アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

幻の十八番

2014年05月31日 | ピアノ
あ、「じゅうはちばん」ではなく「おはこ」と読んでくださいね♪

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愛ある曲ということであればショパンのノクターン第15番を弾こうと思っていたんだけれど、せっかく平行弦プレイエルを目の前にしたその日、この曲は弾ける状態になく…

いわゆる、「レパートリー」というんですかね、そんなに無理むりな曲でなく、好きな曲で、けっこう練習してあって、人前で弾いたことが複数回あるような、そういう曲。

そういう曲って、みなさん維持できるんでしょうか。

「今のレパートリー」みたいのが、たとえば10曲とかファイルに入っていて、それのうちどれかだったら、いつでもどこでもさっと弾ける、なんてのが憧れなんですけど(いや全部暗譜というならそれまたすごいですけど、今のところどの一曲でも暗譜で弾けませんから、とりあえず楽譜ありで)。

そういう状態を作るには、
(1) 毎週末にはちょこっとずつ弾いてメンテする。
または
(2) 数ヶ月弾かなくても、楽譜見れば弾ける。
のいずれかが実現すればいいわけですけど。

いやもうぜんぜん、どっちもね(-_-;;

(2) はできないからしょうがないけど、いつか優雅な生活に突入できれば(あれ?) (1) はできるわね(!?)

そういうわけで、弾いちゃあ忘れ、弾いちゃあ忘れてます。「忘れる」といってもまっさらではない証拠に、また練習するとだいぶ早く立ち上がりますけど。

ま、そんなわけで…
プレイエルで弾いたショパンノク15はこんな感じ→未練の録音

ややこしいところを忘れたので結局OKテイクは取れませんでしたが、でも聞きなおしてみるとなんとなく惜しいというか、なんかイイところもあるような、それでそのイイところがこのピアノとマッチしているような。あぁあとちょっとあの。あそこが。

つまり、録音してみて「聞く側」に回って聞いてみると、あーこの人この曲好きなんだなという雰囲気はあると思うんです。

ということで、いまひとたびこれを掘り出して、レッスンでも見てもらって、どこかで弾こうかなと。それで、「メンテナンス」して、「レパートリーそのいち」としての地位を確立しておき、「そのに」「そのさん」と続いてくるのを待つというのはどうだろうか。

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ニュースを読むしゃかいか

2014年05月30日 | 生活
「ニュースを読むさんすう」で引いた記事をプリントアウトしてまたろうに読ませ、
A群(インフル陽性)の接種率とB群(インフル陰性)の接種率からワクチン有効率を計算する
課題についてたずねてみたら、

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またろうは、この「さんすう」についてはさっと理解したものの、納得のいかない点が:
「なんでこんな面倒なことをするの?
ワクチンを接種するグループとしないグループに分けて発症率を調べたらよくない?」

なるほど。もちろんそれが素直な発想というものです。ふつう、素直なのはよいことであって、おおよそ、実験計画というものはシンプルイズベスト。比べたいものを直球で調べるほうが誤差だって少なくなるだろうというものだ。

相手がキカイならね。

でも、実際問題、そういう素直な実験計画に沿って、接種群と非接種群に分けようとして、まさかくじ引きによって接種する/しないを決めて従ってもらうなんてできないじゃないですか。かといって、ご本人(というかこの場合は親)の希望により群を分けちゃうと、それはすでに均等な分け方ではなくなってしまっている。親の健康意識なり、本人の丈夫さなり、いろんな要因から意思決定がされるわけだから。

それに、仮にうまいこと分けて(あるいは、出た結果をあとでうまいこと補正するとして?)実験したとしても、その後に発症したかしないかを漏れなく正確に捕捉するってのがまた、実務上ものすごくやっかいで。いざ熱が出たとき、実験やってる病院にちゃんと来てくれるかどうかわからないし。

とまぁ、またろうにはざっとそういう説明をしたのだけれど、ネジクギではないひとりひとり違う人間が、実験室(あるいは工場)内でない社会に広々と暮らしている状況を考える習慣があまりないように見えた(汗) 算数・数学音痴の人ってのは世の中多数いるけれども、またろうの場合は、社会科音痴?

元記事にあった調査のたいへん優れているところは、
・対象となる病院に
・38度以上の熱で来院し
・インフルエンザの迅速検査を受けた
という、がっちり捕捉できた事象のところをベースにして、

「今シーズンのインフルエンザ予防接種を受けたか、受けなかったか」を聞くという簡便確実な調査をすればよいというところ。

「今シーズンのインフルエンザ予防接種を受けたか、受けなかったか」は非常に明快な問いで、記憶違いということもほぼなく、まさか今、熱で医者にかかってるその瞬間にわざわざ嘘を答える人もあんまりいなかろうから信憑性が高い。

それで、
・そもそも熱が出たときにこの病院を受診する人ってのに一定の傾向があるのかとか
・今シーズンのインフルエンザ発症率はどのくらいのもんかとか
・この地域は接種率が高いのか低いのかとか
そういった問題が調査結果に影響しないというところがポイント。

一方、この調査の弱点(誤差を生じるところ)として気が付く範囲でいうと、
まず、迅速検査の精度ですね。熱が出てからあんまり急いでいくと、インフルエンザでも検査が陽性にならなかったりしますが、そんな影響は除いたのかな? というようなこと。

それと、インフルエンザワクチンが、もし発症そのものを抑えるのではなく、発熱(というか悪化)を抑えるように働くとすると、この調査の場合は有効としてカウントされちゃうってことですね。

もちろん、かかる側から言わせてもらえば、同じインフルエンザにかかったとき、38度以上の熱が出てわざわざ病院に行くのと、そんなに熱も出なくて「あれ? 風邪かな??」くらいで終わっちゃったというのとではインパクトが段違いなので、熱が上がらなければそれは有効だったとカウントしてもらっても心情的にはOKなのですが。でも、本人がしんどくない程度で終わっちゃうと、そのまま学校には出席して撒き散らしたりすることもないとはいえず、いいんだかどうだかという微妙な話になってきます。

ほかにもいろいろ考えてみてください。そんなふうに、この調査の優れたところはどこか、つっこみどころはどこか、ということを現実に即して考えるのが「ニュースを読むしゃかいか」だとすれば、またろうはまだまだです。成人しちゃったけど。

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ビバルディと猫と麻婆豆腐

2014年05月29日 | ピアノ
昨日は午後半休を取って、ビバルディの合わせ練習に行きました。

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ビバルディの本番は先日終わりましたが、同じ曲を、shig&夜毎屋ブライダルコンサートで弾くんです。パートナーはいつものきーちゃんさん、伴奏はお初にお願いするさきさんです。

昨日は元々、そのブライダルの打ち合わせのために何人かが夜毎屋さんちに集まるというものだったのですが、さきさんが来るということなので便乗させてもらって合わせをすることにしたんです。

さきさんは、譜読みも早くてアンサンブルも慣れているようで、初顔合わせでも何も問題なく…いや私のバイオリンはいつでも問題なのだが…まぁなんとかなるでしょう。

何度か合わせているうちに、なんだかごま油のいいにおい。

あれー今からお昼ごはんなのかな~?? このおうちは(だってもう二時くらいですよ)。

そして食卓の上には山盛り餃子と麻婆豆腐。私のごはんもつがれています。

私「あっ昼ごはん食べてきたんですけど」
shig「うちに来るときにごはん食べてから来ちゃダメでしょ、何考えてんの」

えっでも時間がそういう、あーいやあの、おいしそうですね。においに負けて、食べ始めると。餃子の皮はもちもちっ(*^-^*) 麻婆豆腐は、新鮮な山椒のかおりと、ふくらみのある辛さがもう。。絶品ですがな。

最初は味見くらいでと思っていたけど、この麻婆豆腐を食べるならごはんと食べなきゃ、ってことで、気が付いたらごはんもきれいに平らげちゃいました。

私「あーごはん食べてくるんじゃなかった。反省してます」
shig「わかればよろしい」

食べ終わったあとは、ブライダル打ち合わせになったのですが(私ときーちゃんさんは受付係)当日進行その他が軽くすんだあとは、細かい予算の話になり、参加できるところがないので私ときーちゃんさんは遊びモードに。

shigさんちにあった楽譜を借りて、私がピアノ伴奏をなんとか弾ける範囲で、「金婚式」「バッハ=グノー アベマリア」「夢のあとに」あたりを次々きーちゃんさんバイオリンと合わせてみました。これは楽しい(^^) ときどき猫ちゃんをかまったりして。


それでですね、このブライダルは来たる6月14日に松本記念音楽迎賓館という、とても素敵な雰囲気のスペースで行われるんです。グランドピアノ、チェンバロ、オルガンもあって飲食もできるというからいたれりつくせりですね。王様、女王様の戴冠式から断頭台(!)までを模したコンサート前半(そこで私はビバルディとブラームスを弾くわけです)、それと自由演目のコンサート後半があって、先日のチェンバロイベントをお願いしたゆかりちゃんたちもゲスト演奏するというゴージャスプランです。

まだスペースはゆとりがあり、これからの参加もwelcomeだそうですよ!! ぜひごいっしょに戴冠式へ参りませう(^^)

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ニュースを読むさんすう

2014年05月28日 | 生活
インフルエンザワクチンの有効性についての調査結果記事があって
インフルワクチン、子どもの6割有効 昨季のA型(朝日新聞)

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←さんすうなんて勉強してなんの役に立つのって、そりゃ

これをたまたま今朝読んで、「わかりにくい記事だよねぇ」という話になった(よしぞうと二人で)。

すーっと読んでいくと
その1「昨年11月~今年3月に、38度以上の熱とせきなどがある生後6カ月~15歳の4724人を調べた。陽性でワクチンを接種していた子の割合と、陰性で接種していた子の割合を比べた。」
ってところでまず、
「ん~、それを比べるとわかるの??」とつっかかり、

その2「その結果、全体ではワクチンを接種した人の45%が発症せずに済んだ。とくに、A型は59%、うち1~5歳では約7割で効果があった。B型は効果は確認できなかった。」
のくだりでは、
「ん~、ワクチンなんて接種しなくったってそりゃ45%くらいかからないの当たり前でしょ??」となり、

ずいぶんしばらく悩んでから、「あぁ(ぽむ)」

「その1」のほうは、
----- めんどくさければ飛ばしてください
ワクチンを打たない場合に発症する率が「a」だとして(半分の人がかかるなら0.5)
ワクチン接種により、その率が「p*a」に下がるとして。このpを求めたいわけです。

インフル以外の熱で来院した人のワクチン接種率が「x」だとわかり(3割の人が打ってるなら0.3)
インフルの熱で来院した人のワクチン接種率が「y」だとわかったとしますね(2割の人が打ってるなら0.2)

この「x」はつまり、熱が出ると調査対象の病院に来るって人の中の、ワクチン接種率です。

「1-x」の割合の人はワクチン打ってなくて、「x」の人は打ってます。
「1-x」の人のかかる率は「a」なので、「a*(1-x)」の人がかかり
「x」の人のかかる率は「p*a」なので、「p*a*x」の人がかかります。

つまりインフルの熱で来院した人の中の、ワクチン接種率はこうなるはずです。
y = (p*a*x)/(a*(1-x) + p*a*x)
分母・分子ともaで割れますね。つまり、発症率がわからなくても問題ありません。
y = (p*x)/((1-x) + p*x)

これをpについて解きますと
p = (y(1-x)) / (x(1 - y))
となりますので、上記の括弧の中に入れた仮の数字を入れますとp=(0.2*0.7) / (0.3*0.8) = 0.5833…
----

要するに、「陽性でワクチンを接種していた子の割合と、陰性で接種していた子の割合を比べた。」が仮に2割と3割だったとすれば、ワクチンを打つと発症(発熱)する子が6割弱(0.58)で済むってことらしいということがわかるんです。

ちなみにこういう場合…かかる子が6割で済むなら有効率は40%というふうにいいます。

この記事のわかりにくさは、「その2」ではきっとこの有効率のことをいってるのに、「ワクチンを接種した人の45%が発症せずに済んだ」では、ワクチン接種した人の発症率が55%みたいじゃないですか、ねぇ(そんなばかな)。有効率のことを行ってるんだなぁ、ということは続きを読むと推測できるようになっています。「約7割で効果があった。」とかいってますから。

そう思って読むと、有効率は45%だったんだけど、それはB型に効かなかっただけで、A型に限ればけっこう効いた。熱で来院して、検査したらA型だった人だけに限って上記の計算をすれば有効率6割だったといっているんです。

ニュースを読むにも算数が必要ですね。さらに、何人くらいの人を調べて、二つの群で接種率にどれだけの差があったら「有意な差」っていえるんだろうかとかいう話までつっこむには、さんすうじゃなくて数学です。

そう思うと、誰でも新聞記事が読めるようにして義務教育から送り出すのってけっこうたいへんなことかなと。

うちの子たちはわかるのかしらん。ちょっと聞いてみよう…


---

ところで、インフルエンザワクチンについてはかなり懐疑派の私ですが、今回取り上げられている研究はかなりまっとうなものだと思いました(ひとつの新聞記事からにおいをかげる範囲でいうと)。真っ向から、打つ群と打たない群の二つに分けて発症率を調べる…とか、そりゃたいへんですから、この方法はわりと現実的であるうえに正しい結果が出やすいですよね。迅速診断キットが使えるようになったからこそ取れる方法です。

さっとその年の有効性がわかればそれによって行動を変えることも考えられるので、役に立つ情報でもあります。

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定期的なレッスン、行く?

2014年05月27日 | ピアノ
話が前後しますが、土曜日の午前中はピアノのレッスンでした。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いまさらのインベンションデビュー。

私のピアノっていうのは近年ずっと「イベントドリブン」で、ピアノの上達のために何か取り組むってことはなくて、いついつ何を弾くからその練習をする。行けたらレッスンに行く。という、行き当たりばったり…

それも悪くはないですけど。だって趣味だったら、その都度楽しめる、モトを取るってのが大前提ですからね。

それに、そうやってて、まったくうまくならない、と決まったものでもないと思うし。まぁ、効率はよくないんだろうけど(とはいえ、ここでいう効率って何?)

ということで、大人ピアノ再開後、八年間習ったヤマハ教室を辞めてからは、ピアノに関しては定期的なレッスンに行ってなかったんですね。

でも、娘の受験やらあれこれ済んで、ちょっと落ち着いたら何をしたいかといえばやっぱりピアノ…!?

ということで心にもやもやとレッスンのことが気にかかっているとき、ぽんと背中を押してくれたのが「メントリ」。メントリではもちろんバイオリンを弾いたわけですけど、本番のあと、ピアノを弾いてくれたおゆきさんと喫茶店で話し込んでるうちに突然、「おゆきさんにピアノ習いたい!!」とひらめいたのです。

ここでいう「習う」というのは、たとえ月に一回であっても、継続的にということです。具体的にいうと、イベントドリブンで曲を見てもらうほかに、バッハのインベンションをやろうと。

前回(体験レッスン)では取り急ぎモツソナ、という状態だったのでインベンションはやらず、とにかくモツソナ応急処置。でもそれが自分的にはとても手ごたえがあったので、路線決定。

今回(記念すべき初回)は、イベントドリブン選曲がブラームスのバラード一番(エドワード)、それとインベンション1番。

エドワードを弾くのは6/14で、譜読みは始めたばっかりという、なかなかスリリングな状況ですが、オクターブの連続を楽にきれいに弾くための「応急処置」、全体の構成を説得力あるものにするためのポイントいくつか、絶対やってはいけないこといくつか、など、一回のレッスンに詰め込める限りのものをぎっしり教えてもらいました。

あとは練習する、だけ…

それにしても果てしなく暗く重い曲です。これをブライダルでやるってんだからね。

それで、インベンションはあまり時間が残ってませんでしたが、軽く見てもらいました。まぁまぁきれいに弾けてるということで、ひとつこれはどうしても変というところだけ直して、あとはおゆきさんと片手ずつデュオ弾きしたりしました。

バイオリンのレッスンでもそうですけど。デュオになると燃える(萌える)んですよ私は。インベンションを二人で合わせるとほんとに楽しいです。これ気に入っちゃいました♪

次は両手でも練習していきます。月一回レッスンの二回分でひとつのインベンションやると、えーと、終わるのは…

ま、気長にいきましょうかね。

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