里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

唄を忘れたカナリヤ

2015年10月19日 | 日々のつぶやき
今日の新聞の折々のことばより

     歌を忘れたカナリヤは
     
     うしろの山に棄てましょか
        
     いえ、いえ、それはなりませぬ 

              西条 八十


 八十には若い頃、象徴派の詩人として出発しながら、老母、弟妹に妻と娘を扶養する必要があって、詩を離れ、ひたすら生計を立てることに傾注せざるをえない時期があった。

自らへの責めと憐れみが交錯する心の内を、歌を忘れたカナリアに託した。

                              と書かれていました。


◆Do18. かなりや 伴久美子



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2 コメント

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感謝 (たぼちゃん)
2015-10-20 06:58:18
心の染み入るいい詩ですね。
PCのお気に入りに入れておきました。
ありがとうございました。      感謝 
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心にしみますね (里の子)
2015-10-20 16:01:52
たぼちゃん様

コメントありがとうございました。

意地悪する者がいても、「それはなりませぬ」と救ってくれる神もあるよと励ましてくれるような歌に聞こえます。

頭、体、心、何処が悪くても、みんな平等でなければなりませんね。
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