抱腹絶倒!NY育児日記

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ブロンクスにあるのに植物園のトレインショーの客は白人ばかり

2006-01-02 22:38:24 | 楽しいことやってみよ


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年明けから、イライラしている。
そりゃー子供たちが12時ちかくまで起きてたら、イライラもするぜ。

昼間は、
ブロンクスのボタニカルガーデンのトレインショーに行ってきた。

レイが起きぬけに突然、
「デニスをトレインショーにつれていってあげる」とツルの一声。
みんなで行くことになった。

もう、行くが行くまでレイのつれていってあげるという
言葉を信じないようにしていたが、
この寒空の中、マジで行ってきた。

「うわぁ~ブロンクスって黒人が多いエリアなのに、白人ばっかり」とレイが驚く。
ありの子を散らすように白人家族がひしめくブロンクスボタニカルガーデン。
こんなに広いのに、パーキングもなくなるほど。

白人って寒さ知らずだもんなぁ~。このクソ寒さの中、トレーナーとジーンズで
うろついてる家族までいた。恐るべし!
どんな体温調節機能なのだろう。きっとシベリアンハスキーとか、

白人だけは、わずかな物資で南極にとり残されても
タロとジロみたいに生き残ることができるはずだ。

それにしても、なにを白人ばかりだとか言ってるのだろうか?
ブラックの家族がこの寒空に出てくるはずがないじゃないかと、
私が思っていたら、

「あ、そうだったブラックは、寒いから出てこないんだ」と、レイが勝手に
納得していた。
はっきり断っておくと、暖かい春や夏でも、ブラックの家族はほとんどいない。

それは美術館やクラシック音楽のホールも同じだけど。
やはりブラックは貧しい人が、圧倒的に多いからだろうな。
貧しかったら、植物や、絵画や音楽を楽しむよゆうがない。

大人16ドルもするトレインショーも見れるパスチケットを支払うことなんて
できないよ。

トレインショーのブースには、ストローラー乗り入れできないので、
結局、私と双子は、カフェテリアで待つことになった。
白人家族でテーブルは、ほぼ満席。

私は、ひっそりと座ってエリカとアヤに、おにぎりを与える。
と、断りもなく、私のテーブルに白人のおばあちゃんと、ブラックの介護の女性が
座った。

白人のおばあちゃんは、化石みたいに動かない。
ブラックのオバちゃんの介護は、ぶっきらぼう。
金持ちのおばあちゃんは、ただただ子供のように扱われていた。

白いペーパーナプキンを胸にあてられ、ケーキを食べさせてもらっている。
こうして介護されてても、ボタニカルガーデンを楽しもうという心意気がよい。

レイたちが戻ってきたら、「家へ帰るぞ。1時間もラインに並んで、
トレインが走ってるのを10分ほどしか見れないんだ。クレージーだよ!」と
レイはいつものようにトサカを立てていた。

私は、枯れ木ばかりを見てられないから、「じゃー子供用植物園へ行こうよ。
トーマスが展示してるらしいし」と、強引につれていった。

ところが、トーマスどころか、ここも満員。
白人ママが、「あら、長男と双子の女の子なのね。
うちも一緒よ」と声をかけてきた。

「うわぁ~そうなんだ!」と私は会話を続けなかったが、レイが
「育児は大変ですか?うちは長男とほとんど2歳くらいしかはなれてなくて」と
聞いていた。

「うわぁ~偶然!
うちもそうよ。それでも、
うちは上が5歳になってて下は3歳だから、楽になったわ」

「うちは、まだ双子が1歳で上がもうすぐ3歳になる」と、レイ。
「そうなのぉ~、それじゃーまだまだ大変ね。でも、そのうち楽になるから」
と、励ましてくれた。

一緒にきていた、おばあちゃんやお姉さんらしき人にも、
「ほら、ここも家とおなじ家族構成なの」と説明していた。
なんだか私とちがってパワフルなママだった。

私も、それくらいになったらパワーを回復できるのかな。

寒さにまけて、急ぎ足で植物園をあとにした。

ボタニカルガーデンまでつれてって外出させたにもかかわらず、
3人とも10時の日本語放送「大奥」が終わるまで寝ない。
終わってからも寝ない。

11時半ごろ、
ようやく子供たちも寝ついた。

そして今夜も私の神経がキレかけた。

さっきはデニスがヨーグルトを食べると、冷蔵庫から勝手にとりだし。
仕方ないので、ふたをあけて、「テーブルで食べなさいよ」

と、スプーンとヨーグルトを持たせていたら、
ヨーグルトのついたスプーンがアヤの頭の上あたりで、ゆるやかに弧をえがいた。

スタバのホイップクリームがのったフラップチーノの上にキャラメルソースを
かけるみたいに、アヤのわたあめみたいなフワフワウェーブの
髪の毛の上に、ヨーグルトのラインが彩られた。

「てめぇ~~~殺すぞ!」とは、叫ばなかったけど、
「デニーーース!だからテーブルにさっさと座りなさいって言ったでしょ」
ヤクザの借金取りみたいな、ドスのきいた声になっていた。

デニスは、ちょっとおびえたのか、ヨーグルトからはなれた。
「いいから、こぼさないように食べなさい」と言い残して、
アヤの髪についたヨーグルトを洗面所で洗う。

わたあめみたいな髪の毛に、甘いものがべったり
ついて絡まったりすると、最悪だ。
髪をといてあげる暇もめったにないのに。

そんなこんなで、私もそろそろ寝ます。

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