心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №1183

2015-01-22 21:25:18 | Weblog
 神聖と物質性の二重性を持つ人間
ポイマンドレースの話に出てくる《ひと》は、モナド界で
神のことばというエネルギーである第二ロゴスと、第三ロゴスの
質料(ポイマンドレースの言う自然物、№373,374参照)が
結びつくことで、第一ロゴスの生命の原動力としての
意識が目ざめることで、最初はモナドとして誕生(№1088)しました。
そして神のことばである道義をもつモナドは、あらゆる界層で
活動するために、完全に顕現しようと努める聖なる意志に基づいて、
モナド界からアートマ界、ブッディ界へと
界層を降りることで《ひと》になりました。
モナドとしての本性を持つ《ひと》は、さらに
メンタル界からアストラル界へと逆進化して、
ついに物質界層の最高亜層に降りたことで、物質界層の
下なる自然である物質質料にしっかりと捉えられ、
すっかり包み込まれてまざりあうことで、肉体を持つ人間となりました。
物質界層の質料(肉体)によって《ひと》がすっかり包み込まれ、
まざりあったことで生まれた人間は、
『地上に生きるものたちを超越しており、二重性をもっている。
すなわち肉体のゆえの限りある命、本質的な《ひと》としての不死。
万象への権限をもっていながらにして、しかし
運命に従属するがために、死すべきものとして苦しむ。
すべての強制力を超えるものでありながら、
その調和力に従うの下僕、奴隷でもある。(№1173)』といいます。
モナド自身は神のことばと、神の質料から生まれている
意識あるエネルギーですから、永遠不滅の普遍的で霊的な存在といえます。
この普遍的で霊的な存在が逆進化して、段階的に界層を降りながら
物質界層の質料である自然物によって包み込まれ混ざり合うことで、
しだいにロゴスとしての本性を持っている状態から離れて、
ポイマンドレースのいう『道義なき形姿』である
物質形態の特質も合わせ持つ人間になります。
普遍的で霊的な存在が界層を降りることで生まれた物質形態は、
霊的な高次元から見れば逆進化によって物質界層にまで
降りることで生まれた一時的な存在ですが、長い年月をかけて
物質質料に包み込まれ混ざり合いましたから、
自分は物質質料でできた存在であるという錯覚に陥ります。
もし誰かから、いきなり「あなたは、永遠不滅で
普遍の神聖なる無限の生命エネルギーそのものであり、
これまで一度も生まれてきたことも死んだこともありません」と言われても、
「はい、その通りです」と即答する人はいないと思います。
たいていの人は、意味が分からずに、何を言っているんだろう?と思うことでしょう。
私たちはあまりにも永い時間、ロゴスから離れてしまっているため
真実を見誤り、自分が肉体を持ち、いずれは死滅していく有限の物質的な存在だと思っています。
№1184につづく

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