昨年は通天橋の人ごみに怖気づいて瑠璃光院へ向かいましたっけ。
町なかや嵐山の人出は平日でもバスを満員にしてしまいます。
今年はどこへ行こうかな?と思案していたら
お昼にうかがった松長さんで、若おかみから勧められました。
桜でも有名な山科の毘沙門堂
京都からJRで一駅離れているだけで、観光客も少なく
落ち着いて紅葉を楽しむことができます。
京都御所の旧殿を拝領したという宸殿では
見方によって形を変える狩野派の絵師による動く襖絵や
応挙自筆の杉板の衝立など見どころも説明していただきました。
宸殿入口に置かれていた「むかで札」が気になり縁起をうかがいました。
むかでは虎とならんで毘沙門天のお使いだそうです。
お札を家・事務所・商店などの入り口に貼ると、厄や災難・害虫の侵入を防ぎます。
また、お金のことを「おあし」と呼びますが、むかでは「百の足」と書きますから
家内に金運を呼び込むお札でもあると聞いて、一枚いただいてきてきました。
むかでとは無関係かと思いますが、
宸殿内に大きな信楽焼のカエルさんが鎮座していました。
お座布団もしいていただいて、大事にされている様子です。