ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

カレル・V・ウォルフレン(ジャーナリスト)小沢判決後緊急インタビュー 

2012-05-05 10:37:15 | 小沢一郎

いすけ屋の戯言
http://isukeya.iza.ne.jp/blog/entry/2674721/


カレル・V・ウォルフレン(ジャーナリスト)判決後緊急インタビュー    
(日刊ゲンダイ05月02日)
 

「小沢氏は完全復活する」「力あるのは彼だけだからだ」

 民主党小沢一郎元代表に無罪の判決が下った。
著書「誰が小沢一郎を殺すのか?」(角川書店)が話題になったオランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、
小沢裁判を当初から国家による「小沢殺し」であると明言、無罪判決を見立てていた。
ウォルフレン氏に改めて聞いてみた。

 「まともな考え方をされている読者であれば、裁判は初めから何かがおかしかったと気づかれていると思います。
東京地検は小沢裁判を通して、ある種のシグナルを国民に発していたのではないでしょうか。
つまり、検察は『これだけ力があるのだぞ』という嫌らしい権力です。
『こいつは嫌いだ』と思ったら、誰でも検拳できる力を誇示しようとしたのです。
でも、かないませんでした」

 大善文男裁判長は、元秘書による「小沢への虚偽記載の報告と了承」の検察調書を採用せず、検察による作文であると断定した。
日本では起訴された被告の99%が有罪になるが、それは検察と裁判所による“決め打ち”のメンタリティーが作用した結果でもある。
ウォルフレン氏が続ける。

 「検察は小沢氏を有罪にするという目標をまず立てたと思えるのです。
ただ本件では、有罪にするだけの十分な証拠がありませんでした。
日本の多くの主婦は小沢氏の風貌も手伝って、『この男は悪党に違いない』と長年思ってきたはずです。
ところが、だんだんと無罪の可能性を視野に入れ始めていたと思います」

 小沢裁判は日本の司法システムの汚点をこれでもかと露呈した。
検察官や裁判官は、日常的に限られた社会生活を強いられている。
裁判官などは官舎と裁判所を行き来する人がほとんどで、一般的な市民生活とは縁遠い。
古い縦社会の中でしか生きていないから、上司の言いなりとなり、健全な社会常識や判断力が失われる。
もちろん、すべての司法関係者がそうだとは言わないが、そういう傾向にある司法関係者が多かった。

 「元秘書の石川氏を尋問した検察官は、上部からかなりのプレッシャーを受けて調書を仕立て上げたと考えられます」
 

懸念は敗れた検察の新たなトリック

 一方、日本の主要メディアや評論家の多くは、徹底して反小沢の論陣を張ってきた。

 ある政治評論家は
「小沢さんが無罪を勝ち取ったとしても、すでに政治的影響力は色あせ始めています。かつてのような政治力は発揮できないでしょう」
と述べた。
ウォルフレン氏はこの言い分に反論する。

 「その見方の基礎になっている 『ファクトは何ですか』と問いたいです。
往々にして評論家の希望である場合が多いのです。
これは自己実現的期待と呼ばれます。
何の論拠もなく批判コメントを出せば、世間ではそれが真実のように思えてしまう。
まさしく『小沢殺し』以外の何ものでもないのです。
ただ今年に入り、朝日新聞でさえ小沢氏に敬意を払うようになり、変化が生まれていました」

 「小沢氏は政界復帰を果たして、以前と同じ立場に戻る可能性が高いでしょう。
民主党内では半数近くの議員が小沢支持で、改革派をまとめられるのは彼しかいないからです。
本当に政治力のある政治家は彼以外に見当たりません」

 怖いのは、特捜部が敗北による挫折感から、なりふり構わず小沢へのさらなる指弾を開始する可能性があることだ。

 「検察当局は小沢氏が無罪を勝ち取った後、新たなトリックを使って政界から排除する動きに出るかもしれません」

 東京地検と小沢による全面戦争の第1幕は小沢勝利に終わったが、果たして2幕はあるのかどうか。
 (インタビュアー=ジャーナリスト・堀田佳男)


コメントを投稿