宝塚市トリプル周年記念イベント「TAKARAZUKA１万人のラインダンス」

　今年宝塚市は歌劇100周年、市制60周年、手塚治虫記念館20周年のトリプル周年を迎えました。これを記念して、ギネス世界記録TM「一直線のラインダンス」に挑戦する記念イベントを開催するそうです。

　宝塚ではすでに４月に歌劇100周年と市制60周年の式典を終え、他にもイベントやグッズで記念の年を盛り上げようとされています。

　この「1万人のラインダンス」というイベントはギネス世界記録TM「LONGEST LINE OF DANCERS（一直線のラインダンス）」に挑戦するということで舞台上でタカラジェンヌが踊るようなものではないようです。

　11月1日（土）武庫川河川敷に市民が集まって列をつなぎギネスブックでの2012年ニューヨークでの記録2569人に挑戦します。記録達成されたら、参加者とダンス指導者の方に限り、Guinness World Recordsから「ギネス世界記録公式参加認定証（ネーム入り）」が購入できるということです。1万人と名乗っていますが、実際は場所の都合上5000人位が限度のようでもうすぐ締め切られます。

　もともと宝塚こども委員の方の発案で最初は実現が無理と思われたのが様々な方の協力があって実現されます。

　動画を見るとラインダンスというより盆踊りやフォークダンスのようで年配の方でも大丈夫と思われます。すでに河川敷での公開練習や特訓もされていて河川敷での清掃や草ぬきなどもあって皆さん楽しそうです。


　
　尼崎市でも再来年の100周年に向けていろいろ募集されたりしていますが、柔軟な発想で皆が楽しめるようなイベントを企画してもらいたいものです。

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尼崎を二分した市長選挙

　 「図説尼崎の歴史」現代篇コラムの「尼崎を二分した市長選挙」は1978年（昭和53年）の野草平十郎ｖｓ海江田鶴造の選挙について書かれています。
　
　そこに参考で紹介されている池田徳誠著の「尼崎の春秋」（昭和６３年）をご紹介します。池田徳誠は「県会議員を三期務め国政選挙で落選した後政界を引退した。」とありますが、引退した後も尼崎の政界とくに選挙の参謀として動いた人です。その方が書いたこの本は「小説尼崎市長選挙」と冒頭に題されていますが、ほとんど実話と思われます。

　前述の野草ｖｓ海江田だけでなく、それ以前の六島誠之助ｖｓ阪本勝、薄井一哉ｖｓ篠田隆義の各市長選挙のいきさつや裏話が書かれています。

読んでいると市長ｖｓ助役、社会党ｖｓ共産党、あるいは党内での対立など、結構ドロドロしたものがあります。

　最初の印象では野草ｖｓ海江田選挙では革新市政が気に入らない知事から押しつけられたような候補者に対して、NOをつきつけた尼崎市民の勝利と思っていたのですがどうもそればかりではないようです。

　ラストに野草市長の後援者がつくられた「市民の市長」という旗が市長室 に飾れているという記述がありますが、これらの選挙では「市民」はほとんど置き去りにされていたような印象を受けます。

　もちろん当時と時代背景が全く違うのですが本当の意味の「市民の市長」を選びたいものです。

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ＪＲ尼崎駅エレベーター

　 ＪＲ尼崎駅の改装工事については以前ご紹介しました。工事は順調に進んでいるようで最近改札口とはつながっていませんが、乗り換え用のエスカレーターは稼働し始めています。

　その尼崎駅ですがかつての田舎の駅から東西線が開通し新快速も停まるようになり大変身をとげたのが1995年です。この改築工事の計画の際に当初はエスカレーターの設置は予定されていましたが、エレベーターの予定がなかったということをご存知でしょうか。

　1992年の新聞発表によるとＪＲの計画ではエスカレーターはあるがエレベー ターは予定にありませんでした。新聞を読んだ障害者の方々はそれまでもＪＲの駅にエレベーターが少ないことに不満をもっていました。当時大阪・三宮間では住吉駅にしかエレベーターは設置されていませんでした。車いすで外出する場合ＪＲを利用する際は駅員さん数名の手を借りて階段をかついであがるという危険でしかも手を煩わせるという事で利用者が遠慮するという事がありました。

　障害者の団体でなんとか尼崎駅にエレベーターを設置してほしいとＪＲに要望しましたが、簡単には答えてくれませんでした。しかし熱心な活動が行政を動かし、南北通路（ここは市の道路）にエレベーター２基設置が決まりました。ＪＲ側も工事が始まってしまったので無理だという事だったのが、実は技術的には設置可能という事で構内西側に４基設置が決まりました。階段が斜め になっているのは後からエレベーター設置が決まったからだそうです。

　今では当たり前のエレベーターの設置にこのような経緯があったことを知りませんでした。この頃から全国的にも設置の機運が高まりエレベーターのある駅が増えてきました。障害者のためだけでなく荷物が多いときまたベビーカーなど誰れでも普通に利用しています。

　尼崎駅の運動から全国に広まったことを知りご紹介しました。
　ただ今回増える駅舎には新しくエレベーター設置はないようです。

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今村西宮市長のチラシ

　 今年4月20日に投開票された西宮市長選挙で当選された今村岳司さんの政治団体が発行したチラシの人物写真に添えられている文章が、写真の人物のものではなかったというニュースがありました。

　特に問題になった表側の「私は未成年なのでオトナの人は私たちのぶんもちゃんと投票に行ってほしい。」という文章の横に掲載されている女性は未成年ではないということです。この件は6月23日の西 宮市議会での市議の質問から明らかになったものです。

　普通個人の写真があってその下に「チラシが気になってメールをしたらすぐ来てくれました。」などとあれば当然その方の話だと思ってしまうような気がします。でも今村市長の活動日記（6月24日）によるとCMと同じでモデルを使ってメッセージを送ることは問題ないということです。

　確かに住所や名前も記載されていないし、イメージと言われればそうなのかと思えますが、今回たまたまそのチラシが手に入ったのでここでご紹介します。「投票に行きましょう。」という言葉が強く伝わってきます。

　チラシは昨年1月から政治団体「レコンキスタ西宮」の定期的な政治活動として市内全戸に配布されてきたものでこれは第12号になります。A3より少し小さいもので四つ折りされて配布されたということです。

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政務活動費（政務調査費）について

　 最近泣きじゃくる県会議員が話題になりましたが、ここで問題とされた政務活動費についてご紹介します。

　政務活動費とは議員の調査研究のために議員報酬とは別に支給されるものです。以前は政務調査費と言われていましたが地方自治法が改正になり使途が拡大できるようになり、名称も政務活動費と変わっています。

　今回問題となっている兵庫県議の場合一か月当たり50万円支給され、年度末に領収書を添付した報告書の提出が義務付けられています。

　尼崎市の場合は一か月7万5千円だったのが10万円に増額されています。（本来条例では15万円だったのが半額に減額されていたものが今年度から10万円に改正されました。）　
　その昔は領収書の添付も義務付けられていなかったので、第2の給与だと言われていましたが今では添付が義務付けられ収支報告書も公開されています。

　21年前に不正出張を機に「出直し選挙」という洗礼を受けた尼崎市のことなのでそれほどひどい使い方はされていないと思いたいのですが、以前「ほうれん草通信」でホームページの管理料やスポーツ新聞購読などの指摘を受けています。

　また会派の配布ニュースが本当に市民に情報を伝えるためのものか、写真などご自分の宣伝活動になっているのではという点に関してはかつてオンブズからの請求に監査からそれにはあたらないという回答がされています。

　実はどんなものかと思って一昨年見せてもらいに行きました。市の場合、公文書開示コーナーで所定の請求書に記入して提出すると閲覧することができます。必要ならば付箋を貼ってそのページを1枚10円でコピーして後日いただけます。

　ここにご紹介したのは平成23年度ということで2011年4月～2012年3月分です。当然昨年の市議選で顔ぶれも変わったことですし、今回話題になったということもあるので、時間ができればまた閲覧に行ってみようかと考えています。できればホームページ上に公開するなどして市民が簡単に見られるようにするくらいのことはあってもいいのではないかと思っています。
　
　全部使わないで返せばいいものを、使わないとソンみたいになってしまうのは自分のお金じゃないからなんでしょうか？

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