あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

コドモと、お酒 その2

2009-09-11 23:36:05 | 本(児童書・絵本)

引き続き、『こどものためのお酒入門』の話。

この本の著者、山同敦子氏は、“未成年はお酒は飲めません。それなのに、なぜ私が「お酒の本」を書いたのか。それは、お酒が持つさまざまな「物語」をみなさんに伝えたいからです。”と書いています。

この本を通して読むと、本当に、その思いが伝わってきます。

この本に出てくる酒の造り手たちは、日本酒、ビール、ワイン、焼酎、琉球泡盛と、さまざま。でもどの方も、本当に情熱と愛情をこめて酒を作っていて、子どもにだって、その心意気は伝わるはず。

そして、“お酒を深~く伝える仕事”として登場している酒屋さんとソムリエは、どちらの方もさすがの含蓄ある言葉をおっしゃってます。

“「一気飲み」なんて最低です。頭が割れるように痛くなったり、吐いたり、気分が悪くなる。体に悪いし、味もわからない。心をこめて造っている人にだって、とても失礼になるのですから”とは、酒屋の君嶋哲至氏。

ソムリエの佐藤陽一氏は、こう言います。“なぜ、こどもがお酒を飲んではいけないかというと、必要ないからだと思う。大人がなぜ飲むかというと、じょじょに死ぬ準備をしているから”

死に近づく自分をいたわったりなぐさめたりするために、少しのお酒が必要だと。お酒の本当の味わいと人生の味わいは、そんな大人のためのものなんじゃないか、と。

おばさんくらいの年齢になると、とても沁みる言葉だけど、子どもたちは解ってくれるかな……。

ところでこの本 ↓ は、私が小学生のとき最も美味しそう、と思ったお酒の描写が出てくるので載せました。

赤毛のアン (講談社青い鳥文庫) 赤毛のアン (講談社青い鳥文庫)
価格:¥ 693(税込)
発売日:2008-07-31

ダイアナがイチゴ水と間違って、マリラ特製の葡萄酒を飲んで酔っ払ってしまうところ。

そういえば、ダイアナも酒にまったく抵抗感じてなかったな……(^_^;)

でも、本当に美味しそうで、葡萄酒作れないかと思った小5の私……(いろんな意味で違法!)

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コドモと、お酒 その1

2009-09-11 22:39:49 | 本(児童書・絵本)

こどものためのお酒入門 (よりみちパン!セ) こどものためのお酒入門 (よりみちパン!セ)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-02

図書館の子ども室から借りてきた本です。

私は酒好きですし、大人が読んでも面白そう、と思って借りたわけですが、反面、子どもにお酒の話ってどうなの……?という気持ちもありました。

お酒が魅力的に書かれているぶん、子どもが“飲んでみたい”と思うのでは、と心配になって。

全体を読みとおしてその心配は解消しましたが、まずは子どもの頃のお酒の思い出の話から。

この本はこんな一文で始まります。

“こっそり尋ねます。(中略)日本の法律では、二十歳になるまで、お酒は飲んではいけないと決められています。でも、いけないと言われると知りたくなるもの。実は、ちょっぴりなめてみたことがあるという人は、あんがい多いかもしれませんね。その味、どうでしたか。”

そうして、著者が中学生のときこっそりビールをなめてみて、驚くほど苦くて、はきだしたエピソードが語られます。“今思えば、体も味覚も未発達なこどもの私には、本当のお酒の味なんて分かりようがなかったのです。”とも。

平松洋子氏のエッセイでも、中学ぐらいで飲んだはじめてのビールが苦くて、捨ててしまったエピソードがありました。

でも、私はちょっと事情が違いました。なんと私の小6のときのお酒初体験は、親と先生公認だったのです。

当時、私はひどく乗り物酔いをする子どもで、遠足の時のバスの車内ではいつも具合が悪くなっていました。で、心配していた母が、どこからか乗り物に乗る前にお酒を飲んでおくといい、と聞きつけてきたのです。

天然気味の母だけならともかく、先生もOKを出したということは、その当時は結構流布していた俗説なのでしょう。もちろん、迷信、というか、効果が無いと思いますが。

ただ、私には目覚ましい効果がありました!乗り物酔いしなくなった。ただし、それは私がヒジョーに暗示にかかりやすい単純(バカ)タイプだからですけど(+_+)

それに、小6の私はなんと、酒の味も気に入ったのです。

飲んだのはウイスキー、いわゆるダルマのミニチュア瓶でした。薬、と思って飲んだし、相当苦いだろう、と最初から覚悟してました。

ところが。……確かに、甘くは、ない。舌を刺すような刺激もある。けど、奥からふわあっと、深い、なんだか甘味に近いものが立ちあがってくる。うん、悪くないぞ。

そう、12歳の私は思ってしまったのです。呑兵衛の素質がその頃からあったのでしょうか。それとも、ガタイの大きい私は、やっぱり他の子どもとは違ったのかな……(^_^;)

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夕食づくり再開。

2009-09-11 20:21:35 | インポート
夕食づくり再開。
夏の間、仕事が忙しいのをいいことに、すっかり夕食づくりをサボっていました(v_v) で、9月になって再開ですが、相変わらずパスタセットです(^-^*)/ ミニトマトのマリネサラダと、困った時にはいつも作る甘い卵焼き。 パスタは明太子マヨネーズと、焼き野菜の二色盛り。 でも、こういうの作るとやっぱりグリルパンが欲しくなります(^^ゞ 焼き目がつくかつかないかの違いですけどね~f^_^;

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ごめんなさい。

2009-09-11 19:44:44 | インポート
ごめんなさい。
今日休みだったので怠惰にも昼寝していたら、猫が布団に入ってきました。 そのまま私も猫も眠ってしまったのですが、母はその頃猫がいなくなったと探していたとか。 (ウチは完全家猫なので、うっかり脱走されると大騒ぎf^_^;) 惰眠を貪っていて、全く気がつきませんでした。 ごめんなさい……(>_<)

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