あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

遊び心も、召し上がれ。

2009-09-04 01:26:55 | 本(料理の本)

架空の料理 空想の食卓 架空の料理 空想の食卓
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2009-04-29

これも、図書館で借りた本。

タイトル通り、“架空の料理、空想の食卓”をテーマに、リリー・フランキー氏が文章を書き、料理人澤口知之氏が料理を作ったビジュアル・エッセイ本。

目次をみると、たとえばこんな感じ。

“下戸の女性を酔わせる料理”“獄中の友に差し入れする料理”“感激する料理”“崖っぷちで喰らう料理”etc.……。そして、“最後の晩餐”。

それぞれのテーマについて、リリー・フランキー氏は軽妙なエッセイを書き、澤口氏はそれにぴったりな料理を作る、という本。

こういうの、大好きな私ですが、料理本としての実用度は低く、(なにしろあくまでプロの料理)遊び心満載のエッセイ本として楽しんだ方が良いよう。

それに、料理はどれも美味しそうだけれど、男性二人の嗜好だし、澤口氏はイタリアンのシェフなので、あまり若くない女子としては、“ちょっと全体にガッツリしすぎやしないか?”という感じもあった(*^_^*)

見て楽しい料理は“感激する料理”の《東京タワーパスタ》、美味しそう、と思ったのは“母の味を思い出す料理”の《ラザーニャ》と《ポモドーロ・バジリコのスパゲッティ》かな。“卒業を想う時の料理”の《“卒業”ナポリタン》も捨てがたい……って、私ってフツー(^^ゞ

自分だったらどんなシチュエーションで、どんな料理を選ぶかなぁ……などと、妄想も膨らむ一冊です。

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マスコットの思い出 その2

2009-09-04 00:49:21 | 本(手作り、趣味の本)

自分で作る小さな本 自分で作る小さな本
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2002-04

小学校高学年の時に、フェルトのマスコットづくりに凝りました。

クラス全員に配ったりもしましたが、中学生になったらいつの間にか熱が冷めてしまって、作らなくなりました。

それで夢中になったことも最近は忘れていたのですが、ついこの間、当時私が失敗作として捨てたはずのトラ猫のマスコットを、母がとっておいているのを発見!

“どうしてこんなものとっておいたの”と聞くと、“私にはひとつも作ってくれなかったから、捨てたのを拾っておいたの”というのですね。

そうして、私は中学の時はお菓子作りに凝っていたのですが(^_^;)“それも、友達にばかり持って行って、私にはひと切れも味見させてくれなかったよ”とも言いました。

それで、ふと思い出したことがありました。もうずいぶん前になりますが、友達の赤ちゃんのために自作の絵本を作ったことがあって。

拙い出来でしたが、一応製本し、カバーフィルムで表紙をコートしたりもしました。出来上がったその本をみて、母が、“それ、あげないで。私が一万円で買う!”と言ったのです。

母は普段から冗談をいう人なので、私は“ははは、母さんはいつも面白いね”と笑って取り合わなかったのですが、あれって本気だったのか……(・_・;)

そういえば、以前一緒に豆本の展覧会に行った時、母が“可愛い。欲しいな……”と言っていたので、気安く、“じゃ、今度作ってみる”と言ったのですが、その約束も果たしてない。

ごめんね、母さん……。今度こそ、作ってあげようと思います。

コメント (2)
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マスコットの思い出 その1

2009-09-04 00:26:12 | 本(手作り、趣味の本)
手ぬいで作る動物マスコット 手ぬいで作る動物マスコット
価格:¥ 999(税込)
発売日:1995-06
大高輝美フェルトのきせかえ人形 (レディブティックシリーズ (1318)) 大高輝美フェルトのきせかえ人形 (レディブティックシリーズ (1318))
価格:¥ 840(税込)
発売日:1998-08

フェルトのマスコット作りに、小学生の時凝っていた話を、先日しました。

私は今でもそうなのですが、作るとすぐ人にあげたくなる迷惑な性格で(^_^;)その当時(小6だったかな)クラス全員に作って贈ったことがありました。

ただ、ある男の子ひとりだけ、あげなかったのです。仲が悪かったので。

私は小さい頃から大きくて、小6でなんと身長が166㎝あって、それがとってもコンプレックスだったのですが、それをからかってくる子でした。

“嫌なヤツ、大嫌い!”と思っていて、その子にだけ作ってあげなかった。

すると先生に呼び出され、“ひとりだけもらえないのは可哀想だから、俺に免じて(若い男の先生だった)作ってやってくれないか”と言われてしまって。

仕方なく、オウムのマスコットを作りました。みんなにもそれぞれ、イメージにあう動物のマスコットを作っていたので。大柄な男の子にはクマとか、女の子にはウサギやネコなど、その子に合ったかわいいものを。

彼のことは、男のくせにお喋りだ、と思っていたので、オウムにしました。けれど、くちばしの先が細くてまがっているので、ボンドで固めて補強したりしなければならず、結局他の子のものより手間がかかりました(-_-;)

あげると案外喜んだのですが、その後彼は東京へ転校して行ってしまいました。

さて、彼を思い出すことなく数年が過ぎたのですが、高2のとき、突然電話がかかってきて。

小学生の時は嫌いだった男の子ですが、あまり恨みを持続できない性格ゆえ(^_^;)“わ~、懐かしい。今どうしてんの”とか結構盛り上がって話をしました。そして、彼が“一日だけ、こっちに帰ってくるんだ”と言ったので、ふーん、そーお、なんて適当に答えていたのですが。

とつぜん彼の声が真剣になり、“ちょっとの時間でいいから、会えないかな。会いたいんだ”と言われてびっくり!

ちょうどその時、文化祭直前で忙しかったのでお断りしましたが、“あいつは、私のこと嫌いじゃなかったのか……?(+_+)”と戸惑いました。

男の子、という生き物の不思議を実感した出来事でした。

コメント (2)
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