春と秋の短い期間だけ公開されるお寺に行ってきました。
ひとつは秋の紅葉の頃にもおじゃました「法然院」
4月の1週間だけ本堂を公開していただけますが、
ご本尊前に並べられた25の生花(春は椿)や山門前の白砂壇の模様
手入れの行きとどいた方丈庭園、三銘椿(五色散り椿・貴椿・花笠椿)が並んだ椿の庭
と見どころいっぱいですが、
何よりストーブを入れて暖かくした休憩室にお茶まで用意して下さり
貫主さまの法話を日に何度か伺えるなど
檀家さんだけでなく一般の観光客をももてなして下さるお心遣いに感謝感激です。
もうひとつは、春と秋1週間づつだけ門が開かれる「霊鑑寺」
天皇陛下もまいられる皇室に近い尼寺です。
表門から奥へずっと広がった庭園には30種以上の様々な椿が植えられています。
寒さが続いた今年は公開に間に合わなかった花が多く残念でした。
雄しべが小さな花弁状になって円形にまとまる天然記念物の「日光椿」も
水鉢の中で見られただけでした。
椿にもたくさん種類があるのですね。
桜の季節になり京都の町がよりにぎやかになっています。
バスを上手に利用できないので、なるべく地下鉄と徒歩で移動するようにしています。
「哲学の道」の桜で満開はこの一本だけだったようでが集中していました。
スズランみたいに丸くまるまった小さな花弁を見て思い出し
帰りに六角堂の「御幸桜」(写真の下半分)を見てきました。
たしか京都で最初に満開になる桜だったような・・・
同じ小さな花の枝垂れでもいろいろ違うのですね。
あちこちで満開になる桜の花、本当にどの花もとってもきれいです。