こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[100点とる子は、150点とる力のある子]

2017-09-08 05:00:00 | 勉強のやり方
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[100点とる子は、150点とる力のある子]です。


[100点とる子は、150点とる力のある子です。]
中学生を教えていたとき、よく話していた台詞です。

公立中学国語の定期テストは、点数をとりにくい教科です。なぜなら。先生が授業中に言ったことが出題されるからです。私の教えていた生徒の中学は、一学年が10クラスを越えていて、国語の先生が学年に2名から3名いました。そうなると、定期テストを作る順番があり、自分達の担当以外の先生の問題を解く場合があります。すると、そこで、授業中でしか言わないことが出題されるのです。仕方がないこととしか言いようがありません。学年の定期テストでは点数がとれなくても、模擬試験や入試で高得点取る生徒がいます。こちらは、国語の力は充分にある子。そこは、社会勉強ですよと言っています。上司に合わせて仕事しないといけないこともあります。そこから臨機応変さを学んでほしいです。

さて、テストで100点をとるには、時間管理です。テストを見直しする時間が十分に必要なので、50分のテストなら最低でも20分くらい残して一回目の解答を終了させます。見なおしに入ります。問題を解くときに、問題用紙に、分からない問題は×と解答したが自信のない問題には△をつけます。この△をつけるのは重要。テストを一通りやり、見なおしをするとき、×と△のみ見直しをします。解答しているとき△と思っていても、見直しの時にはもう忘れていることが多いのです。なにしろ解答はしていますから。見直しした解答が、テスト返却後正解になると10~20点今よりも点数があがります。それから、また全体を見直す時間があると、完璧です。しかし、この見なおしをすることがなかなか難しい。自分で自分のミスをなくすのは、練習が必要です。

100 点にこだわりすぎるのもどうかと思います。96点から100点までは、よほど簡単なテストである以外評価は同じです。点数を気にしすぎるのは、学習する目的が違ってきてしまうからです。95点とれそうなら他の苦手教科を伸ばしてください。

学校の定期テストだけでは判断できませんが、例えば、0~40点だと、授業の大半は理解できず、授業中教室で坐っているのが苦痛のはずです。まず基礎からやり直しをして、素直気持ちで取り組めば、30点~40点は伸ばせます。40点から60点だと、半分分かっていて、半分分からないので、苦手なところをみつければ、すぐに20点から30点は伸ばせます。60点~80点のだと、もう大幅な伸び率は期待できませんが基本はできているので、細かい所をなおせばいいです。80点~90点の生徒は、とにかく90点後半になるように注意深く自分のミスを探せるようにしてください。85点取れている子は100点とる力のある子です。だから、90点から100点の生徒は、150点の力のある子になるのです。

中学生なら、国語定期テストにはチャンス問題があります。漢字と文法は嘘をつきません。日本全国共通。まずはそこから30点確実にとれるようにしましょう。