抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

似てない双子

2005-01-31 02:17:17 | ぜ~んぶ見せます!
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双子なら二卵性でも、かなり似ていることが多いけど、うちのアヤとエリカはまったく
違った顔をしている。アヤの目はわりと切れ長っぽくて、エリカはキューピーのような
クリクリした目。色もアヤが浅黒くて、エリカが色白。大きくなったら色は変わるけど。

髪の毛も、アヤは真っ黒でウェーブがほとんどないストレート。エリカは、茶色くて
フワフワした毛。アヤがフサフサなのに、エリカは少ない。エリカの毛はレイのママ
いわく「大きくなったらアフロになるわよ、ナディーン(レイの妹)の毛質もこんな
だったわよ」

そうかぁ~、黒人女性のような髪の毛になったら、ブレード(編みこみ)みたいなのを
しなくちゃならないのかも。私は不器用だから、三つあみさえできないんだけど、
どうしよう。

あと、二人の体形もかなり違う。アヤは筋肉質で腰がキュッとしまっている。
エリカは皮下脂肪が多いかんじで、全体的にフワフワしている。
双子に同じ服を着せることを楽しみにしていた私は、ちょっとがっかり。

同じ服を着せても、似合わないほうが出てくるのだ。
アヤはピンクが似合うけど、グリーンや黄色はエリカの方が似合う。
ピンクレディーも、ウォンテッドの時は、ミーちゃんが黒でケイちゃんが白
だったな。

あ、ピンクレディーは双子じゃなかった。

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アメリカ人のおばあちゃんに褒められる服

2005-01-29 03:11:23 | ぜ~んぶ見せます!
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いつも私が着ているエスキモーのようなコート。首のところにウサギの毛が黄ばんだ
みたいな化繊の毛がついていて、ダッフルみたいなボタンになっているのだ。
H&Mで数年前に買ったのだが、かなり気に入ってて、まだ着ている。

昨日ストップ&ショップという近所のスーパーへ、このコートを着ていってた。
って、アルプスの少女ハイジのイッチョウラみたく、これしか着てないんだけど。
レジのおばあちゃんが、せっせと荷物を入れてくれた後、

「そのコート素敵ね!あったかそうで」と褒めてくれた。サンキューと答えておいたが、
おばあちゃんに気に入られるコートって、その時代のコートなのだろうか?
うーーーむ、褒められたんだから悪い気はしないんだけど。

若い子に褒められたのなら、きっと私のセンスも、まだまだイケル、若いままだと思えるけど
もはや私のセンスも、おばあちゃんサイドへと突入してるらしい。

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便秘症の双子

2005-01-25 06:06:06 | ぜ~んぶ見せます!
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ウンチが出ない。ベイビーちゃんたち二人とも一日おきか二日おきにしか出ないのだ。
「ウンチがやわらかかったら、問題ないですよ。一日おきとか二日おきでも」と
ドクター。

しかし、ちょっと赤ちゃんのウンチにしては、硬い。
もう、すでに形あるウンチ。生まれたての赤ちゃんのウンチは、べちょべちょの
はずなのに。

デニスが赤ちゃんだったころと同じく、エリカはウンチの際にギャーギャーピーピー
と泣きわめく。おでんにつけるような和がらしが、ネリネリと出てくる。それは
5回ほど拭いてやっても繰り返す。

あぁ~どうすれば、よいのじゃ。ウンチで苦しむガールズよ。

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二人で同時に泣きだす双子

2005-01-24 07:27:23 | ぜ~んぶ見せます!
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うちの双子は、二卵性だけど
同時に泣き出したり、同時にしゃっくりしたりする。
レイいわく「ステレオみたい」

同じような泣き声で、二人で左右で泣けば
そりゃーステレオみたいだわ。

しかし、アヤは低音で、エリカは高音。
コーラスのようだ。将来は、ユキサオリの姉妹みたいに、歌手になって
一儲けしてほしい。

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大雪にスーパーは大混雑

2005-01-24 07:24:28 | ぜ~んぶ見せます!
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大雪が降るという前の日、金曜日からスーパーは大混雑だった。そりゃー雪がふれば
外に出れないし。私たちも、金曜日の夜に食料品を買いあさる。
次の日の朝、わけあって雪がふりはじめる直前にスーパーに行った。

昨日よりも、もっとスーパーは混んでいた。みんな雪のふる直前まで、ありのように
食料備蓄に励んでるのであった。

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やっぱり口約束を守らないアメリカ人

2005-01-21 02:55:57 | ぜ~んぶ見せます!
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同じアパートに住む白人のおばあちゃん。
デニスに会えば必ず「デニース!」と声をかけてくれる。とてもフレンドリーな人だ。
昨日、出産後に久々にエレベーターの中で会った。

「双子が産まれたのよ!ほらお腹も小さくなったでしょ」と、おばあちゃんに言う。
「うぁ~っ、生まれたのね、じゃー後から家に見にいくわ」おばあちゃんは言った。
が、夜になっても、おばあちゃんは姿を現さなかった。

きっと日本人だったら、見に行くといえば見に来るってことで、ぜったいに
やってくるはずだ。5分でも顔をみせるはず。

一度、レイの妹のナディーンから電話があって「あと30分以内に遊びに行くわね」と
言われたので、掃除をして待ってたら、来なかったことがあった。
わざわざ30分以内に電話してきて、来ないのだ。これには驚かされた。

しかし、これもアメリカでは普通のことらしい。
日本の口約束でも、約束は必ず守るという原則で生きてきた私にとって、いつになっても
このアメリカ人のいい加減さは、理解できないのである。

ちなみに、日本にいたころ、派遣で働いてたときに、ドイツ人女性の友人がいたが、
彼女いわく「私はアメリカ人って苦手なの。今度一緒に遊ぼうね、とか
約束してても守らないから」と言っていた。そのころにアメリカ人女性の友人が
いなかったので、気づかなかったんだけど、このことだったのだ。

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季節外れのサンタクロース

2005-01-20 02:48:19 | ぜ~んぶ見せます!
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赤ちゃんの洋服は、買い揃えておかないほうがいい。生まれた後、プレゼントに
たくさんいただくからだ。ただし、いただきものの中でも使えないものもある。

日本人の友人は、
「生まれた月が12月末だから、あと3ヶ月くらいで
春になって3-4ヶ月のベイビー服でも長袖や半袖のコットン素材のものが着れるな」

などと考えて買ってくれるのだろう。ちょうど季節にあったもので助かる。
しかし、レイのアメリカンの友人がくれたものは(いただきものに文句つけるのも
申し訳ないけど)クリスマスに生まれた子供らなのに、3-4ヶ月の赤ちゃんが着る、

首周りにポワポワした赤いものがついてるサンタクロースのような赤い上下のフリース
素材。これって、3月や4月には、もう着れないよぉ~。
ストローラーに乗せた季節外れの双子サンタみたいになってしまうぜ。

               ☆☆☆

それはそうと、レイに「母乳をあげてるから酒は飲むな!」と口をすっぱくして
言われてるのに、グランドセントラル駅の地下にあるメキシカンレストラン
でアキっちゃんと飲んだ。

一年ぶりに飲む酒は、最高にうまい。あまりの緊張に酒をオーダーするのにも時間がかかった。
寒いし、やっぱー寒いときには、ウイスキーかな・・・でもウイスキーだとオンザロックス
になって、氷が入って寒い。じゃーワインかな、常温でもいけるし。とか、
何を飲もうかと考えていたせいだ。

結局、大学生のころから馬鹿の一つおぼえみたいにオーダーしているジン&トニックが
口をついて出てきた。それでも、久々の酒のオーダーに声がふるえた。
「ジン&トニックをください!」なんという、いい響き。

やっぱー酒はやめられましぇん。

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アメリカでボスへのお歳暮・お中元は禁止?

2005-01-19 00:50:43 | ぜ~んぶ見せます!
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レイのボスは、毎年、クリスマスにプレゼントをくれる。シートにつけるマッサージ
機だったり、ポータブルにつけたりできるPC用の小さなディスクだったり、
面倒なときはギフトカードだったりする。しかしギフトは欠かさないのだ。

「じゃーボスには、お歳暮とかお中元とか、贈らないの?」とレイに聞くと、
「うちは会社でボスに贈るのは、禁止されてるんだ。たいていの会社がそうだと
思うよ」と言っていた。

「それって昇進を狙ってる人たちが、いいものを贈ったりするから?」
「きっとそうだね。昇進に、そんなことが響くと、会社側が困るだろ。能力よりも
そっちが優先されてしまうことになってしまうし」

「なるほどぉ~」と関心。たしかに人付き合いのうまい人は、必ず贈り物や
カードに礼状などを欠かさない。私は、これが下手なので、日本の人とのお付き合い
で損してると、いつも思ってる。

それでも、年賀状を出したりとか、お中元お歳暮などを、
なかなかできないのであった。お世話になってるみなさん、ありがとう!
感謝の気持ちはたくさんたくさんあります。

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毎日が格闘の乳やり

2005-01-16 01:14:16 | ぜ~んぶ見せます!
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双子のミルクの時間は、毎日毎日が格闘の日々。
一人が起きて、一人が寝てたり、同時に起きて泣き出したりする。
双子ママの先輩から、「二人とも同時に起こしてミルクを飲ませないと、こっちの身体が
もたないわよ」とアドバイスされたものの、

どんなに起こそうとしても、一人が起きなかったりする。
時間差攻撃でズレて起きることが続く。だからミルクを与える時間は2倍。
しかも、昼にはコンコンと寝ている二人組みは、夜になるとフクロウのように

目をクルクルさせて起きているのだった。静かにしてりゃーいいけど、グズグズと
ぐずる。ミルクをやったり、抱いてやったりして、一晩中、産後の私を気づかって
母が起きていてくれる。いつもは夜中の12時半ごろに寝つくベイビーらは、気まぐれで

2時まで寝なかったりする。昨日は、一人が5時近くまで寝ず、昼間に寝てばかり。
でも大人の私たちは、昼寝しようにも、なぜか寝られない。体力の限界だぜぇ~。
寝不足で私たち母娘はボロボロに痩せ細っていくのかと思ってたが、

夜中に腹がへって夜食を食べるせいか、かえって冬眠前の食いだめしたクマのように
皮下脂肪がついてきた。

一日中、母乳とミルクを与えてばかりいると、乳牛になった気分だ。それと、
双子ママの先輩に教わったとおりに、二人の頭を抱えて、両方の乳房で母乳をやる。
両方でチャプチャプと乳を吸われていると、なんだか豚のお母さんになった気分。

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家でシンナーの臭いが

2005-01-15 01:48:25 | ぜ~んぶ見せます!
私が書いているオールアバウトジャパンの記事より
http://allabout.co.jp/travel/nylife/closeup/CU20050101B/index.htm
NYで活躍中のジャズシンガー、YUKAKOさんにインタビュー。

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産後なので、なかなか新車トヨタのシエナを買ってもドライヴしない日々が続いた。
「産後21日を過ぎれば、日本では床上げといって多少は動いてもいいのだ」と母の
アドバイスから車を運転することにした。って、「まだ運転とかはダメよ」と母は

言っていたが。突然に、家の中にシンナーの臭いがしてきたのだった。
どうやら、アパート内のどこかでペイントしているのか。ダクトから、臭いがしてくる
ので、慌ててダクトを閉める。

しかし、私たち大人さえ頭が痛くなるほど、臭いがひどい。「これじゃー赤ちゃんに
悪い」と母が心配する。「なんとか、部屋を探しだして、いつまでにペイントが終わる
のか聞いてきて、やめてもらったほうがいいわ」と母が言うので、私はスリッパをはいて

アパート内をウロウロしたのだった。しかし、どこもドアが閉まっていてわからない。
「仕方ないから、外へ出よう」とドライヴすることにした。
レイに電話すると、「実家にいってれば?」と言うので、家から車で8分ほどの
実家へ行くことにした。

私たちが車に乗ろうとする前に、工事を終えた人たちが、帰路についていた。
ベイビーを抱えた私が、怒ったような顔で「このシンナーの臭いはなんなの?」と
聞いたせいか、男性の一人が「バスルームの貼り付けに使ったものなんだけど、

10分ほどで臭いは消えるから」と親切に答えた。「どこの部屋だったの?」と、さらに
問うと、「2H」私たちの私たちが5Hなので、3フロアーも下だったのだ。それでも、
臭いがすごかった。

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ゲイの小児科医

2005-01-13 01:27:02 | ぜ~んぶ見せます!
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いつもは、マンハッタンの小児科に行っていたのだが、はじめてホワイトプレーンズで
小児科に行ってみた。やっぱーマンハッタンまでドライヴするのは、大変だし。
やはり郊外の小児科の方が、来てる人たちも互いに世間話をしたりして、なごやか。

すぐにドクターが出てきた。あれ?白衣も着てないぞ。白人で、アナウンサーになれ
そうなくらい饒舌で、男前なドクター。「おや、双子だね。こっちがアヤで、こっちが
エリカなの?では、先に産まれた方のベイビーAがAYAで、ベイビーBがERICAだね。

ちゃんとわかりやすく名前をつけてくれて助かるよ。たまにベイビーAがBENだったり
すると、こっちが混乱しちゃうんだ」と笑う。それにしても、手つきや足どりが
なんだか、オネエ入ってるぞ。

この日は、デニスも診察してもらった。「デニスくんは、なにかこの中から欲しいものが
ないかな?」と、シールがたくさん入ってるボウルを持ってきた。デニスは、無言のまま
頭をふる。「デニスくんは、いくつかな?」「2月25日で2歳になります」とレイが答える。

「うわぁ~っ、僕と同じ誕生日だ」と大げさに驚いているドクター。ってことは、
デニスもオネエになる可能性が・・・と心の中で思う私。まっ、NYでゲイになれば、
出世もしやすいしなぁ~などと、息子の将来を想像する。

ドクターは、なれた手つきで、双子を一人一人チェックした後、デニスについて話を
続けた。「デニスは、2歳になるのに、まだ話をしないんだね。じゃースピーチセラピスト
に行ったほうがいいよ。僕の知っているところを紹介しよう」

「きっと日本語と英語のバイリンガルだから、おそいのかと思うのですが」と私。
「どっちにしてもスピーチセラピストに行っておくべきだよ。日本語もできるセラピスト
がいるはずだから。グリークのできるセラピストも探しだしたくらいだから、

日本語のできるセラピストも絶対に紹介できるよ」と、ドクターが連絡先をくれた。
「まだ2歳にもなってないのに、スピーチセラピストだなんて、ばかげてる」と後から
レイがぼやいていた。私もそう思う。3歳になってからしゃべりだしたなんて子がいるって

人からよく聞くものなぁ~。ま、ちょっと遅れてるだけで、そのうちしゃべるさ。と
私たち夫婦はのんきなのである。

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レイのボロ車は振動

2005-01-11 04:16:54 | ぜ~んぶ見せます!
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てきぱきした看護婦さんが、「エレベーターは、裏口の方を使っておりてくださいね、
スタッフに言えば連絡してくれるから」とチャイルドシートに双子をのせ、レイが
二つを抱えて裏口へ。ブラックのエレベーターガールがのってる快速特急エレベーター
に乗るのだった。

相変わらずエレベーターガールは、だるそうにイスに座ったまま電話をとったり
している。ま、エレベーターガールっていってもショートカットの40代くらいの女性。
耳にはブラックの女性がたいていつけている、金色の大きなピアス。

1階についたけど、レイがエレベーターを降りた後に、右に行くのか左に
行くのかマゴマゴしていたら、エレベーターガールがエレベーターから降りてきて

「左側に行くのよ」と親切に教えてくれた。

NYUメディカルセンターの入り口で、レイが車をまわしてくるのを待っていると、
金髪美人な母娘が、「あら、双子ちゃんねぇ~男の子女の子?ここで産まれたばかりなの?」
と聞いてきた。「ここで昨日産まれた女の子です」と答える。

「まぁ~っかわいいわねぇ~」と二人が通りすぎる。いやはやまるで映画に
出てきそうな、ベージュのコートに着こなすニューヨーカーな美人母娘だった。
レイがしばらくすると入口にやってきた。レイのフォルクスワーゲンゴルフは、

小さい車なせいかガタガタと振動が、お尻に直で伝わってくる。
レイはエアーマットを尻の下に敷いてるほどだ。こんなガタガタの車に産まれたばかりの
子を乗せるなんて・・・。道路もマンハッタンは、ガタガタなので速度はスローで

ハザードをつけっぱなしで走る。スローに行くので後ろの車に追い越してもらうためだ。
それでも双子が舞い上がりそうなくらいに、車ははねまくる。
2倍の時間を要して、家についた。あぁ~疲れた。

私の車は、前の日記に書いたとおり、ラジエターがイカれてオイルのような臭いがする
ようになった。「こんな妙な臭いのする車に、新生児を乗せることはできない!
新車を買うのだ」とレイが突然に新車購入を提言したのだった。

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いよいよNYUメディカルセンターから帰宅

2005-01-11 03:16:50 | ぜ~んぶ見せます!
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隣のユダヤ人女性と会話はまだまだはずむ。
「6人も育てるなんて、ナニー911ってテレビ番組で6人育ててるって家族のパニック状態
を見てて、大変だなぁ~って思ってたけど・・・知ってる?」
「その番組は、知らないけど、うちは母が同じ家の下のフロアに住んでるから大丈夫。

それに、お掃除やお洗濯してくれる人を雇ってるの」
「だったら、育児に専念できるし問題ないわね。うちの方こそ、夫がナニーを雇う
のはイヤだっていうから、双子と上の子を一人で育てるのに、これから大変だわ」

「たしかに大変そうねぇ~」
彼女は、ブルックリンに住んでるらしい。ユダヤ人の人たちって、家政婦を雇う
ほどリッチなのだなぁ~。それにしても6人の子供を育てるのって手伝いがいても
目がまわりそうだ。

この日に、私はドクターと話して退院させてもらうことにした。
ホリデーが終わったせいか、かなり病院のスタッフも増えていて、てきぱきと
した看護婦が退院のための世話をしてくれた。テレビを出して「Shaken Baby Syndrome

のビデオを見てください」と言われた。そのビデオを見たという書類にサインまで
させられた。Shaken Baby Syndromeとは、ベイビーを激しく揺することによって
脳に異常をきたすことだ。育児でイライラしたあげくにベイビーを前後などに激しく

シェークしてしまう人がいるらしい。ベイビーの脳はやわらかいから、振動とともに
前後に激しく動いてしまうのだとか。ビデオを見終えたころにレイがやってきた。
いつもベイビーをつれてきてくれているナーサリーのオバちゃんが、バッグに詰まってるミルクや
オムツのサンプルを持ってきてくれた。

え?でも双子なのに一人分?「あ、ちょっと待っててね、もう一人の分も用意してくるから」
と言われて待っていた。しかしバッグどころかベイビーもつれてこない。
仕方ないので、ナーサリーへ取りに行った。看護婦さんが二人しかいなくて、忙しそうに
している。

「今から帰るので、ベイビーを連れにきたんだけど」
一人の看護婦さんが、早足で双子のかたわれを連れてきた。「オムツやミルクのサンプル
が入ってるバッグは?一人の子には頂いたんだけど、双子だけど、一つしかサンプル
はないの?」と、がっつく私。

「ちょっと待っててください」と、もう一人の先輩看護婦のほうへ知らせてるらしく
奥へ入っていった。強面のブラックの看護婦さんが出てきて、面倒くさそうにバッグを
持ってきた。「ありがと」と私はバッグを持って部屋へ戻ったのだった。

いやはやアメリカは言わないと損だと、いつも思うのだが、ここでも同じく。

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病室が幼稚園状態?!

2005-01-09 17:28:11 | ぜ~んぶ見せます!
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夕方になると、隣のユダヤ人夫婦のもとには親戚一同らしき集団。真っ黒なスーツに
帽子をかぶってヒゲをのばしてる、いかにもユダヤ人なオヤジや、小さな子供たちが
ぞろぞろとやってきた。キャーキャーピーピーと子供は数人いるらしかった。

その中の一人が、まだ小さいのか「ベイビーよ、お人形じゃないの。そーっとさわってね」
と周囲の人たちが教えている声が聞こえた。あげくの果てには
「さぁ~記念撮影するわよーっ、みんな並んでぇ~っ」と撮影会がはじまったのである。

たしか病室への訪問客は、二人までと入り口に書いてあったはずだが・・・。
その間にも、電話がかかってきたり、かけまくったりしている彼女。産後なのに、
彼女は少しも休んでいない。ユダヤ人の女性ってタフだなぁ~。親戚や友達づきあいも

大切だけど、よく体力がもつものだ。私はシャワーを浴びに行ったりしてたけど、
戻ってみると、さらに隣には別の訪問客が来ていた。
そして10時に、ようやく訪問客が去っていった。それからも彼女は11時すぎまで
電話をかけていた。

ホリデーでナーサリールームのスタッフが少ないせいか、なかなか授乳の時間に
になってもベイビーをつれてきてくれないので、私は自分で双子を交互に運んだり
していたのだが、隣ベイビーはナーサリーに預けないで、ずーっと病室に寝かせている。

12時になると、彼女も眠くなったようでナースコールしていた。
ナースがやってくると、「今晩の夜中の授乳は、そちらでミルクをやってください」と
言ってベイビーをあずけている。

むむっ、なんだか慣れてるなぁ~。12時すぎからは、静寂がやってきた。
隣は、私が双子に母乳をあげたりミルクをあげたりしてても、トイレに起きても
物音ひとつたてず、死んだように寝ている。

朝の5時に、ナーサリールームのスタッフがベイビーを再びつれてきた。
と、突然、「は~い!」とカーテン越しに声。こんな朝早くから電話してるのか?
「は~い!私は隣のベッドにいるんだけど」と電話してるにしては妙なあいさつ。

「もしかして私に声をかけてるの?」と、とっさに答える私。
彼女は笑いながら、「そうよ、こんな朝早くに起きてるのは、私たちくらいしか
いないわよ」と言った。

「はじめての出産なの?」と彼女が問う。「二回目なんだけど、今回は双子だったの」
「わぁ~、双子なんだ。男の子女の子?」
「どっちも女の子よ」

「うちは、6人目なの」「えっ?ろっ、六人?」
「そうよ、上の5人は、ぜーんぶ女の子。で、今回とうとう男の子が産まれたの。
みんなには内緒にしてたからサプライズよ」

「あぁ~、だからあんなに子供たちが来てたんだぁ~、てっきり親戚の子供たち
だとばかり思ってたわ」
「ぜんぶ私の子供よ。上は7歳で、一番下の子が2歳なんだけど、まだ下の子は小さい
からベイビーをお人形だと思ったらしくて、持って帰るって言い出して(笑)」

私も笑いながら、「小さい子だと、お人形だと思うわよね。うちの長男もきっと
ぬいぐるみかなんかだと勘違いしそう」
気さくでおしゃべりな彼女の対話に、私たちの会話はしばらく続いた。
どうやら受付で夫に甘えていたユダヤ人女性とは別人らしかった。

そういえば、もう一人フレンドリーなユダヤ人女性が廊下ですれ違いざまに
挨拶したっけ。

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隣のベッドにユダヤ人夫婦が

2005-01-08 00:40:05 | ぜ~んぶ見せます!

ゴリラのえさ?

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クリスマスの朝、隣のベッドで寝ていた人は、午前中にはご主人が迎えにきて
退院していった。そして、私はレイが来るのを待つ。NYUメディカルセンターの
ご飯はまずいので、「日系スーパー大道で寿司やパンを買ってきてね」と頼んだの
だった。

寿司を二パックを買ってきたレイ。さすがに産後とはいえ、二人分も寿司を食べる
ことはできなかった。しかしクリスマスのディナーは、どんなものが出るのか
興味あったので病院の食事をオーダー。

やってきたのは、煮込んだレバーみたいな色をしたミートローフにマシュルームが
のってるもの。グリーンピーがサイドに。そしてリンゴが丸まま。パンとジュース。
まるでゴリラの食事みたい。

でもリンゴをシャリシャリ食べてみると、案外いけた。あ、これって調理してなかった。
見た目は悪いけど、ミートローフもまずまずだった。
お腹がすごく空いてたらおいしいに違いない。

その日は昼からユダヤ人夫婦が隣に入ってきていた。またしてもあの夫婦か?
夫婦でコソコソとずーっと話をしている。そして電話をかけまくる。
「あぁ~叔父さん?ようやく産まれたのよぉ~、思ったより大変じゃなかったのだけど
ずーっと黙ってたけど、今度は男の子だったの、えぇーえぇーどうもありがとう」

こんな風に、親戚やら友人に電話をかけまくるのだった。
しかも真っ黒な服を着た親戚たちが、代わる代わるやってくる。ようやく静かに
なったと思ったら、夫が突然にユダヤの歌みたいなのを歌いだす。

眠れねぇ~よぉ~、眠たいのにさぁ~。「静かにして!」と妻が夫を制している
声が聞こえたので、文句もいえない私。夫は歌いながら、カーテンを閉めて
はいるものの、私の足元を横切ってトイレへ。

まったくどこまでも私をイライラさせるのね、このユダヤ人夫婦は!
眠れないので、ブックオフで買ってきた漫画を読むことにした。
漫画は、1ドルで買ったバーゲン品だったせいかゲイの話で、面白くない。

なぜに少女漫画にゲイの話が出てくるのか?私には理解できない。
男同士が絡んでて、なにが面白いんじゃ。ゲイの兄さんたちは、どんなに男前でも
女は相手にしてくれないぞ。私は一度、ゲイばかりのバーにゲイの友人と行って

ブラックの兄さんに声をかけたことがあるけど、ゲイだからと断られた。
それでも酔いにまかせて、しつこく絡んだ。まるでピアノバーで若い姉ちゃんに
からむエロオヤジみたいな気分であった。

ともかくゲイ漫画を読むくらいなら、エロ男性誌のほうがマシだ。

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