あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ちょっぴり食べにくいけど……

2010-03-26 00:13:43 | 本(料理の本)

猫を食べちゃう本!? 猫を食べちゃう本!?
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1994-04
《ねこのきもち》のサイトのなかに、楽しみに拝見させてもらっている猫の(あたりまえですが)ブログがあって、そこに、ぼたもちみたいに可愛く映ってる猫ちゃんたちがいました。

それで、猫ちゃんたちにとっては失礼極まりないのですが、つい、連想してしまったのがこの本。

表紙の写真は小さくて見づらいと思うのですが、もちろんホントの猫を食べる本ではなく(当たり前だ)、猫に見立てた、料理やお菓子を作る本なのです。

あんまり可愛く出来ちゃうとかえって食べにくいかと思うのですが、猫の好きな方へのおもてなしや、なにより、小さいお子さんに作ってあげたら、受けるのではないかと思う。

頁をめくって料理写真を見るだけでも、なんだかちょっと楽しくなります。

猫を食べちゃう本!?〈2〉 猫を食べちゃう本!?〈2〉
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1998-07

こんな感じで、続編もあります

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すごくふわっとした話なんですけれど……

2010-03-25 23:52:59 | テレビ番組

今日、《ぐるナイ》のゴチバトルを観ていて、“ロッシーニ風ステーキ”というのが出てきました。

たぶん、フォアグラが乗ったのがロッシーニ風、ではないかと思うのですが、そのロッシーニって、作曲家のロッシーニですよね。

で、私、ずーっと以前に聞いた話で、もう輪郭が曖昧になっているんですけれど、ロッシーニは大変な食道楽でしたが、他に趣味もなく地味な人で、感情の起伏も緩やかな、あまり心の中を顔に出さない人だったそうです。

ですが、ある日ピクニックに出掛けた折、特製のすごく豪華なサンドイッチを持っていったのですが、それをうっかり小川に落としてしまったのですね。

それでその時まわりの友人たちは、ロッシーニが初めて涙するのを見たとか。

で、私がずっと考えていたのは、“これってロッシーニのエピソードで良かったのかな”“良いとしても、細部のディテールに間違いはないかな”、といういささか頼りない話なのでした

あと、番組の途中のゲームで、ご当地B級グルメで、“深川飯オムライス”が出たのですが、“深川飯”で私がいつも連想するのは、テレビドラマの『鬼平犯科帳』です。

猫殿、と呼ばれている料理上手の同心がいるのですが、その人に長谷川平蔵が、不幸な女盗賊に食べさせるために、何か心が温かくなるものを作ってくれ、と頼んで、その時に猫殿が作ったのが、たしか深川飯なのでした。

ほんとうに、美味しそうでした。

あと、トリュフボールなるリッチなメニューが出てきましたが、それを見て、二十歳前後の頃に読んだ海外ミステリーに出てきた、チーズボールを思い出しました。

(番組を観ているときは思い出せなかったけど、スペンサーシリーズだったかしら……。主人公の恋人スーザン・シルヴァマンが作ったメニューだったか……?)

当時、海外ミステリーに出てくる料理が気になって仕方なかったものですが、今は材料も手に入りやすくなって、もしかして作れるかしら、とちらっと思いました。

それにしても、美味しい料理の映像を見ながら、他の食べ物まで連想する私……ちょっといやしいかも!反省です。

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そのひとの背景

2010-03-24 23:50:50 | 本(エッセイ・ノンフィクション他)

あの人の食器棚 あの人の食器棚
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-02
これは友達がプレゼントしてくれた本です。

手紙に“他人の食器棚って気にならない?”と書いてあったのですが、“気になる、気になる!”と思ってしまった。

私が食器に興味を持つようになったのは、二十代の終わりでした。

ときどき覗いていたお洒落なインテリアショップが閉店となり、母と閉店セールに行ったのです。

そこで母は、中型の平皿を買いました。北欧のメーカーのものです。

縁に同心円状の盛り上がりがある他は模様も飾りもなく、色は胡粉を刷いたようなくすんだ白で、灰色にもベージュにも見えたりする。

え、こんな地味な皿?とその時は思いました。

ところが、この皿が料理を盛ってみると、実に映えるんです。美味しそうに見える。

食器ひとつで、食卓が変わるなんて、と新鮮な発見でした。

もっとも、私はセンスがない方で、もっぱら他人のセンスに感心するばかりなのですが。

でも、雑貨屋さんなどの食器のコーナーを見るのは大好き。

この本もどの方の食器棚もそれぞれ、面白かったです。

でも、なにより嬉しかったのはレシピがついていること。インタビューした方それぞれの定番メニューが載ってます。

シンプルなメニューが多いのですが、私が美味しそう!と思ったのは、焼きそばパンと、春キャベツのスープ煮。とくに後者は、季節がらぜひ作りたい!

それにしても、私は今まで、“料理が絵画だとしたら、食器はそれが描かれるキャンバス”と思っていたのですが、この本を読んでいて、そのひとの食を中心とした生活の背景でもあるのだなぁ、と思いました。

ちなみに、本を贈ってくれた友達は食器もプレゼントしてくれたことがあり、色はシンプルな白で、デザインがちょっと洒落ているものなどが印象に残って、センスあるなぁ、と思ったものです。(コロン、とした丸いティーポットとか、カップと組み合わさったデザインのものとか)

その潔い白(くすんでない。磁器らしい純白)は、私にはちょっと、手ごわい感じ。でも、いつか使いこなしたいです。

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悪女の面影

2010-03-23 23:52:41 | 本(ミステリ・社会派)

松本清張傑作短篇コレクション〈中〉 (文春文庫) 松本清張傑作短篇コレクション〈中〉 (文春文庫)
価格:¥ 740(税込)
発売日:2004-11
松本清張スペシャル『書道教授』を観ました。

未読のストーリーで、しかもどんな話かも聞いたことがなかったので、先が読めなくてドキドキしました。

謎めいた書道教授の正体が少しづつ明かされていくけれど、彼女の真意はどこにあるのだろう、と思っていたら、驚きの展開。

そういえば、松本清張の悪女って、悪い女というより、不幸な女、と言った方がいい女性が多いよな、と思いました。

(でも、江戸時代とかの毒婦列伝なんかも、お富さんとか別に悪女じゃないよね、っていうのありますよね。横溝正史の短編『女怪』のヒロインも、このくらいで“女怪”なんて言われたくない!と思った)

私、悪女ものって大好きなんで、書道教授久子のあでやかだけどはかない雰囲気が心に残った……と言いたいところですが、荻野目慶子のしたたかな悪女像があまりにも強烈でそっちが印象強かったです。

小柄で、可憐な容姿で声も可愛いのに、ホントに怖いし、凄まじかった。

船越さんの、だらしない男もけっこうあっていましたね。でも、どうしても主人公に感情移入するから、最後の急転直下はぞっとしました。

でも、地味な話だろうと思っていたけれどけっこう意外性もあって、私はけっこう面白かったです。

不幸な悪女の面影もほんのり目の裏に残って、余韻もあるのですが、きれいな話で終わらないで皮肉な雰囲気を残すのが、いかにも社会派かな、とも思いました。

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元気をくれる春の色

2010-03-22 16:09:40 | 日記・エッセイ・コラム

元気をくれる春の色
昨日、少し具合が悪くなってしまいました。

父から母へとうつった風邪が、今度は私にきてしまったようです。

昨日はあいにく勤務日で、しかも忙しい日だったので休むわけにもいかず、ヘロヘロしながら出ていきました。

ただでさえぼんやりしてるのに、どうなることかと思いましたが、なんとか大きなミスもなく乗り切ることができてホッとしました。

夜少し熱が出て、ヤバいかもと思いましたが、今日はお休みだし、だいぶ楽になってきています。

それにしても、春って黄色の花が多いですよね。

この、太陽の色を見ていると、なんだか気持ちから、元気になれる気がします。

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