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アヤもエリカも1歳になったけど、ウマウマ(ごはんのこと)とバイバイ(売買じゃなくって、
さようならのこと)と、エリカは「アヤ」という。アヤは「エリカ」とは言えない。
それから、さいきん「コレ」をエリカが言うようになった。
テレビを消しつづけるアヤに
私が「だめよ!アヤ」と言ってると、レイがキリンを目の前にした
シマウマのように笑った(ってどんな笑いか、誰にも想像つかんだろうけど)
レイは、デニスが小さいときもそうだったけど、
「こいつらは、俺たちが言ってる意味なんてわかっちゃーいねぇ~んだ」と
タカをくくっている。
「じゃー試しにやってやろぉ~じゃないか!」と私は、栗原はるみが
新巻鮭をまな板にのせて、包丁を手にしてるときのように、
キラリを目をかがやかせた。
「ほら、エリカ、ダッド(父ちゃん)のところへ行ってごらん」
と、エリカはスクッと立ち上がって、トコトコとオモチャの兵隊のように
歩き出したのだった。
アメージング!とは言わなかったけど、レイは、そんな顔をしていた。
「でも、ヒロエが背中をおしてただろう?」ってレイは言う。
けど、マジで私はおさなかった。
実は、理解してるんだぁ~って、一番おどろいてたのは私だけどさ。
夜中になって、なかなか寝ないエリカとアヤに、
私が「じゃーミルクつくってあげるから」と言うと、またしても私より先に立ち上がり
トコトコと二人がオモチャの兵隊のように、台所へ歩いたのだった。
アメージング!偶然じゃなかったのね。マジで理解してるんだぁ~・・・。
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