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| 2006年01月04日 | ||
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NYで始めた、アーティスト活動 ニューヨーク働く女性の暮らしとはどのようなものなのだろうか。今回は、ご主人の都合でNY在住、アーティストとしても活躍されている山路京子さんにお話をうかがった。 | |
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| 2005年12月25日 | ||
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続々と新しい店が登場するミートマーケット周辺のトレンドスポット！ 数年前からトレンドなスポットとしてニューヨーカーに人気のミートマーケットのあるエリア。日本ではめったに食べれないマッスルを食べよう！ | |
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２４の新シリーズがはじまった。
初っ端から、かなり派手な爆発が連続。
いやはやジャック・バウアーも健在だ。
ＣＭの合間に、ふと疑問が・・・
「ところで、アメリカのＣＭって有名人があまり出ないよね」とレイに聞く。
「有名人ってどんな？たとえば」
「たとえば、オプラ（お昼のテレビはオプラが大人気。日本でいえば、みのもんた）
とかさぁ～」
「オプラがＣＭに出たとしたら、いくらギャラを払わなくちゃなんないんだ。
そんな高いＣＭはつくらないよ」とレイ。
「そういえばジャック・バウアーは、たしか日本のＣＭに出てたよ。
電車の中で女子高生の間をすりぬけて、コーヒーを飲む」
「ジャックと女子高生とコーヒーと、なんのつながりがあるんだ？」とレイ。
「女子高生っていえば、日本の日常だから、その日常に２４のシチュエーションが
シンクロするって設定なんじゃない？」
「わけがわからん」
「たしかに日本のＣＭは、金ばっかりかかってて、わけがわからんものも
多いね」
いやはや２４は、まだまだ飽きさせない。
はやく日本語字幕でみたいなぁ～。
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オールナイトで朝帰りしてしまった。
メンツがやばかった。
友人タカが東京から来てるし、タカとは、毎日
飲みまくっていた。酒だけに居酒屋にて一人６０ドル使ったこともあるタカと私。
ママ友葉ちゃんは、最後の最後まで
「もう一軒行こうよ～」と、久々の外出に、家に帰りたがらないし。
おかげで終電のがした。
しょっぱなからモツ鍋食べながら、
クレージーに焼酎を飲みまくり。気がつけばカラオケマイクをにぎりしめ。
そして３軒はしご。
なつかしのテンポラリーで働いてたバーにて、大暴れ。
私が某レストランのフロントをクビになったときに、救ってくれたミッドタウンの
バーである。相変わらず駐在員の方でいっぱいだった。
カラオケも何を歌ったのかさえ、おぼえてない。
ここのマスターになってるＭちゃんに、「なつかしぃ～」と
抱きつきまくった記憶だけがかすかにある。
タカと凍えそうになりながら、明け方にマンハッタンアッパーウエストへ。
化粧も落とさないままカウチに寝ていた。
携帯電話がなった。「なにやってんだ！」
「泊まっちゃった。おそかったから電話しなかったの、寝てると思ったから」
ガチャッと電話がきれた。
あわててかけ直す。「電話がきれちゃったけど」「きったんだ！」
グランドセントラル駅でゲータレードを買って飲む。
電車の中でゲロはきそうになる。が、なんとか家までもった。
ここはタクシーが乗り合いなので、ブラックの男の子と父親が乗ってきた。
酒臭い息だろうから、小さく呼吸する。
家に帰ったら、レイに口をきいてもらえなかった。当然か。
子供たちは、犬みたいにワサワサと楽しそうによってくる。ちょっとだけ反省。
しかし子持ちの主婦は、朝帰りしちゃーいかんのかなぁ？
って、夫でもダメか。
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今日、葉ちゃんのうちで泣いた。
理由はといえば、なんのことはない紅白を見たせいだ。
紅白って、毎年、ビデオを借りようと思いながらも、一人で見る勇気がなくて
借りたことがなかった。一人でも見てもつまんないし。
葉ちゃんのうちにあったから見た。なんと日系レンタルビデオ店が燃えたから（火事で）
ビデオが返せなくなったらしい。
ジローちゃんのご両親もすでに見たそうだが、紅白を見ていたお父上が、
「ジージちょっと泣いてくる」とトイレへ走ったらしい。
「まさかぁ～、泣くなんてありえない」と、笑っていたら、
ジージと同じく、さだまさしで泣いた。
さだまさしの反戦の歌が心にひびいた。
セミが、原爆が落ちたあとも鳴き続けていたってくだり。
さだまさしの単調なる歌声が、その強引でない歌声が、うぅぅぅぅ～～～、涙がとまらん。
反戦を私たちも訴えるのだ！
アメリカに訴えられるのは、馬鹿ブッシュに
戦争がダメなことなんだと知らせられるのは、
原爆を落とされた日本で生まれた私たちなのだ。
と、葉ちゃんと盛り上がる。って、私が勝手に盛り上がっただけかも。
バンド名は、ごくつぶし。もしくは、ヨウロウノタキ。
「妖狼の多岐かなやっぱ」と私。
「なんだかヤンキーみたいなあてじじゃん」と葉ちゃんが笑う。
私は、アフロにしてキーボード担当。
なぜにアフロかって？スキマスイッチのキーボードの人みたいに目立ちたいから。
ＮＹ主婦軍団がデビューをかざるのじゃぁ～～～！
って、夢だけはでっかく持とうぜ２００６年。
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アヤとエリカがとうとう私の平穏を約束するカウチにまで、リスのように
よじ上ってくるようになった。いやリスというより動きがにぶいので、
カメレオンみたいな感じだ。
今までなら、カウチに座ってれば、子供たちが泣きわめいていても
知らんぷりして、茶でもすすりながら、ゆっくりラップトップで遊べたのに。
今は、カウチにのぼった二人とデニスがウロウロする。
そうなると、私は座ってられない。
横になっていようものなら、胸に一匹、腹に一匹、そして足元でジャンプする一匹。
胸の筋肉と腹の筋肉は、つねに力を入れて板のような状態にしておかないと、
みぞおちに入ったりしたら、ゲロはきそうになるし、危険だ。
っつーかー、このおかげで少しは腹筋がついたような気もするが。
カウチに上れるようになったのも困るけど、もっと困るのは下りられないこと。
カウチの上で、遊びあきてしまったら、下りたいらしいのだが
下りれないときた。
そこで下りる手段としては、泣くのだ。放っておけば、泣きわめく。
一人そして一人と、カウチから引きずりおろす私。
どこかの祭りにあったような気がする。こうやって人を引きずりおろすっての？
とにかく、もう上らないでくれ！
キッチンのゲートが壊れたから、１００ドルもかけて新しいゲートを入れたのに。
カウチにもゲートが必要か。とはいえ、カウチにはゲートなんてつけれないしなぁ～。
どうやって奴等の攻撃を阻止できるのか？
このカウチがトランポリンやジャンプ台になるのも、時間の問題だ。
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アヤは、なぜだか食べまくる。子供たちばかりに先に食事をあげていても、
私が食べてるとほしがるので晩御飯も二回、三回は食べる。
今日も、私が食事をあたえたはずなのに、レイが仕事からもどってきて
食べてると、ギャーギャーとわめきながら近よっていく。
「ゆっくり食べられないよこれじゃー」とレイもブーイング。
「ほしがってるから、食べさせないのもかわいそうだし・・・」と私。
チキンラーメンをこばらが空いたので私が食べてると、
子供たち３人ピーチクパーチク、テーブルの横で口をあけて待っている。
短い麺を、口を開けて上をむいてるところへ箸で入れてやるから、
まさしくヒナみたい。
ピーチクパーチクっていえば、かわいいって感じだけど、
人間だからギャー、ヒャーッ、ドゥードゥーなどと
ジミー大西みたいな声まであげてうるさいのだ。
一人にあげていると、脇でギャーギャーわめく。
だから今度はそいつにあげてると、別の二人がギャーギャーわめく。
デニスは一人で食べれるはずなのに、なぜか混ざってるし。
あぁ～はやく自分で食べれるようになってくれ。
ついでにウンチも自分でふけるように・・・。アヤが三回ウンチ、エリカが二回
デニス一回。一日のうち計六回のオシリふき。
そろそろエリカとアヤとデニスの臭いをかぎわけられるかも。
っつーのは冗談だけどさ。
まだまだ道は険しい。
今の願いっていえば、ラーメンを一人で一人前ゆっくり食べたいってこと。
人間って酷な状況におかれると、なぜか欲望のレベルが下がって
くるなぁ～。
【育児記録】
アヤがバイバイとはじめて言葉らしいことを発した。
でも私が「ミルクあげるね」といえば、台所へ急いで走っていくところをみると、
いってる言葉の意味はわかってるらしい。
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「ウエストチェスター在住Ｍ選手の奥さんがサングラスをかけていて
かえって目立ってる」って話。私も日系スーパーで彼女を見かけた気がした。
それは、派手なコートを着てサングラスかけてる女性がキラリと光ったせいだ。
やっぱーセレブは、ちがうぜって雰囲気。
きっとこれが噂のＭ選手の奥さんだ！と思った。
とはいえ、ウエストチェスターには、リッチな駐妻軍団がいる。
彼女らは、ヘアーサロンにもマメに通い
ブランドの服やバッグでキレイな格好してるから、
ブランドものの見分けがつかない庶民な私には、みな同じに見えたりする。
もしかして私の思いこみで、駐妻だったかもしれない。
しかし、
派手ってだけで噂になるＭ選手の奥さん。セレブってのは
大変だなぁ～。
それに対して、地味なセレブの話もある。
今日は、友人ヤッちゃんとロンドン在住の妹さんが遊びにきてくれて、
「芸者の映画みたよ」って話になった。
「そういえば、原作では大手電気会社のＭ氏が彼女をお輿入れしたって
話だったと思ったけど」
「彼の孫たちって、幼なじみだったの」
と姉妹が口をそろえる。
なんとセレブな幼なじみがいるもんだ。
「ロンドンで三男に会ったけど、あまりに地味すぎて、社長になってるって
ことすら知らなかったの。それにｘｘｘちゃんって、
ものすごい腰が低いしさ」と妹さん。
リッチな暮らししてるはずの人が、地味っていうのも不思議だ。
「ビルゲイツとかも、案外、地味なんだろうねぇ～。あんなに金持ってても」と私。
「でも、奥さんはキレイだって」ヤッちゃんが、すかさず言った。まるでビルと
夕食会にでも行ってきたみたいな。
ヤッちゃんならＶＩＰを相手にお仕事してたから、可能性ありそうだ。
ちなみにそのＶＩＰっていうのは、国際的に政治的、経済的に
重要なことを担う人たちのことらしい。
「奥さんキレイでも、ビルはやってなさそうだ」とエグイ答えをだす私。
結局、セレブってどんな行動も噂になってしまうわけで。
リッチな人は注目されて、大変だなぁ～。
今、ドラマ「花より男子」を見てるけど、
庶民とセレブの恋なんて、あり得ね～～～！と叫びながらも、ドラマ見ることを
やめられない私であった。
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今日は、レイがＢＥＴでゲットーな番組を見ていた。
ドラッグディーラーでクィーンズの豪華な家に住んでる若い夫婦。
なぜかアフリカに住むことを夢みたりしてて。
アフリカって、レイも行ってみたいって言ってるけど
ブラックの人たちにとっては、あこがれの地なのだろうか？
理由は「僕たちの祖先は、アフリカからきてるから」
ジャマイカで生まれてたとしても、やはり祖先はアフリカだ。
話は変わるが、ＣＭで流れていたのがThe Corner
私も前に見たけど、ドラッグにはまるブラックの家族のくらぁ～～～い話。
主役の若い男の子がドラッグ売ってて、両親はドラッグ中毒。そしてティーンの
ガールフレンドが妊娠。ありがちな話。
男の子のお父さんは、息子から金をもらってまでドラッグをやめられない。
「これって実話がもとになってるらしいよ」と私がレイに言えば、
「こんなの実話がもとになってるなんて言う必要ないよ、こんな生活してる人
たくさんいるんだから。特別じゃないし」と返された。
たしかに、そうかもしれないなぁ～。ハーレムにもまだまだドラッグ売って
生活してる人がたくさんいるし。売り場争いで殴られたり、殺されたり
っていうのも、いまだ現実らしい。
あまりにハーレムに住んでたころ平和だったから、
そんなの１０年前に終わってるんだとばかり思ってた。
しかし、このドラマは、くらぁ～～～いっす。
これを見ると、なんだかいつも心が沈んだものです。
ラストに、このドラマのモデルとなった家族が実際に、その後って
いう形式で出てくるんだけど、
あまりに役者の男の子がカワイすぎたせいか、ギャップが。。。
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ハーツデールにあるブックオフへはじめて行った。
うわさに聞いていたが、男前なハーフの兄ちゃんが店員さんだった。
こっりゃぁ～～～NY郊外の主婦の心をわしづかみだわ。
なんとも甘いマスクで、モデルさんや映画俳優でもOKなルックスなのに、
ちょっと汚れたエプロンなんてつけちゃって
古本を売ってる。たしいかに男前じゃわ。
わけもなく立ち読みしに行ったり、
ドキドキしてる主婦もいるはずだ。
私が２０年若くて、体重も１０キロほど少なければと不可能なことばかり
考えてしまう。
私の友人が、「自分が主婦になっても、きっと恋心は失わないわ。きっと
八百屋の兄ちゃんにだって恋してるかも」って言ってた。
まぁ～私には、恋心なんてものがないせいで、こんなにデブってるんだが。
きっと女を捨ててなければ、きちんとスタイルを気づかってるはすだ。
女を捨てて、男として生きてるわけでもないけどさ。
女を捨てて、母になってるってわけで。
もちろん、母でもキレイな人はたくさんいるけどね。
ダイアンレイン主演の映画Unfaithfulで、NY郊外の主婦が浮気に走るって
のがあったけど、こういう男前がいれば
そういうことが起こるのはも仕方ないのかもなぁ～。
セクシー主婦と、美男な古本屋の兄ちゃん。
うぅ～～～む誰か妄想をとめてくれ。
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マンハッタンには、星の数ほどレストランがある。
イタリアン、フレンチ、インドのカレーはもちろんのこと、
ジャパニーズ、チャイニーズ、コリアンなどアジア料理も充実、
ジャマイカンやスパニッシュ、ブラジル、グリークなど
日本ではあまり見かけない料理も、ふつうに親しまれている。
ところが、
レイ弟の妻、ジョアン（フィリピーノ）とつきあうようになってから思ったのが、
マンハッタンではフィリピン料理をだしてくれるレストランを見たことない。
だからフィリピン料理ってなに？えっ、食べたことも見たこともないよ。
？？？マークが三つも頭にならぶのだ。
ついでにシンガポールの料理もシンガポールスリングってカクテルくらいしか
知らん（って、これはシンガポールと関係ない？）
ジョアンに聞けば、フィリピン料理のグロッサリーやレストランは、
クィーンズにはたくさんあるらしい。
それはきっとフィリピーノがたくさんいるエリアがあるのだろう。
で、フィリピン料理はどんなもの？ってジョアンに聞くと、
「豚のカツレツ（トンカツやね）なんかをよく作るわ。カリカリしていて
おいしいのよ」
それにしても、どうしてフィリピン料理のレストランがマンハッタンには
ないのだろう？謎は深まるばかり。きっと、フィリピン料理ってマズイのかな？
夫のデービッドに聞けば、
「フィリピンレストランにクィーンズで行ったけど、おいしかったよ」
そしてその謎が、とけたのは今日。
ジョアンとランチをうちにて、お互いの
夕食の残りを温めなおして食べていた。
私はカレーをデニスのためにレンジでチン！
ジョアンがにおいを嗅ぎつけて「ヒロエ、カレーのいい匂いがするわ。
私も食べてみたい」と言ったのだ。
そういえば、彼女が私の食べてるものに関心をしめすのは
珍しい。
ついでにこっちも試してみれば？と冷凍シューマイをチンしてあげた。
ところが、
「私、めったに新しいものは食べないの」とジョアンが食べない宣言！
「え？そんなこと言わずに、食べてみなよ」
「やめとく・・・」と苦笑いするジョアン。カレーも食べたいっていったわりに、
スプーン一杯だけ。
「日本人だったら、どんなものでもとりあえず試しに食べてみる人が
多いけどね。うちの母なんて、グリークのジャイロ食べて、ウハウハ喜んでたり、
ベルギー料理のマッスルも日本じゃ～こんなにプリプリしたムール貝は
食べられない！って興奮してたし。
フィリピンの人たちって、新しい味や料理に挑戦しないの？
それとも、それはジョアンだけ？」
「そうねぇ～、フィリピンの人たちって、決まったものを食べる人が多いかも。
うちの両親も、決まったものを食べてるわ。
だから家族でいくレストランも、限定されてて、一つの場所ばかり行って、
その上オーダーするものも同じ。シェフが変わってしまうと
味が変わるから、それだけでそのレストランからは足が遠のくの」
キラキラキラリーーーン！
私の頭の上で、星が光った。とうとうフィリピンレストランの謎が
とけたのだ。
私のロジックは、こういうことだ。
「だからフィリピンのレストランをマンハッタンで見たことないんだぁ～。
だって新しいレストランを怖がってフィリピンの人が行かなければ、
フィリピンレストランをつくっても客がこないもの」
「そうかもしれないわねぇ～」ジョアンが気のない返事。
「シンガポールの人もそうなのかな？」
「きっとそうかもしれないわよ」
それ以上ジョアンは答えてくれなかったけど。
ちょっと気分を害したのかな？
本当は、もっと聞きたかった。
「もしかして、フィリピンにもフィリピン料理のレストランは
少なかったりする？」
レイも同じく、珍しい料理などは怖がる。だから、私の料理のレパートリーは
限定されている。
ニラ玉なんて、ぜったいに食べない。
ほうれん草もおひたしなら食べるけど、ガーリック炒めにすると食べない。
だから、食べられるメニューを日替わりで
つくる。牛肉の炒めものとか、カレーライスに、餃子やチャーハン。
ロールキャベツなんて、私は大好きなのにレイが食べないから
作らない。クリームシチューは、私とデニスだけ食べる。
はやく子供たちと、いろんなものが食べたいなぁ～。
そしたら、
レイには、手をぬいて、同じものばかり与えるぜ。
猫まっしぐらの猫缶でも食べさせておこうっと。
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ゴキちゃん（ゴキブリ）が、わが家で大量に発生中。
隣に、いついるのか会ったこともなかったけど、長年いたチャイニーズの中年女性が
昨年末に出ていったせいだ。
もう双子が生まれて１年もたっていたのに、会ったことなかった。
「うわぁ～かわいい双子ちゃんねぇ～」と引越しのときに初めてしゃべったくらい。
きっとゴキちゃんは、引越し後の工事の間、食べるものがなくて困ってしまった。
まずいものしか置いてないけど、とりあえず生きるために、
わが家へ移動してきたのだろう。
うちの飯が食えるなんて、ゴキちゃんの生命力はすばらしい。
それでも今まで隣の飯を食ってたくせに、本命の男に捨てられたからって
キープ君のように、わが家をあつかう
ゴキちゃんがにくい！
だから一日に、ゴキちゃんを数匹殺している。
細長くて茶色いやつばっかだったのに、最近はケツが丸くて黒っぽい
ちがった種類のやつまでいやがる。
殺すには、素手でつかんではないけど、ティッシュとかキッチンペーパーとかで潰す！
ゴキちゃんごときに、
こんなに紙を無駄にしてたら、またしても自然環境を破壊するではないか。
ってことは、殺しをやめてゴキちゃんと共存するしかないか？
今日は昼間に、卵を抱えている、つまりは妊婦のゴキちゃんが私の
書類が入ってる引き出しに侵入。
どこに隠れたのかわからないので、
無造作につみ重ねていたものを、きれいに整理しなくちゃならんはめに
おちいった。デニスに「ちゃんとゴキブリが出てこないか、見ててよ」
と声をかける。
デニスは、ゴキちゃんを目ざとくみつける、偵察係みたいなものだ。
レイにはDad Look! There is a roach!
と知らせ、私には「お母さん、ゴキブリがおるよぉ～」と教えてくれる。
NYは寒いから、ゴキブリが少なかったはずだが、
どうなっとるんじゃ！
ハーレムに住んでたころはめったに見なかったけどなぁ～。
きっと今は、子供たちが食べ散らかすからだろう。
【育児記録】
アヤとエリカが便所のフタを開けられるまでに成長。
トイレの中へ手をつけるのも、秒読み開始となった。
今日は、とりあえず二人ともシャツや手がぬれてなかったのでセーフ。
トイレットペーパーあそびは、すでに始まっている。
カラカラカラカラと、ちょっと目をはなした隙に、エリカがペーパーをのばし、
エリカを移動させてるすきに、アヤがカラカラカラカラ。
二人でバケツリレー状態。
どこかのテレビ番組のゲームみたいだな。
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日本のニュースを見ていたら、とある人気ブログサイトが狂牛病の話をとりあげ、
ベジタリアンのサイトへリンクしていた。
ベジタリアンのサイトつまりは、動物愛護団体とかが関わってるんだろうけど、
見なければよかったと思うチキンや豚のエグいシーンや飼育のしかたなのだ。
しかし、肉を食らうってことは、そういうことだ。いまさら・・・って気がするんだけどさ。
見ちゃうと、やっぱー気持ちわるくて、ちょっとお肉が食べれなくなっている。
もともと私って、子供のころは肉がきらいだったせいかな。
とはいえ、人類すべてがベジタリアンになったら、
ウサギのような目をした人間ばかりになってさ。
攻撃性はなくなるだろうけど、その分、ここまで世の中が進化してなかったかもなぁ～。
あと狂牛病が怖くて、アメリカの牛肉を輸入しないって日本はがんばりを見せるけど、
アメリカに住んでるワシらはどうなる？？？
勝手に移住してんだから、リスクにさらされても仕方ないか・・・。
っつーかー日本でアメリカの牛肉食べないように気をつけてたとしても
マック食べてたら同じだよな。まさか日本のマックはOGビーフ限定だったり？
どちらにしてもダイエットには効果的な
のサイト。リンクはしませんので、ダイエットを試したい方は
検索ください。ベジタリアンになってしまっても私は責任おえませんぞ。
私は、この映像の記憶がうすれるまで、何日かかるのかなぁ～。
きっと明日には、フライドチキン食べてそうだわ。
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エリカ（写真右端）がミルクをラッパ飲み。
エリカは食わずぎらいなところがあるが、
アヤ（写真左端）より太っている。デブも遺伝ってことか。
真ん中は、レイの弟の娘ジェード。
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エリカは、アヤがしゃべれなくて悲鳴をあげてるだけなのに、
すでに「餌をくれ」を「うまうま」
「ばいばい」を「ばぁいぶぁ～～～い」
私が子供たちをバスルームやベッドルームから追い出すさいに使う
あっちへ行っての「ゴーゴーゴーゴー（レッツゴーひろみ！っぽく）」を「ごぉーごぉー」と
言えるようになっている。
アヤはデニスがしゃべれなかった時と同じく、キャーっと大声をあげるばかり。
双子なのに、なぜにこんなに発達のしかたが違うのだろう？
だから、胎教とか、ベイビーがお腹に入ってるときに食べるものとか、
産後の教育とか、ベイビーに見せる本や音楽なんて、もうなにも信じられなく
なってしまった。
頭の発達速度は遺伝だ。エリカは私の脳の遺伝子をもってるにちがいない！
（って言ったら、レイは俺の脳の遺伝子だ！と言いはる）
ちなみに私の母いわく、「ヒロエは、１歳の誕生日をむかえる前から、
お父さん行った？って、文章をつくってたのよ」
う～～～む、はやく脳が発達しすぎたせいで、そのままストップしてしまったのか？
あと、エリカは本が好きで、絵本をもってきて読んでくれという仕草をする。
生まれたときから、エリカは雑誌をレイに持たされて楽しそうに読んでいたが、
それは相変わらず。
本を読んであげると、だまって聞いて、たまにドラゴンの絵を
指さしたりしている。アヤは、まったく関心をしめさない。
NHKが出してるクラシック音楽のアニメはデニスも大好きで、見てたけど
アヤは、これにも関心をしめさない。レイが食べてれば、横でワァ～ワァ～うなり
私が食べていれば、横でワァ～ワァ～声をあげる。
食べることばかりに夢中だ。
きっと食いしん坊な私の母からの遺伝だろう。顔も似てるし。
食いしん坊だけは、「食いしん坊万歳！」のガイドになれないかぎり、
なんのとりえもなさそうだなぁ～。
今のところ、アヤは痩せの大食いだけど、
アヤの将来が心配になってきた。
うぉ～～～！ランキング2位。あと一歩で1位じゃないか
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年明けから、イライラしている。
そりゃー子供たちが１２時ちかくまで起きてたら、イライラもするぜ。
昼間は、
ブロンクスのボタニカルガーデンのトレインショーに行ってきた。
レイが起きぬけに突然、
「デニスをトレインショーにつれていってあげる」とツルの一声。
みんなで行くことになった。
もう、行くが行くまでレイのつれていってあげるという
言葉を信じないようにしていたが、
この寒空の中、マジで行ってきた。
「うわぁ～ブロンクスって黒人が多いエリアなのに、白人ばっかり」とレイが驚く。
ありの子を散らすように白人家族がひしめくブロンクスボタニカルガーデン。
こんなに広いのに、パーキングもなくなるほど。
白人って寒さ知らずだもんなぁ～。このクソ寒さの中、トレーナーとジーンズで
うろついてる家族までいた。恐るべし！
どんな体温調節機能なのだろう。きっとシベリアンハスキーとか、
白人だけは、わずかな物資で南極にとり残されても
タロとジロみたいに生き残ることができるはずだ。
それにしても、なにを白人ばかりだとか言ってるのだろうか？
ブラックの家族がこの寒空に出てくるはずがないじゃないかと、
私が思っていたら、
「あ、そうだったブラックは、寒いから出てこないんだ」と、レイが勝手に
納得していた。
はっきり断っておくと、暖かい春や夏でも、ブラックの家族はほとんどいない。
それは美術館やクラシック音楽のホールも同じだけど。
やはりブラックは貧しい人が、圧倒的に多いからだろうな。
貧しかったら、植物や、絵画や音楽を楽しむよゆうがない。
大人１６ドルもするトレインショーも見れるパスチケットを支払うことなんて
できないよ。
トレインショーのブースには、ストローラー乗り入れできないので、
結局、私と双子は、カフェテリアで待つことになった。
白人家族でテーブルは、ほぼ満席。
私は、ひっそりと座ってエリカとアヤに、おにぎりを与える。
と、断りもなく、私のテーブルに白人のおばあちゃんと、ブラックの介護の女性が
座った。
白人のおばあちゃんは、化石みたいに動かない。
ブラックのオバちゃんの介護は、ぶっきらぼう。
金持ちのおばあちゃんは、ただただ子供のように扱われていた。
白いペーパーナプキンを胸にあてられ、ケーキを食べさせてもらっている。
こうして介護されてても、ボタニカルガーデンを楽しもうという心意気がよい。
レイたちが戻ってきたら、「家へ帰るぞ。１時間もラインに並んで、
トレインが走ってるのを１０分ほどしか見れないんだ。クレージーだよ！」と
レイはいつものようにトサカを立てていた。
私は、枯れ木ばかりを見てられないから、「じゃー子供用植物園へ行こうよ。
トーマスが展示してるらしいし」と、強引につれていった。
ところが、トーマスどころか、ここも満員。
白人ママが、「あら、長男と双子の女の子なのね。
うちも一緒よ」と声をかけてきた。
「うわぁ～そうなんだ！」と私は会話を続けなかったが、レイが
「育児は大変ですか？うちは長男とほとんど２歳くらいしかはなれてなくて」と
聞いていた。
「うわぁ～偶然！
うちもそうよ。それでも、
うちは上が５歳になってて下は３歳だから、楽になったわ」
「うちは、まだ双子が１歳で上がもうすぐ３歳になる」と、レイ。
「そうなのぉ～、それじゃーまだまだ大変ね。でも、そのうち楽になるから」
と、励ましてくれた。
一緒にきていた、おばあちゃんやお姉さんらしき人にも、
「ほら、ここも家とおなじ家族構成なの」と説明していた。
なんだか私とちがってパワフルなママだった。
私も、それくらいになったらパワーを回復できるのかな。
寒さにまけて、急ぎ足で植物園をあとにした。
ボタニカルガーデンまでつれてって外出させたにもかかわらず、
３人とも１０時の日本語放送「大奥」が終わるまで寝ない。
終わってからも寝ない。
１１時半ごろ、
ようやく子供たちも寝ついた。
そして今夜も私の神経がキレかけた。
さっきはデニスがヨーグルトを食べると、冷蔵庫から勝手にとりだし。
仕方ないので、ふたをあけて、「テーブルで食べなさいよ」
と、スプーンとヨーグルトを持たせていたら、
ヨーグルトのついたスプーンがアヤの頭の上あたりで、ゆるやかに弧をえがいた。
スタバのホイップクリームがのったフラップチーノの上にキャラメルソースを
かけるみたいに、アヤのわたあめみたいなフワフワウェーブの
髪の毛の上に、ヨーグルトのラインが彩られた。
「てめぇ～～～殺すぞ！」とは、叫ばなかったけど、
「デニーーース！だからテーブルにさっさと座りなさいって言ったでしょ」
ヤクザの借金取りみたいな、ドスのきいた声になっていた。
デニスは、ちょっとおびえたのか、ヨーグルトからはなれた。
「いいから、こぼさないように食べなさい」と言い残して、
アヤの髪についたヨーグルトを洗面所で洗う。
わたあめみたいな髪の毛に、甘いものがべったり
ついて絡まったりすると、最悪だ。
髪をといてあげる暇もめったにないのに。
そんなこんなで、私もそろそろ寝ます。
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