あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

クレープのささやかななぞ。

2010-03-07 23:47:23 | 本(料理の本)

クレープとガレットのとっておきレシピ クレープとガレットのとっておきレシピ
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-05

これは、図書館で借りた本です。

私は、“料理が下手な人ほど料理の本をたくさん持っている”という俗説にぴったりしたタイプで、しかも図書館でもよく料理本を借ります。

(そんなに読んでどうするんだ、というかんじです)

けれど、今回この本を借りたのには他にも理由がありました。

ブログのアクセス解析機能で、このブログを訪れて下さった方が、どんなキーワードで検索して下さったか確認できますよね。

それで、“クレープの生地をねかす理由”で、どなたかが検索して下さったらしいんです。

でも、私の生地、いや記事では解決しないんですよ

『きのう何たべた?』(よしながふみ氏の、料理がたくさん出てくる漫画。おススメ)についての記事で、ほんの一行くらいクレープのこと書いただけなので。

で、自分でも気になって、手持ちのお菓子の本で確認しましたが、いずれもクレープの生地を混ぜた後、最低2時間はねかすように書いてあるのですが、理由まではありませんでした。

が、この本はさすがに書いてありました!よかった!なめらかな生地にして、薄く広げやすくするためだそうです。

個人的には、手順がひとつひとつ写真で説明してあったのと、甘くないメニューがたくさんあったのがうれしかったです

たぶん、クレープの生地の謎を解くために訪れた方は、つかえないブログだったので二度と来て下さらないとは思いますが、もし万が一また見て下さってたら、上記の本にのっています、ということです

余談ですが、以前からガレット食べてみたかったので、表紙を見たとき、あ、これこれ!とも思いました。

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欠けているもの。

2010-03-07 22:57:41 | 日記・エッセイ・コラム

以前、私が『少女漫画』という本(やや紛らわしいですが、こういうタイトルのマンガなのです)について書いた記事で、シンさんからコメントいただきました。

そのとき私が返したコメントで、“連想したことがあるので後日書く”と書いていたのですが、それっきりになってはや2ヶ月。

イヤ、たいしたことではないのですが……。コメントは“他者を受け入れること”について書かれていたのですが、“そういえば、私って批判能力がなかったんだ”と思ったのです。

それに気づいたのは、二十歳の頃でした。

その頃私は美術専門学校の生徒で、よくイラストや絵本の雑誌を読んでいました。

そのなかに誌上イラストコンクールのページがあり、私はそれを毎月見て、選ばれたイラストやその講評を“へえー、なるほどぉ”と感心して眺めておりました。

ところが、ある日、同級生がそのページを見て、

“こんな講評、ちっともいいと思わない。この人は、自分の好みでイラストを選んでる。それを証拠に、選ばれてるのはみんな同じような絵ばっかりじゃないの”

と言ったのです。

ハッとしました。言われてみれば、選ばれた作品たちは、アクリル画だったり色鉛筆画だったりのバリエーションはありますが、たしかに、共通したテイストがあったのです。

私はそれに全く気付いていなかったので、それを指摘した同級生が、自分よりずっと優れているように感じました。(というか実際優れていた)

それで、別のことにも気づいたのです。私はアホみたいに他人の言うことを鵜呑みにし、自分で批評する能力がないことを。

けれど、それをきっかけにその雑誌のページを読まなくなったかというとそうでもなく、やはり次の月も、“へえー、ほぉー”と感心して読んでいたのでした

思ったのです。同級生は、確かにすごい。けど、能力のない私が、まねしようとしたって無理だ。だいたい私ごときが批評なんて百年早くて、自分以外の人はみんな自分より優れてる、と思うくらいでちょうどいい、と。

そのころほど素直じゃありませんが、今でも基本、自分はその考えでいい、と思っています。

(最近引退されたスピードスケートの清水宏保選手が、以前“我以外みな師”というようなことを言ってらしたのですが、いい言葉だなぁ、と思ったりしたので)

ただ、問題なのは、私は自分に対しても甘い、ということです。

他人に寛容で、自分に厳しくなれたら、いいのですけどね

コメント (5)
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