暑くてたまらなかった今年の夏もどうやら秋へと移っていきそうですね。
7月に始まった「京の夏の旅 文化財特別公開」が30日で終了します。
『京のお屋敷と名庭をたずねて』では、普段は見学できないお宅やお庭に入れます。
蹴上から南禅寺へ向かう小路周辺の公開していないお庭が前から気になっていましたので、
公開と聞いて駆けつけました。
近づくと行列ができていて、同じ考えの方が多かったのかと思ったら
定期観光バスの特別コースになっていて、団体でやってきたところでした。
茶道藪内流の家元が明治末期に作った池泉回遊式庭園ですが、
琵琶湖疎水の水を取り込んで滝を表現し、大日山を借景にした470坪の庭園は
庭園というより茶室の庭(露地)として造られたもので
様々な形の灯籠や自然石を使用した手水鉢がたくさん配され
庭石にも珍しいものが多く、公開されていないのがもったいないお庭です。
なかでも流れの中にある石造りの「三柱鳥居」は
「京都三珍鳥居」のひとつと言われる太秦、蚕ノ社の鳥居を模したものだそうです。
本物を是非見てみたいものです。あとの二つもね。
池の廻りを囲んだいろはもみじが可愛らしく、紅葉の頃にも公開を期待したいですね。
スポンサーつきの今日は、南禅寺と言えば・・・の「湯豆腐」を順正でいただきました。
入口から考えられないほど、内部は広く
よく手入れされたやはり回遊式のお庭がなかなか素敵でした。
もう一軒特別公開を・・・と思って疎水に沿って歩き出したところ
平安神宮の大鳥居に出会って寄り道をしました。
おかげで公開の受付時間が短かった記念館に間に合いませんでした。
が、裏手の路地で祇園饅頭の工場前に並ぶ列を発見。
出来たてのおはぎと栗赤飯を買うことができました。
あとで、調べたらおススメは別のお菓子だったようで、
またでかける楽しみができました。