宝鏡寺で「胡蝶侘助」という名前を知ってから「椿」が気になって
「椿の寺」平岡八幡宮へ行ってみました。
仁和寺、竜安寺等観光客でにぎわう有名寺院を横目でみながら
京都駅からバスで40分
花の天井特別公開初日でも静かな八幡さまです。
拝観料には宮司さんの丁寧なお話と
宮司さん手作りの小梅入り大福茶の接待がついています。
神殿の天井に描かれた44種類の花の絵は
天井に描かれていたために劣化を免れ極彩色のまま残っています。
想像していたよりず~っと上品で植物図鑑のような精密さです。
椿は11月から5月にかけて咲く花なのだそうですが、
気候異常の今年は開花が遅れた梅と一緒に、
桜も椿もに4月にいっせいに見ごろになりそうなのだそうです。
というわけで、数々の名木がある中、いっぱい咲いていたのは
しだれ八重白玉椿の古木だけでした。
「願い事をしたら、白い花の椿が一夜で花開き、願いが成就した」
という故事があるこの花を見られただけでもラッキーでしょうか。
せっかく訪れる方のためにちらほら開いた花を見つけて
賞花鉢に集めて下さっていました。
神殿の入口に珍しい「琴弾き弁財天」が飾られたりっぱな「蛙股」があったのと
神殿裏にもりあおがえるがたまごを産みに来る水場があってうれしかったです。