祖母がよく言っていた。「金は阿弥陀(仏様)ほど、光る」。片方は「イワシの頭も信心から」の世界だが、「ぜに」はこの世の最強の「ご利益」物だ。
今朝は、朝の7時前から農作業と草刈り。主に草刈りをして、約4時間ほども労働した。曇って、涼しいから老体が動く。最後には、草刈り機の油を継ぎ足して、目の前の田んぼの雑草を、最後まで刈りきった。
その途中、二度、草刈り機の金属回転歯を交換。5枚組の安い回転歯を買って、新品に交換したのだが、余りに切れない。で、うっかり、裏返しに付けている事を発見して、元に戻したが、あっという間に裏返しと同じ程度しか切れない。
で、一区切りしたところで、新しい歯に交換したが、これまた10分ほどで切れ味が悪くなって、気分は悪いし、作業は疲れる割に捗らない。で、思い切って、大切にしていた高い方の山善の歯に取り換えた。
そうして、目の前の田んぼの手ごわい雑草に取り掛かったのだが、これがまた、実に良く切れる。そこで、思い出したのが祖母の言葉。
わずかな金を出し惜しんで、安物を買うと、全く捨て金になる証拠だ。同じことを、チェーンソーの交換用チェーンでも、最近、痛切に感じている。
「アホに付ける薬はない」とも言うのだが、ネットには、似たような商品が山ほど並んでいるから、ついつい、安物に手を出してしまう「貧乏人根性」は、なかなか、治らないね?