)でしょう。美術のほうがもう少し運や経験にも左右され、何年も浪人する意味があるのかもしれません。
本の中には、入試の模様なんかも出てきて、「人を描きなさい。(時間: 二日間)」とか、そこには東大入試にはもちろん藝大の音楽入試にもない過酷な世界が(一方、5分の演奏で自分をアピールしなきゃいけないのも過酷か?)
著者の奥さんが美術系なのでそっちに偏った内容なのかと思ったらそうではなくて、かなりいろんな人のインタビューで構成されてます。
それを読んでるうちに、音楽と美術が違う人種なだけではなくて、その中にさらに細かく分かれて別世界が展開されていること、そしてそのうえで全体がゆるくつながって…変人の世界が構成されている…あいや…
税金投入してこんな魑魅魍魎の巣を維持している間は日本大丈夫なんとかなるんじゃね? って気がしました。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)