2021年11月12日(金曜日):[ 9c/12c/100% ]{getup0400} 雨
昨日も真っ暗な夜明け前より激しい雨が降ったり止んだりで、1日で60ミリほど降ったらしいが、今朝も同様に激しく降っている。昨夕の地元気象台は「警報級の大雨」の可能性を示唆していた。つまり、田んぼに水が溜まるとか、河川が増水するとか、大地がべちゃべちゃの水浸しで、オンボロな家は雨漏りに悩まされる、というわけだ。
こんな秋口にロクでもないお天気に見まわれている北陸福井だが、だからと言って悲観するほどではない。福井は楽器の「マリンバ」と「ハーブ」の産地らしいと昨日知ったが、共に、その演奏の第一人者と言われる活躍中のねーちゃんが二人揃って共演する演奏は、まあ、まるで幼稚園とは言わないけれど、大学生の文化祭の演奏を聞かされている趣で、共に似たような音域の楽器演奏は、聞いているだけで、人生の無駄を思わせた。
10個の焼酎での合わせ柿は、実に大成功。5日に合わせて、11日に渋が完全に抜けたので、1週間。予想通り。歯応えの柔らかさと甘みは一級品。母親が渋柿を喜んだ理由が、実によくわかる。来年は、青い渋柿を100個ほど準備して、雪の最中、2月頃に青い柿を食べる贅沢に挑戦してみよう。
竹藪の生きた竹の途中を割って、その間に青柿を仕込んで、正月の料亭でこれを出すと、物珍しさに両替商を営む超リッチな金持ちがこぞって10両、20両の金を出して、これを楽しむ時代小説を読んだ記憶がある。
要は質素倹約と知恵の才覚を生かして、見栄に生きる武士社会が借金地獄に苦しむ中、借金に頼らず生き延びる下級武士の話だが、時代は変わっても人間社会は変わらない。
中部圏ではCMを流す大手メーカーがたてた新しい「トーマ君」の家だが、朝日の中に黒いシルエットで浮かび上がる姿を見ていると、これって「家?」と私には疑問に見える。「小屋」見たいな感じがするから、分譲マンションなども、ブロイラーを育てる巨大な現代版の鶏小屋に見える。
まあ、住み暮らす大勢から見たら、実に貧乏人の不敬な感覚だが、老人の戯言だから.....。あ、屋根を打つ雨音に霙が混じっているぞ。こりゃ、今日も1日、大変なお天気になりそうだ。
波の華でも行こうかな、などと思っていただけだから、特別な予定はないからいいけど。すごい、降り方だなあ。