抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

デニスの悲鳴で注目される

2005-03-30 07:35:52 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

今日は、図書館へデニスをつれていった。子供クラスでは、20人くらいの子供が
集まっていた。みんなシーンとして先生のまわりで静かに先生が本を読むのを
聞いている。

と、先生が赤いかさに黄色い丸いフエルトのついたキノコみたいなのをさした。
デニスがそれを指差してキィーキィーとサルのような奇声を発するのだった。
デニスが悲鳴をあげると、キノコも毒キノコに見えてくる。

奴はどうやら、その毒キノコがほしいらしい。

みんなから注目されながらも、デニスは一人だけキィーキィーと子ザル状態。
先生のお話が終わってからも、テーブルに置かれた毒キノコを
うらめしそうな目でデニスが見ていた。

私もちょぴり、注目された原因となった毒キノコが、うらめしかった。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

JFKまで三人の子供をつれて

2005-03-29 13:29:02 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

今日は、JFKまで三人の子をつれて私が車を運転。雨がふってて大変だった。

母が日本から来る。育児でボロボロの私を手伝うためだ。
しかし、母っていう仕事は大変だ。こんな40歳ちかい娘のために、わざわざNYまで
来るのだから。

そして孫の面倒をみるなんてさ。親子っていうだけの絆のおかげで、一生こうして世話を
やかなきゃならない。私は、この子たちの世話を、今の私の歳になるまで
してやることができるのだろうか?

「面倒くさいから、ナニーでも雇えば?」とアヤやエリカの子供(つまり私の孫)の
面倒なんて見ないで、酒飲んで遊んでまわってそうだし。

ふぅ~、そう考えると母親の仕事って永遠なんだなぁ~。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

遠距離恋愛はアメリカ人でうまくいくのか?

2005-03-28 16:11:19 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

Entelという日本語放送で
さくらをやっていて、今日はアメリカ人の彼とさくらが別れるシーンだった。

レイが「彼が別れた直接の原因はなんだろう?」っていうから、
「きっと、さくらは日本に残りたいって気持ちがつよくなりすぎて、彼と価値観が
ズレたせいだと彼もいってたじゃない?」

「そもそも男が悪いんだ。最初から1年も日本にいくっていう女と婚約するなんてさ。
行くなってとめておかないと、遠距離恋愛なんてつづくはずがないよ」
「え?私たちだって出会ってから、すぐに遠距離恋愛みたいなものだったじゃん」

私とレイは出会ってすぐに、私のビザがなかったため、3ヶ月ごとに日本へ私が帰り
数ヶ月を日本で過ごし、そしてまたNYへという遠距離恋愛を続けていたのだった。

「僕は、ほかに見つからなかったからだ」
え?それが事実だったのか、私はてっきり私だけを大切にしようと努力していたのだと
ばかり思っていたのだが・・・。

という私も、レイに対して執着してたわけでもなく、日本に帰っても気軽にほかを探しに
ゴーアウトしていた。もちろん、私のことを言い出すと墓穴をほるので、
貝ほりに来ている人間にみつかってしまった貝のように口を閉じてしまった。

そして沈黙の時間が流れ。

「デービッド(弟)が、彼女がカナダに帰るときに、俺は一年間、僧侶のような
生活をしてみせるっていったろ、俺とオヤジは、目を見合わせてはにかんだよ。
そんなことできるわけないってさ。でも彼女もデービッドの娘産んじゃったし
これで奴もタイムアップさ」

ま、女性も「あなた一人だけよ」なんて言いながら、
いろんな男にバッグや指輪買ってもらったり、食事につれてってもらったりしてる
んだから、遠距離恋愛が続くかどうかってのは、やはり時の運だね。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■



久々の映画に感動!アイロボットとソウルプレーン~搭乗ロビーに99セントストア

2005-03-27 15:02:24 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

今日は昼からデニスを連れてレイがオートショーへ行った。やっほー自由な時間だぜ。
双子の育児なんて、デニスがいなけりゃかるいかるい!

そこでレイが同僚に借りていたDVDを観た。ウィルスミス主演アイロボット
久々に映画というものを観たせいか、異常なまでに面白かった。

最後に映画館でまともに見た映画って、友人アキっちゃんと観たMatrixの続編かも。

ハラハラドキドキのアクションもよかったけど、なにより一番は
ウィルスミスの身体がセクシーすぎて鼻血もの。
一人で見ていたおかげで、思う存分、彼の裸を堪能できた。

ソウルプレーン
これは、あまりにブラックコミュニティーが象徴されすぎてて
ちょっとエグすぎた。

でも空港の搭乗ロビーに99セントストアがあったのは、かなり笑った。
これって正直いってゲットーな地域には必ず存在し、ブラックのおばちゃんや
ラテン系姉さんでごった返している。

ハーレムでは、地下鉄の駅付近や街の中心に点在していて大繁盛。
ブルックリンにもブロンクスにもゲットーエリアには存在不可欠なのである。

レイに「99セントストアのシーンには笑ったよ」と言ったら、
「たしかにそうだよな。99セントストアってチャパクワにはなさそうだもん、
ゲットーなエリアには必ずあるけどさ」

ちなみに元大統領クリントン氏が住んでいらっしゃるチャパクワあたりに
行ったときには、確かに、こうしたストアが目につかなかった。

と言ってる私も、大好きなのが99セントストアであり、今日もまた
ブラックやラテン系の姉さんたちと
競い合ってラインをつくり、キャッシャーを待つのであった。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

乳腺のしこりがとれた

2005-03-27 14:30:22 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

母に電話して、乳腺炎になったことを伝えたら、整体の勉強をしてるので、またしても
アドバイスがあった。
「レイに仙骨の4番と・・・(ちょっと私には難しくて説明できない)」

つまりは、首の下のあたりから肩甲骨の間くらいに手をあててヒーリング、あと一方の
手で腰と尾てい骨の間のあたりに手をあててヒーリング。
二箇所を同時にヒーリングしてもらうのだ。

そんなの信じられない。私ら夫婦はどちらかといえば信仰心もない。

でも、このヒーリングっていうのが効いたのだ。ずーっと強引に乳腺にそって
搾り出そうとしても出てこなかったガンコな乳だったが。

「レイ、ちょっとだけ母に言われた通りにヒーリングしてみて」と1分ほどレイに
やってもらったのだ。その後、再び乳腺にそって搾り出したらボトボトと白濁した
乳が出てくるではないか。

それは、他の乳腺から出てくる透明感のある白さじゃなく、白濁してる乳。
しばらくすると、しこりがとれていた。

ネットで乳腺炎について調べてみた。
魔法のおっぱいというサイトに
詳しいことが書かれてて、まだ炎症が残ってたので
アロエのジェルをキッチンペーパーに含ませビニール袋に入れて乳を冷やしたのだった。

これで、完璧に乳の炎症も治まった。
恐るべし、整体師、母の教え。
あとは、しつこく双子に乳を与えるのみであった。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

乳しぼりで発熱

2005-03-26 13:49:22 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

なんと、夜中に乳が痛くて痛くて目が覚めてしまい、乳しぼりをはじめた。
手で絞っててもラチがあかないので、電動の搾乳器でブーンと夜中にバスルームでなり
響くヤバイ音。バイブじゃーないよ、お隣さん。

この日は、レイが娘たちにフォーミュラーばかりをあげ続けていたせいで、私の母乳を
飲んでなかったのだった。

そしてベッドに戻ったら寒気が走り。母が整体で学んできた事を実践。寒気がしたときには、
ホットタオルをつくり首の後ろに敷いて寝るとよい。タオルを湿らせて電子レンジで
数秒あたため、ビニール袋に入れて首の後ろへ。

でも、寒気はハンパじゃなかった。毛布を二枚重ね、ガウンに靴下を身に着けて寝た。
次の日、起きたら、起き上がれなかった。そう、熱が出ていたのだ。なんと39度。
3人の子供の育児はどうする?

で、友人アキっちゃんに来てもらうことにした。
育児はなんとかなったけど、熱はてっきりカゼだと思ってたので、
アキっちゃんから風邪薬をもらってのんだ。これが効果あって熱がひいて元気になった。

が、一包の薬がきれてしまったら、またしても熱があがってきた。
レイにたのんで同じものを買ってきてもらう。夜までうぅーうぅーうなっていた。
そして夕方に仕事が終わって戻ったレイから薬をうばいとる。もはや麻薬患者のよう。

なんせ熱湯に溶かして飲んだらすぐに効くのだこの薬Therafluのオレンジ味。子供のころ、
カゼひいたらミカンの皮を煎じて飲んでたけど、それに近い味。

ともかく熱はひいて、次の日は元気になった。
しかし、乳房は多少痛い。ママ友美恵子さんに聞いたら、「私、乳腺炎に二回もなった
んです」と症状が私とまったく同じ。「なんだ乳腺炎だったのね・・・」

「私は、熱がひいた後にドクターから抗生物質をだしてもらって飲みましたよ」
「やっぱー病院行くべきかなぁ~。でも3人の子をつれて行けないし」
週末なので病院は開いてない。月曜日には母が日本から来る。それまで痛みに耐えられるのか?

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


お子様は神様です

2005-03-24 04:51:29 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

どんどんブログのヒット数があがってきている。なんだかプレッシャーになるなぁ~。
育児の合間のはずが・・・。

さてさて、今日はスーパー大道のパンやさんとデニスのわがままが大変だという話をしていたら、
彼女は3人の子供がいて厳しく育ててしまったせいか、大きくなってからの反抗が
大変だといっていた。

だから小さい子供には愛情をいっぱい注いであげて、抱いてあげたほうがいいと。

その助言の前だったのだが、

朝から外出するときにデニスが洋服を着てくれるようデニスにお願いした。
というのも、うちはデニスが生まれてくるまで、とっても苦労したから、

原点にもどって、もしデニスが生まれてきてくれてなかったら・・・と考えを変えて
みたのだった。そうすると、心の中にデニス生まれてきてくれてありがとう!という感謝の
気持ちがわいてきた。

その気持ちで接してみたのだった。そうしたらなんとデニスは素直に洋服を着た。

莫大な数の精子と卵子の中から勝ち残ってきて生まれたデニス。それだけでもスゴイ!
って私もそれに勝ち残ってきたんだけどね。

お客様は神様ですという三波春夫氏の名言もあるが、
お子様は神様なのかもしれない。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

約束を守る日本人、約束は破っても平気なアメリカ人の慣習のギャップを切実に感じた日

2005-03-23 18:37:44 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

レイが数日休暇をとっていた。休暇がはじまる前に、「休暇中は家族でどこかへ出かけよう。
そうだな、家探しするのもいいかもね」レイが言った。
そして一日目レイは、ダラダラと「今日はリラックスの日だ」と寝てばかり。

二日目は、「空模様があやしいから、今日は出かけられないね、寒いし」と悪天候を
理由に外出は却下された。「明日こそは、ぜったいに出かけようね」

三日目、天気もよいし、いよいよ休暇三日目だ。
「税金の申告するのを忘れてた、2時間くらいで終わるから」と、私はずーっと待たされた。
「まだ終わらないの?」子供みたいに、部屋を何度ものぞきに行く私。

「まだだよ。あまりプレッシャーを与えないでくれ。外へ行きたかったら外へ
行ってこいよ」約束を守らないレイに、
イライラしたままデニスをつれて出た。

そうしてレイと夜中に口論になった。

「外出できないならできないでいいのよ。最初から、いかにも連れて行ってくれる
ような口ぶりはやめてよ。期待するから」と私。
「俺は、つれていってやりたかったんだ。希望を言うのもダメなのか?
約束をきちんと守る日本のやり方がよければ、お前はアメリカには住めないよ」

「約束は、約束じゃない。じゃー子供たちは、どんな風に育てるの?
たとえば、明日ディズニーランドへつれてってやる!って前の日に言ってて、
次の日には、用事ができたからっていつもキャンセルしてがっかりさせるわけね」

「俺は俺のやり方でいく、お前はお前のやり方でいけばいいだろ」
「じゃーあなたが出かけられなくても、いつでも私がディズニーランドへ連れてって
あげるってことでいいよ。
もうあなたには、最初から連れてってなんて言わないわよ」

「俺には、希望をのべる権利もないのか?それはおかしいよ」
「おかしくないよ。できないことを最初からできるなんて言うことのほうがおかしいもん」

結局、約束や予定に関しての口論は平行線をたどって終わった。

前にレイは、友達とオートショーへいく約束してて、直前にキャンセルされ、あれほど
がっかりしたことを忘れたのだろうか。約束をやぶっても、
すぐに水に流すのがアメリカのやり方らしい。

そういえば、友人アキっちゃんの働いているハーレムYMCAでも、子供たちが楽しみに
している遠足やプールなど、当日や直前になってキャンセルされることがたくさん
あるのだとか。遠足の日に、バスが来ない!なんてこともあるらしい。日本じゃー
ありえないよな。

「子供の期待をうらぎるってかわいそうよね」とアキっちゃんがつぶやいた。
つまりは、そういう約束や予定の変更を余儀なく受け入れなくてはならない
環境で育ってきているアメリカ人は、約束を守らない大人に成長するのだ。

それは、それで彼らの慣習だから仕方ないのだろう。
やっぱー私にとって、約束は守る日本の慣習の方が、先々の予定がたっていいなぁ~。
なかなかアメリカのやり方には、なじめないっす。約束やぶるときも、ものすごい
気をつかうしね。

たかだか、レイの実家に行かないってときも、ママがお料理つくって待ってるのに、
本当に申し訳ないって思ってしまう。レイは、「弘恵が育児で疲れてるのは、みんな知ってる
のだから、無理するなよ」と言う。

「そんなこと言っても~」相手は、そんなに深く残念がってないのかもしれないのだが。
無理してでも行こうとするのが日本人の性なのであった。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

お仕置きか虐待か?

2005-03-23 16:49:14 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

お仕置きって、今はアメリカでも流行らないらしい。うちの母が言ってたけど、昔は
アメリカでオシリぺんぺん!なんてやって厳しく育ててたらしいけど、そういう子供に
かぎって暴力的に成長したりするという結果となったからだとか。

とはいえ、デニスがあまりにギャーギャーとわめく。説明しても納得しないのが2歳、
説明を聞こうともしない。まだまだ動物くんなのだ。
馬だってピシャリとたたかれて走ることを学ぶではないか。

もう一つ、母が言ってたことで、「生後の記憶って3歳になった時点で消えてしまうらしい。
だったら今のうちにオシリをたたいて教えてあげるのも手かもね」ってこと。

つまり、うちでは、デニスにお仕置きにオシリをぺんぺんとたたくべきかどうかで
悩んでいるのだった。
一歩間違えば虐待になる。

今日はデニスがモールでギャーギャーとオモチャコーナーにてわめいた。セキュリティーガード
のオジさんが「僕は、マミーの言うことを聞かなきゃ」とデニスに言ってくれても、
デニスは無視。床に仰向けになって、私が「ほら飲んで」と与えたボトルを投げる始末。

通り過ぎる人たちの視線は、自分の息子に言うことを聞かせられない可愛そうなママという
色が濃い。だってセキュリティーのオジさんまでもが、「マミーがコントロールできないなんて」
って、口走った。子供によってコントロールしやすい子と、そうでない子がいるはずだよ絶対。

暴れるデニスを強引に抱きかかえて、エスカレーターを下りた。ところがデニスは着地した
瞬間、下りのエスカレーターに逆に上ろうとして、「マミー、坊やをつかまえて!」と
セキュリティーに叱られてしまった。

レイが休暇をとってたので、せっかく気晴らしに出かけたはずのショッピング、
そんなこんなで災難へと変わったのだ。
家へ帰るが帰るまで、車の中で泣きわめくデニス。

いったん家へ帰って、再び外出しようとしたのだが、デニスが言うことをきかない。
風呂場の水で洋服の袖をぬらしてしまった。しかもシャツを着替えさせようとすると、
洗われるのを嫌うウサギみたいに、ピョコピョコともがく。

とうとうキレた私は、オシリをペン!とやりかけた。その姿が、あまりに尋常でなかったせいか
レイに「なにをするんだぁ~~~!お前は正気かぁ~~~!」と突き飛ばされた。

どっちにしても、親がキレてちゃマズイよね。とはいえ、このまま母が手伝いにきてくれな
ければ、私の精神状態がヤバイ。育児ノイローゼ寸前だわ。

デニスの世話をしててキレない、彼をコントロールできるという人がいたら、
ぜひデニスのベイビーシッターになってください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

隣の家から苦情の壁撃ち!

2005-03-22 15:00:54 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

デニスの悲鳴は、相変わらずだ。今日も、オムツをはかないと泣き叫ぶ。
最近、隣の家の(たぶん)学生が、デニスがわめいたりするたびに壁をたたく。

「レイ、この間はデニスが朝の5時すぎから起きて、ベッドの上でジャンプしたり
わめいたりしてたら、隣のうちの壁からたたく音が聞こえたの」
「きっと学生だよ。まだ若いから辛抱をしらない、子供がわめくと迷惑なんだ」

「たしかに迷惑よね、デニスの叫びは。私もおかしくなりそうだもの」

そんなある日、デニスがまたオムツをはかないと夜の11時すぎにわめいていた。
すると隣の壁が、またしてもバンバンバンと鳴った。

レイはいつもはデニスが隣近所に迷惑をかけないよう、10時以降には
オモチャをすべて回収するほどの人物。
ところが今日は血相をかえてバスルームでヒゲをそってたのに飛んできた。

「今、隣のヤツが壁をたたいたのか?」レイが問う。
「そうみたいだけど」

バンバンバン!と大きな音で、壁をたたき返したのだった。

いつもは、隣近所にデニスのオモチャや飛び跳ねる音で迷惑をかけるなといってる
レイが壁をたたき返すなんて・・・???マークになる私。

「あいつらが後から入ってきたんだから!子供の泣く声がうるさいなんて
子供はうるさいのが当たり前なんだ。大人がさわいでるわけじゃないんだ。壁をたたいたって
どうなることでもないだろう。他の部屋だって空いてるんだから、あいつらが
そっちに移動すればいいんだ」

とレイは、般若の面をつけてるみたいに、こわい顔をしていた。

「たしかに、後から入ってきた人が偉そうな顔することはできないよね。そんなに
居心地が悪いなら、ここに住まなきゃいいわけで。アパートなんだからさ」

とは言いながらも、レイは後からデニスがわめいたらキッチンで泣かせ
「ベッドルームへは入れるな」と、マジな顔。

それにしても、隣のうちがヤクザじゃなくてよかった。ヤクザだったら
一発銃弾をかまされてるよ。

私も子供が生まれるまでは、人のうちへ怒鳴りこんでいったことがある。
ブルックリンに住んでたころ、上のアパートの子供が2時すぎまで跳びはねていたせいだ。

二人の子供がいるブラックの家族で「子供がやることだから、仕方がない」って
あやまりもしなかった。
アメリカだと謝ったほうが裁判沙汰になっても負けだ。そのせいか、ぜったいに自分の
非をみとめない。

私も今は、その親の立場になり。

「子供がやることだから、仕方がない」

たしかに親には、これしかいえないよ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

日本の「お願いします」って挨拶って英語では???

2005-03-22 02:17:43 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

母が前に、レイの両親へ「うちの娘をよろしくお願いします」って言ってくれと
お願いされた。うちの娘をよろしくって英語でなんていうんだ?
Please take care of my daughter.かな?

でも、うちの娘の世話をしてねってニュアンスになるからなぁーと訳に悩んだことがある。

今回、レイの妹ナディーンが「日本で大きな地震があったらしいわよ。ヒロエの家族は
大丈夫?」と連絡があった。
母に電話したら、北九州は大きな被害はなかったらしい。

「ナディーンに心配おかけしました。ありがとうって伝えておいて」と母。
うーむ、どう英訳すればいいのじゃ?
レイに聞いたら

「Thank you for your concern」じゃないかと言っていた。

なんにせよ、日本の前もってお願いをしておく、「よろしくお願いします」
とか、「心配かけたね~」って言葉は、アメリカだと、やるのが自然なことに対して
使う挨拶だから、言葉が少ないのか英訳がむずかしい。

そう考えると、日本って人に対してお願いが、ちょっとばかり、おしつけなのかもしれない。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

子供番組に音痴な姉さん

2005-03-22 01:47:35 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

The big comfy couchという番組がアメリカでも
放送されているのだが、これに出てくるメインの姉さんが音痴。
ハッとしてグーの田原俊彦を彷彿とさせるのだった。

音痴姉さんが歌を歌ってると、それを見ている子供たちも音痴になるぞ!迷惑な
話だ。しかもこの姉さんの魅力ってなんだろう?大人には理解できない。
が、デニスはこのブッキーな番組を気に入っている。

みんなピエロの格好して登場するから、尋常じゃーないぞ。こんな派手な格好してる人は
サーカスくらいにしかいない。デニスの洋服のセンスにまで影響したら困るな。
といいつつ、この番組がある間はおとなしいので、ついつい見せてしまうのだった。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

ダブルでスィング

2005-03-20 20:50:37 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

とうとうスィング二台目を買った。というのも、アヤばかりが泣くことが多かったせいか
いつもいつもスィングを独占。エリカは、ミルクばかり飲まされ、デブになってきたのだ。
このまま相撲取り級のデブになられては、将来うらまれると・・・。

スィングをダブルでゆらしてると、風力発電かなんかやってる工場みたいな雰囲気。
あっちでカタカタこっちでカタカタ。なにかこの動力が役にたたないものか。
水車とかは、脱穀に使ったりとかしてたよね。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

ベイビーをフィジカルセラピーに通わせるアメリカ人ママ

2005-03-18 14:45:16 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

公園で、知り合ったメキシカンと白人のミックスの男の子3歳。
ちょっとインテリっぽい白人ママのタミーさんと話した。

「うちのデニスは2歳になるんだけど、そろそろ幼稚園に入れようかと思って。
terrible twosで最悪なの。双子の妹たちもいるし」と私。

「そうね、それは大変だわ。うちの子は16ヶ月くらいからカウンセリングに通ったの」
「え?どうして」
「他の子より、ちょっとだけ筋力がなかったから。ジャンプできるのが1ヶ月おそかったり」

ジャンプできるのが1ヶ月おそいくらいでカウンセリングとは・・・。やっぱりNYのママって
すごい。
「今は、他の子と変わらないけど、スピーチセラピにも通ったの」タミーさんは続ける。

うちのデニスもドクターからスピーチセラピを勧められた。そんなもん、バイリンガル
なんだから、言葉が出てくるのが遅くて当たり前なのにさ。今は、「バナナよぉ~」と
オカマ言葉で日本語を話すデニスであるが。

「魚よぉ~」も、お気に入りの言葉らしく、魚が出てくると喜んで「魚よぉ~」を
繰り返し、魚じゃなくても、私のTシャツに描かれているヒシガタとバブルの
デザインを見て「魚よぉ~」と言ってたりする。デニスにとっては、魚なのだろう。

ともかく、アメリカ人っていうか、NYの人たちは、なにかといえば
カウンセリングを利用するようだ。
人間なんて、成長過程に差があって当たり前なのにさ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

NYにいる人は、妙な格好の日本人もいる

2005-03-17 05:51:19 | ぜ~んぶ見せます!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

NYにいる日本人。私も含めてだけど、かなりファッション的にズレている人がいる。
今日は日本食スーパー大道にて、林家ペー子さんみたいな、まっピンクのお婆ちゃんに
遭遇した。

人のことをとやかく言えるファッションの私じゃないけど、さすがにピンクずくめの
お婆ちゃんには、ギョッとさせられた。帽子までピンクの花がついてるピンクのニット帽。
ロングスカートにピンクのショールにコート。

日本にいたら、奇人あつかいされるであろう。が、NYにいるから許される。

きっと日本に帰っても、「NYから来てるから」ってことで、
「やっぱりNYから来てる人のファッションってちがうわねぇ~」って周囲からは
妙だと思われていても、納得せざるをえない言葉が発せられているにちがいない。

本当のところNYには、こんなお婆ちゃんは珍しい。はっきりいって、妙なお婆ちゃんである。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■