ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

無題

2020-01-11 10:37:23 | 理念
誰も自分の人生を、自分の都合のいいように動かすことはできない。
いろいろなことをギリギリのところで都合を付けて生きている。

国だってそうだ。

自分が働きたいから働いているのなら別だが、
自分で自分の店を持って働いているのなら別だが、
70すぎた老人が、人に使われながら汗水たらして働く姿は想像できない。

私は70すぎたら、自分が生きることよりも、どんな死に方をするかを自分で考える社会が健全だと思う。
老人の役割とは、死にゆく姿を見せることだと思う。
その時何を考えて、どういうふうに死んだかを。
国にそんなことまで奪う権利があるのだろうか。

日経「70歳超えても働く 過半数」?

2020-01-11 09:01:40 | 理念
今日の日経新聞には下の昨日の投稿に反するように「70歳超えても働く 過半数」とある。

65歳までならともかく、70歳までとなるときつい。それが70歳を超えてとなると、一体いつまで働かなければならないのだろう。
個人が自分の意志で働くことにとやかく言うつもりはない。
しかしこれは国家の方針を代弁している記事である。こういうのを「ちょうちん記事」という。日経は統計にかこつけてこういうことをやる。日経はいつも耳半分で読んでいる。

国家として国民を70歳まで働かせないと生きていけない社会をつくるということが、はたして正しいことなのだろうか。
少子化だから? 高齢化社会だから? でも本当の問題はそんなところにあるのではない。それは問題の一面にすぎない。

何かが捨象されている。
人が70歳を過ぎても働かなければならない社会で、なぜ格差だけが広がっているのか。
そのことと高齢者労働の問題は切っても切れない関係にある。

国民の貧困化を素通りして、国民を死ぬまで働かせる。そんなことが正しい政府のあり方なのだろうか。
元気で働く老人はいいことだが、元気でなくても働かざるをえない老人がいる。
そのことを隠している。