東京の桜は満開でしたが、相変わらず肌寒く開花がすすまない京都です。
「椿の寺」で有名な浄安寺へ行ってきました。
目的は胡蝶侘介でしたが、本堂に一輪ずつ生けられた45本の花を
ひとつずつ「花の名前、添えられた枝もの、花瓶」の説明をしていただいて
ますます椿の奥の深さに心惹かれました。
3000種あるという椿の種類の中で浄安寺にあるのは248種
2月から4月まで椿展が開けるのもそれゆえですね。
庭で咲いているのもこれだけではありません。
遠くからわざわざ電車で来たということで
咲き始めたばかりの浄安寺椿をそっと教えていただきました。
<追記>
忙しくてまだかたずけられていなかった涅槃図を目の前でじっくり見せていただきました。
江戸時代後半のものだそうですが、絵具がよかったそうで色鮮やか
弟子たちひとりひとりに名前が書かれているのが珍しいそうです。
下方に描かれたたくさんの動物たち、みみずやありまでいましたが
かえるさんはここでも描かれていませんでした。