アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(39)

2013年08月30日 | 小学生活
初ものは、盛り上がる。盛り上がると、いつもよりはだいぶ冴えてる。続かないけどね。

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* * *

2000年6月某日:鍵は忘れた&初めての宿題

今日は保育園からこじろうを連れて直接お医者さんへ。前回は空いていてまたろうが帰る前にちょうど帰ってこられたが、今日は同じ曜日なのに混みまくり。「50分待ち」とかいわれてしまった(-_-;;

またろう宛の手紙とおやつは置いてきたが、最近留守番慣れしてないうえ、6時まではお友達と遊ぶのに凝っているからなんか不安。今日に限って電話もしてこないし、こっちから何度かかけてもつながらなかった。

6時近くにやっと帰宅。マンション玄関前でまたろうとかざっちくんが遊んでいるのが見える、、こりゃ電話しても通じないわけだ。またろうはランドセルは置き、鍵を持って出たらしく、学童バッグだけ首にかけたまま遊んでいる。

しかし家に入ろうとすると鍵は閉まってなーい(-_-#こらこら。

家に入るとき二人に、「あと5分で6時だよ」と声をかけたが「6時になってから立てばいいんだー」とかざっちくんがいうのでとりあえずほっといた。6時になって声をかけると片付け始めたが、片付けながら横道に逸れて遊んじゃったり、「これ逆さまだよ(カード類を片付けていた)」とか丁寧になおしたりしている。「向きなんかいいから、いそいでまとめて帰りなさい」といっても「これ反対じゃいけないんだよ、ねー」などと言い合っている。この調子じゃいつも「6時に帰る」が難しいわけだ。

またろうが今日は「コナンを見たい」というので、「コナンは7時半からだから、7時からごはんにするからちょうど見られるよ。7時までに明日のしたくをしておきなさい」というと、わりとスムーズに取りかかった。

まもなく戻ってきて、「今日は見せるものあるの。みてみてー」というので見ると、ひらがなの「に」の練習プリントが表だけハナマルで、裏はまだ白紙。おうちのマークが赤ペンで書いてある。あ、これはもしや初めての宿題!

続いてほこらしげに見せてくれたのが連絡帳。これまで、連絡帳は親か先生が書いていたのだが、初めて「にのぷりんとしくだい」とか自分で書いてある。

そのままうきうきと宿題に取りかかった。しばらくして戻ってきて「ママー、宿題教えてー。難しいんだよ」。「に」をお手本通りなんども書くののどこをいったい教えればいいんだ?

まぁともかく行ってみると、二行くらい書いたのを「これでいい?」と見せてくれる。またろうにしてはまともな字なので「うん、きれいに書けてるよ」というと「書くところもみてね」と実演してくれる。書き順もあってるので「大丈夫、このままここまでやれば終わりだよ」

7時までには無事宿題を終えて「はなまるゲット、まちがいなし!」などとオリジナル曲(?)をうたってはしゃいでいる。うーん、宿題がこんなに盛りあがるなんて、新鮮だなぁ。

#「宿題」にかまけていて「お支度」が途中だったことは後で気付いた

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先生、無茶振りに応える。

2013年08月29日 | ピアノ
えー。ふつうは伴奏者が合わせると相場が決まっていますが、伴奏者に合わせるというのが「ばんたの(素人が楽しむ伴奏の会)」です。

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というわけで。相当な無茶振りをしても先生は受けて立ってくださってます。私なんか、「愛の挨拶」だの「エックレス」だのと、リクエストがいちばんおとなしいよねぇ。単に、選択の余地が少ないということなんだけど。


今回の、ばっかいず世話係さんの無茶は相当でしたよ。だって楽譜がなかったんだもの。

いろいろ探した結果が(なんでも5バージョンくらい買ってみたとか)、いちばんなんとかなりそうなのが「ピアノ二台用譜面」で、ある日レッスンに来て(私も同じ日に合わせてレッスンにいってた)、ここでもないあそこでもないとか、これはちょっとつらいとか、何の相談してるかと思えば、バイオリンがいったいどこを弾けばいいのかという…

それで、あそことここをつないでああのこうの。

先生は、手書きで書き足して切り張りしたり、そりゃたいへん。

それで、こんなふうにできあがったんです→ばっかいず世話係(Pf)中川Vn先生 レクオーナ「マラゲーニア」

…かっこいいっ(o_o)

確かにかっこいいよ。けどたいへんでしたよね、これは。録音を聞くと、拍手に混ざって笑い声が(うわこんなことやっちゃったんだ、という苦笑)。先生、もうこれは中川P先生とやってコンサートにもかけちゃってください。


毎度、難曲を持ってくるスケルツオさん、今回はフランクのバイオリンソナタでした。前回こまたろう母さんが持ってきたのは四楽章。今回は二楽章。どちらも私には弾けませんが、どっちが余計弾けないかといったら(弾けないと弾けないを比べて何の意味があるかって、いや、ないけど)二楽章ですね。それにしてもいい曲ですな。

スケルツオ(Pf)中川Vn先生 フランクバイオリンソナタ第二楽章

いいな~
私も先生に無茶振りしてみたーい(^-^)

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またろうの作り方: 初めての小学校・学童日記より(38)

2013年08月28日 | 小学生活
別に、いついかなるときでも「てきぱき」してるわけはないのだが、あんまりいつもよりひどいときには「眠い」とか「体調不良」とかかもね。その場合は、支度とか、完食とかこだわってても意味ないので、さくっと寝かせてしまうほうがいいかも。

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* * *

2000年6月某日:今日は眠いのだ

今日も学童のあと、かざっちくんちへ遊びに行く。6時に帰るように行ったのに、帰宅は15分。「もっと早く帰ってこなくちゃだめだよ」というと「だってこじろうが寄り道するんだもんーこじろうのせいだよ!!」まぁ実際そういうこともあるだろうけど(親だって連れて帰るのにいつも苦労してるのだ)、どこまでがそのせいだかさっぱりわからん。

帰ってきてから「早速お支度」をさせるが今日はのんびりペース。持って帰ったプリントを見てやったりしてたら余計すすまない。いちいち「で、明日の時間割は?」と戻してやってのろのろ支度。しかも「学童の連絡帳出す」も「くすりのむ」もやってなかった、、やはりメモを作らないとだめかしらん。

支度が済むとちょうどこじろうの見ていたビデオが終わったので「またろうの番(ビデオまたはプレステ)みてもいい?」と早速きた。「いいけど、ごはんまで20分くらいしかないよ。ごはんのあととどっちがいい?」というと、絵本を「よんで」と持ってくる。だからごはんの支度するんだっつの(-_-)と思うがいちおう心にゆとりがあるので、魚を焼き始めておいて読んでやる。

今日スローモーなのはねむいせいもあるらしい。大好物の「にじますのムニエル」があるのに手もつけずにぼーっとごはんだけ、しかもぼろぼろこぼしながら食べている。ごはんを食べると「ごちそうさま」というので「えっ、お魚食べないの?」というとまたのろのろ、のろのろ食べて「ごちそうさま」。「お味噌汁も半分くらいは食べよう。おとうふと葉っぱ」というと「えぇー」と抗議してそのまま廊下に寝転がってしまった。「一皿まるごと手つかずじゃごはんおわりにならないよ。ごはん終わりにして、歯磨きしてからポポロクロイスだよ」というと寝室(親の)に立てこもってしまった。

「そのままごはん終わりにならないで、遊べないでお休みの時間になっちゃうよ」と外から声をかけると「やだ」とはいうものの、これは相当眠そう。このまま寝ちゃうかも。。

と思っていたらそのままほんとに音沙汰なかった。おやすみなさい。


2000年6月某日:メモの効果と音楽教室

今日は5時半から音楽教室、6時15分に耳鼻科の予約あり。ぜひ、音楽教室はまたろう一人でいってもらい、耳鼻科に移動するところで合流したいものだが。

「音楽教室の荷物もっていけば?家にいったん戻ると間に合わないかもしれないよ」と強く勧めたが、「おうちにカバン置いてから行きたいー」というといちおうもっともな意見。今日はメモを作って

・くすりのむ
・がくどうのれんらくちょうだす
・5じにすぐかえる(おんがくきょうしつ)

と書いておいた。本人にも、念を押す。

しかし、5時10分ごろになっても家に戻らないので音楽教室の荷物を持ち、こじろうを連れて、こちらから出かけていく。案の定、途中でかざまくんとたわむれているまたろう(-_-#

「もぉー、、それじゃぜんぜん間に合わないってば!」とせかしてそこからそのままバス停へ向かう。しかしこれはぎりぎりだ。赤信号で止まっているバスに追いつき、青になってすぐ道を渡ってダッシュ。もうバス停に乗る人が数人いたので間に合ったー。ここまで来たら家に戻るのもなんなので(こじろうが大暴れする)、しかたなくいっしょに音楽教室に向かう。

音楽教室にこじろうを連れていってしまうと、いっしょに部屋に入りたがるこじろうを阻止するのが面倒、さらに終わるまで待たせておくのが面倒。バスに一人で乗れるようにはなったのに、「時間感覚」っつーものがないと結局役に立たないのねぇ。

ちなみに、メモに書いた他2点はクリアしていました。メモは一定の効果あり、、しかし「すぐかえる」なんていう、曖昧な(?)メモには意味ないのね、きっと。

* * *

メモに…「れんらくちょうだす」は意味があっても、「すぐかえる」に意味はない。困ったもんだ。

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酔っ払い音楽タイム♪

2013年08月27日 | バイオリン
「ミニばんたの」では、前半と後半の間の休憩タイムから早速飲み始めましたけど(^^;; 後半入ってすぐにバイオリンを弾いたときにはどうも飲み足りなかったようですよ。

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これまでに行われたいくつかの実験により、
・ピアノを人前で演奏するならワイン二杯
・バイオリンを人前で演奏するならワイン四杯
が適量であるとの結果が得られています(アンダンテ調べ)。

「ばんたの」後半で弾いたバイオリンより、みんなで飲み食いしてしゃべりながらバイオリン弾いてたときのほうがよかったともっぱらの評判です(笑)

きーちゃんさんとデュオ「さくら (森山直太朗)」
(1st: アンダンテ、2nd: きーちゃんさん)

まー練習してなくて突然だからあちこちアレだけど、リラックスして弾いてる感じが出てますよね。

ほかにも、海実さんがジブリ歌ってくれたり、いろいろ(^^)

aniaさんのコントラバスを触らせてもらったら、とにかく「がーー」って音を出すだけで腹の底から伝わる振動が気持ちいいんですよ。でも、左手で押さえて右手で弓を動かそうとすると「遠い」!! 力もいるし、なんかあっという間にぜこぜこです。よくやってるなーaniaさん。

それで、じゃ、もうちょっと小さいのはどうかってことで、サロンにあったチェロを触ってみました。

すると、「教則本あるよ」と貸してくれて、その1ページ目~3ページ目を見ながら指定のところを指で押さえてみると、ほらこのように:
チェロ触ってみた
何の曲弾いてるつもりかわかった!! といってもらえました~これは気持ちいい~あぁもっと触りたい。いいよね低音。

撤収の時間が近づいてきたとき、じゃあ「〆」になんの曲をやろうかっていったらやっぱりアレでしょう。
先生にもお願いすればバイオリン三人いるからね…

パッヘルベルのカノン
楽譜もなくピアノを適当に、いや適切に弾いてくれているのはこまたろう母さんです。これ、けっこう弾くのつらいんですよ。ゲシュタルト崩壊が起きるからね。

1stが先生、2ndが私、3rdがきーちゃんさん。経験上、初心者アンサンブルでズレそうな人がいるときはその人を先頭に立てるほうが吉(2ndは危険)、ずれる心配はないけど音がきれいでない人を入れるなら2ndが適切です。ほら案外いい感じでしょ…

楽しかった!!(^o^)/

(本日の録音アップはすべて、限定公開にしてYouTubeからふらっと見られないようにしました。事情知らないで聞いたら「なにごと!?」と思うでしょうから)

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くどい和音に萌えるんです(エックレスのソナタ)

2013年08月26日 | ピアノ
そもそも、春にやった「ばんたの」で、言いだしっぺの私が、バイオリンの伴奏できなかったという時点でアレなのですが。

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今回こそは。ということで、中川Vn先生の伴奏は絶対だったのですが、選曲も練習も遅れてあーだこーだと。ま、お約束ですね(^^;;

エックレスのソナタは、絶妙な選曲だったと思うのですが、聞いた感じよりはずいぶん難しくて、難航しました。先日、shigさんのおうちにお邪魔したとき、予定ではバイオリン弾ける人が来るってんで、エックレス弾いてもらおうと思ってたんですけど、その人は体調不良でいらっしゃらず。

代わりに(?)、私がバイオリンを弾いてshigさんにエックレスの伴奏をしてもらったところ(いつも無茶振り)、shigさんがいうには
「なにこの下手な編曲」
いや編曲じゃなくて、元からこの形(バイオリン+ピアノ)なんじゃないかと思うんですけど。じゃ、編曲じゃなくて作曲が下手(^^;;

要するに何がいいたいかというと、エックレスのソナタの伴奏というのは、こう、和音がくどいんです。

一度に弾く「ソ」が三つも重なっていたりね…(*)

そんなにこってりさせなくたって、和音の進行はわかりますよね。「ラヴェルとかだったら絶対こうは書かないでしょ」とshigさん。まぁ、そりゃそうだ。

そうか、私も、伴奏の練習しながら、なんかこう、ふつーと違うなと思っていたのですが、そう、和音のこってり具合がハンパないということですね。それを、違和感といったらいいのか、かえって新鮮といったらいいのか(^^;; 微妙なところかな。

家に帰ってからいろいろ試したり考えたりしていたんですが、これを、ラヴェルばりにすっきりおしゃれにしてしまったら、なんかイメージ違うんですよ。そういうことをしたいんじゃないんだ、みたいな。

バイオリンを弾いているときに、このくどい和音で伴奏されると、すごいイイんですよこれが。こってりぴったりはまる感じなのです。

この曲って、バイオリンだけ弾いてると、特に三楽章なんて、意味不明すぎてまったくわかんないんです。それが、ピアノをつけてもらうことでものすごく説得力をもって迫ってきて、おもしろく弾けるというふうにできています。逆に、ピアノ側からだけアプローチすると、たとえばshigさんのように「(作曲が)下手」と思えたり、こまたろう母さんのように「弾きにくい」と感じたりするのですね。

スケルツオさんは、バイオリンの気持ちから入って伴奏を弾いたため、この曲がすごく好きなんじゃないかなと想像するんです。

私は、自分がバイオリンを弾いてスケルツオさんに伴奏してもらったときも、
そして、
今回、自分がピアノを弾いて中川Vn先生にバイオリンを弾いてもらったときも、

この「くどさ」にまるっと納得、「和音萌え」でした。

みなさん聞いてみていかがですか?(^^) →ミニ「ばんたの」エックレス ソナタ Vn 中川先生、Pf アンダンテ

この伴奏の練習、はなはだしく間に合ってなくて、数日前の合わせのときには、三楽章(ゆっくり系)までで半端に終わるか、あるいはそこで「どなたか、四楽章の伴奏できる方、いらっしゃいませんか~?」と代わってもらうかの二択と思われたのですが、テンポをゆっくりして、しかも音を減らしたりして、なんとか最後まで弾きました(汗) またいつか弾いて、もうちょっとマシにしたい~。先生のバイオリンは、私の都合でややゆっくりすぎても、やっぱり素敵ですね。

(*)…楽譜に弾いてある横線は何かというと、これとこれは同じ音だよ~ということをハッキリさせるために弾いてあります(譜読みの補助)。これを引いておかないと、つい鍵盤から手を離しちゃって、手が迷子。。ミスタッチの嵐になります。
同じ音の連続はとても多いので、これを明確に意識すると、ぐっと弾きやすくもなり、和音の変化も理解しやすくなります。

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