こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[生徒との再会]

2017-09-03 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[生徒との再会]です。

金曜日の夕方、仕事が終わり最寄り駅で下車したところ、教え子にそっくりな青年がいました。半信半疑でしたが、声をかけても聞こえておらず、自動販売機のほうに行ってしまいました。追いかけて声をかけると、O君でした。彼は私が自宅で週に三回、5教科教えていた時の最初のクラスの生徒でした。

O君のクラスは、6年生から授業を開始しました。中学一年生になるまでは、英語と数学を学習して、入学してから5教科としました。理科と数学が抜群にできる生徒で、とにかく効率がよい学習方法をしていました。英語の宿題はやってこないことが多いのですが、もう一人やってこない生徒と、授業中にアット言う間に仕上げるという技を持っていました。

中学三年生になり、希望する高校に入学するために、後期試験を受けることにしました。当時の神奈川県公立高校は、前期試験と後期試験があり、前期受検は内申と面接のみ。後期試験は5教科の学力試験を受験することになっていました。O君以外の生徒は前期試験で合格しており、O君と私は最後の数カ月はマンツーマンで頑張りました。今回逢った時も、
「懐かしいな。二人でがんばりましたよね。」
と言ってくれました。学校では、前期試験で合格した生徒が浮かれて遊んでいる中、ひたすら学習をするのはつらかったと思います。O君は見事志望高校に合格しました。そして、入学式では生徒代表で演説もしました。

大学では理学療法士で病院勤務をしているそうです。
「彼女いるの?」
と聞くと
「忙しくてそれどころではありません。」「年配の方々には人気ですけどね。」
中学の時と同じ、とても素敵な笑顔で答えてくれました。

近くに住んでいても、行動時間が違っているとなかなか、会う事もありません。同じ時間に同じ電車に乗っていたのもご縁です。言葉づかいも丁寧で、社会人としてしっかり生活している姿を見て、涙がでそうになりました。元気で幸せそうなO君の姿を見ることができて、私も元気をもらいました。
「来年、こくごの塾をやるの。」
と言うと、
「頑張ってください。」
と言ってくれました。がんばりますよ。