アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの夏休みはエンドレスではなかった

2009年09月30日 | 高専生活
またろうの夏休みに、修羅場はなかった。

下馬評ではエンドレス・エイト再来は固いとささやかれていたのだが、意外なことに、夏休み最終日の夜九時をもって、またろうの宿題は粛々と終了した。

しばらく前の状況(参照「またろうの夏休みの終わり方を占う」)ではかなり寒そうな状況だったが、予想と違ったのは、またろうの「段取り力」と「文章力」である。

二つとも、逆さにしてふってもまたろうからは出てこないと思われていた「力」だが、「今日は一日部活を休んでCOCET3300を片付ける」という宣言のあたりから、まぁやっている間の集中力は続かずだらだらと、母の目から見るとイライラする調子で物事が進んでいるとはいえ、それなりに必要な時間を確保して宿題を片付けようとしていた。

何がどうなっていれば「オンスケ(予定通り)」といえるのかという把握について多少助言はしたが…今回、あまりバトルはなかった。本人がちゃんと宿題を終わらせようと思っていた。これはすごいことだ。

宿題指示のプリントをなくして手が付けられないという事態はいつもどおりだけど、それでちゃんと友だちにコピーさせてもらってゲットし、間に合うようにやっつけた。

今回の宿題は文系科目が中心。特に、倫理「死刑制度について」とか、国語の文学作品紹介とか、これまでであればすべて親が口述筆記をするしかなかったような課題がてんこもり。

文学作品紹介では、自分に割り当てられた作品を、みんなに宣伝するA4一枚を作るというもので、これまでのまたろうであれば読むことすらできなかったと思われるとっつきの悪い作品だったので心配したが、この一枚はなんとまとめ方についても文章についてもまったく親がタッチしないまま、またろうが自力で書き上げた。「キャッチ」「内容」「感想」「最後に」の四つの部分があって、それぞれピリリと効いた言葉もちりばめられ、おもしろく仕上がっていた。

今回、一番時間をかけたのは、国語の自由研究。またろう本人の希望により、ラノベと文学作品を対比した研究(?)になったが、要するに「ラノベだっていいじゃん!!」という主張がテーマ。なんでも、高専の図書館で、生徒たちのリクエストで本を買っているとラノベばっかりになってしまうので、○○文庫はリクエスト禁止、とかの決まりがあるそうなのだが、ラノベを差別するいわれはないよ、というもの。

テーマはちょっとなんなのだが、これを主張するには、材料集めから、論の立て方から、ずいぶん工夫しないといけない。母は見たこともない作品が大半なのでノータッチ、この自由研究の指導はすべて父がやった。

父の指導は、まず全体の構成を考えるところから始まって説得力ある展開から細かい表現まで微に入り細にわたって、いつ果てるともしれない長時間の自由研究タイムになった。こじろうの家庭科レポートのときと同じなので私は温かく見守って(=ほっておいて)いただけなのだが、前回と違うことに、ちゃんと終わったんですよまともな時間に。

断言してもいいが、高専の一年生が出した国語の自由研究で、またろうのが一番力作だったと思う。ここまで時間をかけるやつはいない。もちろん、よしぞうがそこまでやらせたという面はあるんだけど、またろうも自分の展開したい「論」のためにほんとにがんばったし、言うなりに進めるんじゃなくて、自分の気づきや自分なりの表現をどんどん盛り込んでいた。

…というわけで、またろうネタなのにオチがありません(o_o)
提出物も、全部前夜のうちに慎重にまとめて全部学校に持ってったんだよ!! やったね!!
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またろうの作り方: 耳鼻科いけるかな

2009年09月29日 | 高専生活
またろうと耳鼻科…この組み合わせは最悪。悪夢のようだ。

耳鼻科は行きやすい場所(駅前)にあって電話予約もでき、物理的には何の問題もないんだけど、またろう(小一当時)を連れて行くのはめちゃくちゃ気の重い場所。

赤ん坊のころ、目に付くもの、めずらしいものになんでもさわるというのはごく当たり前のことなんだけど、またろうの場合はそれがなかなかやまなかった。三歳…四歳…五歳…赤ん坊なら抱っこして阻止するのも簡単だが、だんだん大きくなってくると難しい。

公園へ行けば、落ちているタバコを口に入れるし、電車に乗れば手すりをしゃぶるし、タクシーが走っているときにレバーを引いてドアを開けそうになったこともあるし(o_o)、外食に行けば、砂糖ツボからお店の人を呼ぶボタンから、ナプキン入れから触りたくなっちゃうものいっぱい。

これは少し不思議な話で、もう赤ん坊ではないのだから、「触ってはダメ」という説明は理解できるし、大人に反抗して悪いことをあえてやりたいというメンタリティーがあるわけではない。ただ、「触りたい」というのを押さえるメカニズムがうまく働いてないのだ。

歯医者・耳鼻科はぴかぴかの器具がいっぱい!! またろうにとってはめちゃくちゃ魅力的で、これを触らないようにするのがたいへん難しい。もちろん、せっかく消毒して並べてあるんだから、絶対さわっちゃいけないんだが。

不運なことに、一年生になってすぐごろから慢性鼻炎になってしまって、耳鼻科に連れて行かなきゃいけなかったのだが、産休直前の立て込んでいるときに連れて行く気力がなく、産休になだれ込んでから重い腰を上げて通院開始。

---- 学童の連絡帳より5月9日
「当分、週2日くらい通ってください」と言われてしまいました。耳鼻科でYちゃん(同じ学年、学童でいっしょの女の子)に会いました。またろうとこじろうがロボットおもちゃで戦いゴッコをしていたので「そんな子どもっぽいあそびしてないで本とか読んだら?」とアドバイスされていました(笑)。
---- 学童の連絡帳より5月16日
今日また耳鼻科に行く予定です。鼻もずいぶんすっきりしてきました。今日でおしまいになるといいのですが。ぼんやりまたろうにしてはめずらしく、昼の薬も飲み忘れなくちゃんとやっていました。
---- 学童の連絡帳より5月17日
耳鼻科通い終わりませんでした(;_;) またろうは何度いわれても「器具にさわらない」「きちんとすわる」ができないので疲れます。私の両手はだいたいこじろうを抱きかかえるためにふさがっているので、急な動作を止めることができず、お医者さんや助手の人に直接怒ってもらっています。本人は医者通い自体はイヤでないらしいのですが。
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連絡帳にはこの程度(^^;; に書いているけど、実際のところこのお医者さんは子どもあしらいが苦手なタイプなので、組み合わせとしては最悪、かなり険悪な雰囲気だった。またろうが手をパッと出しそうになると、私は片手にこじろうを抱え、もう片方の手でまたろうの頭をがきっとなぐって一瞬動きを止め(!)その隙にはがいじめにして「先生、早く診察してください!!」…ま、そんな感じ。

またろう本人が工夫する、ということが初めてできたのは五月終わりごろ。

---- 学童の連絡帳より5月31日
土曜日ときのう耳鼻科に行ったときは、「うっかりさわっちゃわないように」自分から手をおしりの下にひくなどの工夫をして、器具などさわっちゃいけないものに触らず、一度も叱られずにすみました(^-^)
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つまり、本人の「さわりたい衝動」がスイッチONになった一瞬ですでに手が出る、ということを阻止するため、自らの意思で「おしりの下に手を敷いておく」ことで解決を図ろうとしたわけ。さわっちゃいけないことは前々からわかっているんだものね。

これは、まったく親のほうは思いつかなかったことで、ただ親は「さわっちゃいけない」という説得を(またろうの脳に)しようとしただけ。またろう自身は、自分の手を脳に従わせる具体的な工夫をしたということで、けっこう感動した。

このあとも山あり谷あり、毎回うまくがんばれたわけではないんだけど、本人も、自分の強い意志をもって自分の苦手(手を出さないこと)を克服できたといういい体験になったみたい。秋ごろにはだいたい無事に耳鼻科通いができるようになった。


歯医者通いも困難なのは同じ。しかし先生のキャラが違うので険悪にはならなかった。むしろ先生のほうが、声のかけ方、注意の引き方、短い診察で切り上げることなど、細かい工夫をしてくれていた。

後に、三歳くらいのはなひめを連れて行ったとき、先生は「はなちゃんは楽だ~」と驚いていた(^^;; 静か。泣かない。説明をよく聞いて、指示通りにする(頭の角度、口の開け方など)。

通院たいへんランキング:
またろう-超特大
こじろう-人並み
はなひめ-超優良
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バレーボール体験

2009年09月28日 | 小学生活
こじろうは、三年生まで学童、四年生では和太鼓、五年生から通塾と移行したが、はなひめはこれからどうするのだろう??

現在行っているスイミングや英会話のような、週に一回一時間だけ行ってその場でやるようなものではなくて、もっと生活の中で幅を取る、打ち込めるもの。もちろん、スイミングだって、選手コースとかに行くならそういうものになるだろうし、ピアノだっていいんだけど、はなひめにとってはスイミングもピアノもまったくそういうものではないらしい。

和太鼓は、コンサートでははなひめもノリノリで見ているんだけど、自分がやってみるという気にはまったくならないそうだ。その他、地域の子どもが集まってやっているミュージカルのサークルとかあって、演技・歌などおもしろいと思うし、はなひめも発表会は楽しんでいたのだが、これもダメ出し。

とにかく何に誘っても消極的。このまま何も始められなければ学童終了後は塾ね、ほかのことをやりたければ三年生の終わりまでに考えてといっておいた。

すると、はなひめはお友だちから、はなひめの通う小学校の体育館でバレーボールをやっているサークルがあるという情報を得てきた。子どもから子どもが聞いてきた情報なのでなんだかはっきりせず、曜日がわかっても今度は時間がわからなかったりして手間取ったが、ようやく昨日、日時がわかったので行ってきた。

行ってみると、女の子ばかり小学校四年生と六年生が半々ぐらい、15名くらいのグループで、ボールも小学校の借り物ではなく人数分以上を自前で揃えており、指導者もいてわりとちゃんとしている。三年生歓迎、できればお友だちにも声をかけてみてとのこと。

はなひめを誘ってくれた子は三年生なのだが昨日はいなくて、知らない子ばかりの集団に入ることを嫌がるはなひめがどう出るか心配だったのだが、なんだかすんなりと入っていっていっしょに床のモップかけ、ランニング、ボールを使った基本動作…と順に取り組んでいく。

その間に私は、当番で来ていたお母さんから情報収集…一ヶ月は「体験」として参加できて、それから入ると決めたらそこからウェア・靴を揃えたり月謝とかの費用が発生する。学校の体育館を開けるため、大人の係が必要なので当番制。当番は月始めの日に集まって決める。

日時情報ははなひめが聞いてきたので合っていて、週三回。土日は練習試合などが入ることもある。

私としては当番(-_-;; が気になるところではあるが、異年齢集団、スポーツ、送迎不要な近さ、監督さんは、きびきびとかつあたたかい指導をしている様子で、条件としては申し分ない。ここははなひめさえ気に入ったら、一肌脱ぐしかないでしょう。

六年生の子たちはボールの扱いも力強く、見ていてほれぼれするかっこよさ。体つきというか動きもしっかり「芯」がある感じで、日常的にスポーツをしている子は違うものだなと感心する。

我が家の意図は四年生の間打ち込めるもの…ということで、そうすると本当はこのバレーボールサークルであれ別のものであれ、その場にそぐわない、邪道のコースになる。このサークルで六年生までしっかりやって、中学の部活につなげるというのはとても良いと思う。もしはなひめが塾に行くよりこっちを続けたいというようなことになれば公立中コースもありか…

ま、体験一回行っただけでそこまで夢想してもしょうがないんだけど。まずは本人がどう思うか。

済んだあと、はなひめに聞いてみるとぜひやってみたい!! ということでめずらしく(ほんっとにめずらしい)積極的な返事。というわけで一ヶ月の体験を開始します。
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桃またろう

2009年09月27日 | 高専生活
「桃またろう」はじまり、はじまり~



                    ----------- * * * -----------



今日がまたろう夏休み最終日。宿題追い込みですが、教科書購入にも行かなくてはいけません。今、背後で国語のレポート仕上げ中。あと、英語のReadingが残ってます。どうかな~
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またろうの作り方: ひとりで留守番できるかな

2009年09月26日 | 高専生活
またろうの学童は、親が会社に出かける時間より後に始まり、会社から帰ってくる時間より前に終わってしまう。

つまり、ふつうに考えれば、またろうに鍵を持たせて、朝は必ず鍵を閉めて出てね、帰ったら鍵を開けて入って - 鍵を開け忘れて入るヤツはいないからいいとして - 必ず鍵を閉めてねということになる。

一年生になったばかりのまたろうに、そんなことが任せられるだろうか、いや決して。

特に朝、鍵を閉めるというのはハードルが高すぎる。それにまたろうが閉め損ねると家全体が危険にさらされるわけで。そこで、朝の鍵閉めについてはひとまず置き、親といっしょにまたろうも出るようにしてまたろうは近所の友だちの家で待たせてもらうことにした。

始めは、夕方もそのおうちで待たせてもらっていたのだが、数日たって初めて「おうちで留守番」にチャレンジしている。

---- 学童の連絡帳より(4/5):
きのうは初めて誰もいない家にカギをあけて入って待っていました。留守番させるとなるといいたいことが山のようにあるのをぐぐっとおさえて「家に入ったらカギを閉めるんだよ」とだけいっておきました。
言ってあった時刻ギリギリくらいに家に着くと、またろうは薄暗い中でコタツにもぐって絵を描いていました。「ママーまってたんだよ」…「留守番できてえらいね。カギもちゃんとしまってたね」といってギューッと抱きしめてあげました(^-^)
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初日はまたろうも緊張していたので逆にうまくやれたということかも。ただし、このころは本人なりにいろんなプレッシャーがあったのか、ちょっとしたきっかけですぐ泣く、「箸が転げても悲しい」感じで不安定ではあった。

---- 学童の連絡帳より(4/12):
鍵を開けて留守番するときは、引き出しをあけると「おてがみ」と「おやつ」が入っているということにしたので、それを楽しみに帰ってくるようです。昨日、私が帰るとまたろうが「ママー、おてがみあるよ。はやくあけて」というので引き出しをあけると「いつもおてがみとおやつくれてありがと。おかしおどーぞ」と書いた紙とラムネが入っていました。
---- 学童の連絡帳より(4/17):
金曜日保護者会のあと学童によって「今日は(6時でなくても)好きな時間に帰れるよ」と言いにいったけど「もっと遊びたい」「6時がいい!!」とあっさりふられました。土曜日、「今日は学校が終わったらおうちに帰るんだよ」と念をおすと「ええっ、がくどうは??」「今日はパパもママもいるからいいの」「だって学童でKくんと遊びたいもん~」Kくんだって今日はいないよ…
新しい場所、新しい遊びに今は夢中ですね。
そういえば金曜日、先生に、「またろうくん最近泣かなくなりましたね」といわれました。四月頭はなんでもないことでぽろぽろ泣いていましたがここんとこは見ません。まだ半月だけど意外と早く慣れていくものですね。先生方のあたたかいサポートにはしみじみ感謝!! です。
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というわけでほぼ軌道に乗ったかにみえたが…

---- 学童の連絡帳より(4/18)-父の書き込み:
昨日の夜、寝る時間になり、またろうは子ども部屋に、こじろうは親の寝室に…と思いきや、またろうが親の寝室に来てゴロゴロ。「またろう、おやすみだよ。お部屋に行こう」というと「いつもまたろうが一番にパパとママとお別れなの…」としょぼくれています。自分だけ、卒園・入学・学童と生活が変化して、親から自立しはじめる自分にとまどっているみたいです。丸く寝転んでいるまたろうを体じゅうぎゅーーーっと丸ごと抱きしめて「よーし充電だ」としばらく抱えてやると、ちょびっと元気になりました。
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まだ、山あり谷あり。長い長い、お留守番マスターへの旅は続くのだった。



学童連絡帳の表紙。鏡文字が多すぎて判読が困難だが、「でじもんあどべんちゃー」と書きたいらしい。
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