心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー2229  ヤハウェ信仰の時代

2024-07-14 20:59:12 | Weblog
ナンバー2229 2024.07.14  ヤハウェ信仰の時代
『旧約聖書』は神の命令と神との約束、ヘブライ人が「選ばれた民」であること、がストーリーの特徴ですし、「唯一神とヘブライ人との契約の関係」や、「ヘブライ人が神に選ばれた民」であることがユダヤ教の「選民思想」へつながります。
聖書を研究している人によると、ヘブライ人の祖先はカナン(現在のパレスチナ)の周辺で、羊やヤギを飼育しながら牧草を追って移動を繰り返す遊牧民だったといいます。
アブラハムは神ヤハウェに祝福されて「子孫は強大な民族となり、カナンの地を所有する」という約束を受けます。
この約束は聖書の物語に何度も出てくるため、聖書全体を貫く中心テーマです。
旧約聖書によると、アブラハムの時代にカナンが飢饉になり、食料が得られなくなったためエジプトへ逃れましたが、エジプトで奴隷のような扱いを受けるようになり人々は苦しみます。
この人々の苦しむ声を聞いた神ヤハウェがモーセを遣わしたことで、人々はエジプトを脱出し、シナイ山の麓で神ヤハウェとモーセは契約(十戒)を結びます。
このとき、モーセが40日間山の上にとどまっていたため、ヘブライ人たちはモーセが山を下りてくるのを待ちきれず、勝手に金の牛の偶像をつくって拝みいけにえを捧げたため、神から重い罰を受けました。
このことから、ヘブライ人たちのなかにバアルを信仰する人もいたことがわかります。
その後、荒野を放浪して、ついに約束の地カナンに到着すると、ダビデを王としてイスラエル統一王国(ヘブライ王国ともいう)がつくられます。
都をエルサレムに定めると、ダビデの次のソロモン王の時代に、エルサレムに神殿がつくられます。
ソロモン王が亡くなると、ソロモン王の圧政に不満を抱いていた北部の人々が、前922年ごろに北にイスラエル王国をつくり、バアル信仰の影響を受けながらもヤハウェを信仰します(ナンバー2219)。
南ではエルサレムを都にして、世襲制のユダ王国のダビデ王朝が続きます。
北のイスラエル王国は政情不安が続いた後、サマリアに遷都してバアル信仰のフェニキア人などと融合しながら存続しました。
国が南北に分かれたころ、北方のメソポタミアで一時期衰えていたアッシリアが再び隆盛となり、領土を周辺に広げ始めていました。
その直接的な圧力を受けた北のイスラエル王国は、前722年にアッシリアによって滅ぼされると、アッシリアに直接支配される属州となりました。
ナンバー2230 2024.07.18 に続くでしょう
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