里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

五山の送り火

2011年08月16日 | 日々のつぶやき
今日は、京都では五山の送り火の日でした。

この行事をめぐって、最初東日本大震災で、津波の被害を受けた岩手県の陸前高田市の松の木を五山の送り火の時、燃やして下さいとの申し出を京都市が断りました。

京都に住む者として、何故燃やしてあげないのだろうと、不満を感じ、怒りさえ覚えました。

次に謝って、とりあえず500本の松の木を受け入れました。(最初から受け入れてあげればいいのに)

ところが、今度は受け入れた木からセシウムが検出されたと、又断わらざるを得なくなり、陸前高田市の皆さんにも、京都市にも割り切れない気持ちが残りました。


五山送り火で使用せず、松からセシウム



いろいろあった五山の送り火ですが、これを目にした人々の気持ちはいかがなものでしたでしょうか?

今日の午前10時ごろ、天気予報では雨が降るようなことにはなっていませんでしたのに、急にゲリラ豪雨に見舞われました。

ベランダから見える山の景色は、突然雨にかすみ、水墨画のようになりました。

この雨は、どうした事だろうと窓をじっと眺めていました。

今日の送り火をもってお盆が終わりますので、仏様が、現存する家族たちと別れて、又あの世へと帰らねばならない別れの悲しみの涙なのでしょうか?

それとも、共に念願叶わず、陸前高田市と京都市が心残りの雨(涙)を流したのでしょうか?

約20分弱、きつい雨が降り、その後、小ぶりになって12時前には完全に雨はやみ、陽がさして来ました。

こんなにきつい雨が降ったので、今夜の五山の送り火に燃やす木が各山にはすでに積まれていて、雨に濡れてしまったのではないか?

濡れた木は、今夜無事に燃えるでしょうか?

そんな思いが堂々巡りしていたところへ、主人が、府立医大病院の検査の予約日で、病院から帰って来ました。

そして帰るなり、「こちらは雨が降ったんか?」と聞きました。

病院のほうは、全く雨は降らなかったそうです。

やれやれ、それならば、今夜送り火を燃やす山も雨が降らなかったように思います。

何とか、無事に燃える事でしょうとホッとしました。

午後8時に最初の大文字に点火されました。

ここからは、テレビで映し出された映像を写真に撮ったものです。




一番最初に点火された大文字です。




次は、妙と法です。




舟形と鳥居、そして左大文字です。


五山送り火2010【京都・夏の風物詩】


今年の動画が未だアップされていませんでしたので、昨年の中から選んでみました。


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