里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

父の思い出

2016年06月28日 | 日々のつぶやき
今日新聞の記事の中で、ゴールデンバットと言うたばこの名前を見つけました。

私の父が、吸っていたたばこでした。

確か、コウモリの絵が付いていたように思いますが・・・

子供のころの記憶ですので、確信は持てませんが・・・

同じころ、箱入りのピースと言うたばこもあったように記憶しています。

箱入りのピースと言うたばこのほうが、高級なたばこに見えました。

          


それに比べ、父が愛煙していたゴールデンバットと言うたばこは、何となくみすぼらしい煙草に見えました。

それでも、なんとなく懐かしく、父を思い出しました。

いつも泣き虫で、よく泣く子だった私を、そのつど「泣いたらアカン」と言ってなだめてくれていた父でした。

そんな父も、私が高校2年の10月に、あっけなく脳溢血で倒れ、30分ほどで亡くなってしまいました。

あまりにも突然のことで、あっという間の出来事でした。

そんな父の口癖は、「必ず大学は行くんだよ」と、ことあるごとに言っていました。

でも、父が生きているときは、父の言う通り大学へ行くつもりでした。

しかし、もう父が亡くなった以上、大学へ行くのは無理と判断し、私の下にまだ2人の妹がいましたし、私が大学へ行ったとすれば、下の2人の妹たちも大学へ行かさなければならないでしょうし、私は、きっぱり大学への夢はあきらめました。

山奥の田舎から京都や東京に出て、下宿生活をしなければなりませんし、学費以外にもかなりの出費がかかります。

人間は、何時夢が叶えられなくなるか解りませんね。

それも、その人なりの人生でしょう。

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4 コメント

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よく頑張られましたね (里の子)
2016-06-29 17:12:42
グライセン様

コメントありがとうございました。

グライセンさんは、随分苦労され、よく頑張られましたね。
私にも、グライセンさんのように、頑張る勇気と力が高校時代にあれば、今とちょっと違っていたかも知れないなと思うときが、時々あります。

高3の2学期の終わりごろ、私ともう一人のクラスメイトが、校長室に呼ばれ、東京のあるミッション系の大学から、「一人受け入れたいと思いますので、そちらからの推薦者をと言う知らせが来ていますので、行きませんか」と言う事でした。

受験しなくて入学させてもらえるのだったらいいことだなぁと思いました。

しかし、私には、その学校へ入れてもらっても、やはり、東京での生活となれば、色々費用がかかるのは、目に見えていましたので、とうてい無理と思いましたので、もう一人一緒に呼ばれていたクラスメイトに「ふみちゃん行って」と言いました。

しかし、そのふみちゃんも、私は薬剤師になりたいので、京都の薬科大学へ行くつもりですのでと断られました。

あの時、父が生きていてくれたら、私の人生は、今とは違っていただろうなと思う時があります。

一緒に呼ばれたふみちゃんも、よく頑張って、望みどうり、京都の薬大に入り、今は、郷里の宮津で、薬局を営んでおられます。

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経済的事情 (里の子)
2016-06-29 16:31:20
きみちゃん様

コメントありがとうございました。

私たちが、中学や高校の時は、みんな真面目でしたね。

現代の中・高生は、みんなと言っていいくらい親の経済的援助で、気楽に大学まで行き、学生生活を送っていますね。
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Unknown (グライセン)
2016-06-28 20:36:05
そうですか・・・大変でしたね・・・
私は親の反対を押し切って大学に進みました。
4年間、学費と家に入れる収入とで働きずめでした。
満足に教科書も買えなかったかな~
先生がくれたり、友達が貸してくれたりしてダブらず卒業しました。何度も学費未納で校内に張り出されていましたね。痩せほとり夏休み倒れた時も(2ヶ月寝たきり)親は知らんぷり・・・諦めない根性はこの時育ったかな・・・
兄弟姉の中で私だけが大学に進みました。
奨学金は後から返済が嫌で受けませんでした。
今思うと100万単位のお金よくやり繰りしていたとおもいます。11時過ぎでした・・・バイトから帰ってくるのは。家庭教師3件、塾1件・・・靴や、たい焼きや、レストランなどもやりましたね~
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こんばんは! (きみちゃん)
2016-06-28 19:25:04
ゴールデンバッド・・・ありましたよ!
父が吸っていました。
ピースは高かったと思います。
私も姉が病気で・・・兄弟が多かったので兄だけが大学に行きました。
当時は高校にも、いけない人がいて・・・昼間働いて・・・夜間高校に行く人もいました。

当時の人は…みんな真面目でした。
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